銀座グリーンプロジェクト
「銀座グリーンプロジェクト」は、様々な企業・団体と取組みを通じて、松屋銀座の屋上を緑化するプロジェクトです。2007年から松屋社員有志により始動した本プロジェクトは、緑を増やすことによる景観の向上や地域交流、環境教育に取組んでいます。
ミツバチの蜜源としての役割
当社は、2006年の春に銀座の屋上で養蜂を始めた「NPO法人 銀座ミツバチプロジェクト」(以下、通称:銀ぱち)に賛同し、2007年からミツバチたちの蜜源の確保に協力してきました。
松屋銀座の食品売場では、銀ぱちで採れた「銀座はちみつ」を使用して松屋銀座限定の商品を開発・販売しています。
詳しくはこちら
-
当社の屋上の花に蜜を吸いにきたミツバチ
-
はちみつが採れる4月~8月末頃は、松屋クルーも採蜜のボランティアに参加しています
-
銀ぱちのはちみつを使用した松屋銀座限定商品の一例
〈ラベイユ〉銀座のはちみつ
-
蜜蝋キャンドル作りの第一人者、安藤竜二氏と協力し、銀ぱちの蜜蝋で作る「蜜蝋キャンドル」のチャリティー販売をクリスマス時期限定で行っています
芋の栽培
当社は、都市の屋上緑化を推進する、銀ぱちの「循環する屋上緑化」に賛同し、松屋銀座の屋上で芋を育てています。収穫した芋は、福岡県の「後藤酒造」で芋焼酎「銀座芋人」として出荷され、松屋銀座を含む銀座の商業施設にて販売しています。また「銀座芋人」の売上の一部は、銀ぱちの様々な活動に役立てられます。芋の収穫が終わるとミツバチのために菜の花を植え、春の蜜源を育てています。
-
5月に苗植え、10月に収穫を行っています。
-
芋焼酎「銀座芋人」
お茶の栽培
2018年より、当社は「日本茶アンバサダー協会」との共同のプロジェクトとして、日本茶との接点を作り衰退する日本の茶業を応援することを目的に「銀座のお茶プロジェクト」を始動し、松屋銀座の屋上で茶樹の栽培、茶摘みのワークショップなどを行ってきました。2022年からは美作市から苗を移植し、新たな取り組みがスタートしました。美作市は室町時代から続く、宇治・狭山と並び称されたお茶の名産地でしたが、現在は人口減少や高齢化によるお茶農家の激減を課題としています。当社と「日本茶アンバサダー協会」は、お茶の栽培を通じて日本茶の素晴らしさを銀座から発信し、美作市をはじめとした地方の課題に寄り添っています。
ミツマタ・コウゾの栽培
当社は、「銀座和紙プロジェクト」に賛同し、和紙の原料となるミツマタ・コウゾを松屋銀座の屋上で栽培しています。屋上で栽培したミツマタ・コウゾを使用した紙漉きで、和紙作りを体験できるイベントを定期的に開催しています。
銀座和紙プロジェクトとは、和紙がユネスコ無形遺産に登録されたものの、原料の多くは海外に頼っている状況を訴え、銀ぱちとオランダ出身の和紙職人 ロギール・アウテンボーガルド氏によって、2012年から始動したプロジェクトです。
-
松屋銀座の屋上で育ったミツマタ・コウゾ
-
松屋銀座の屋上で、5歳~12歳のお子様を対象に行う紙漉き体験は、毎年ご好評をいただいています。
コットンの栽培
当社は、松屋銀座7階のオーガニックコットンを活かしたライフスタイル提案ブランド<プリスティン>が行う、日本の綿自給率1%を目指す「国産綿復活プロジェクト」に賛同し、2021年5月からコットンの栽培を始めました。
また<プリスティン>ご協力のもと、コットンの種まきや、種と綿を分ける綿繰りなど土や種に触れる体験や、暮らしの中にあるコットン製品がどのような工程で出来上がるのかを学ぶワークショップを開催しています。
-
松屋銀座の屋上で育ったコットンボール。
-
お客様と一緒に行った種まき
レモンの栽培
2024年3月より、和歌山県の農園「観音山フルーツガーデン」からレモンの木を譲り受け、新たな蜜源として紙パルプ会館、松屋銀座でレモンの栽培を開始し、オリジナル商品の開発を目指しています。
「観音山フルーツパーラー」とともに銀座エリアから農業を発信することで、お子さまの食育や産学協同の取組みにつなげていくことを目的としています。