カルチャー/リビング・ホビー

からだと心に効くおはなし 第8話

季節の変わり目を健康に過ごすために。からだと心を穏やかに整えるコツを、 様々なひとのお悩みに寄り添い続ける、漢方相談員・河端さんがご紹介します。

今月のワンポイント

肝を癒すのは、酸っぱい食べ物。

肝の状態は爪に現れるので、ぜひご自身でチェックを。爪がきれいなピンク色で凹凸や筋がないときは、血流が良くストレスもない証拠です。爪が弱っている方は、柑橘類や梅干し、お酢などの酸味のあるものを摂って、肝を癒してくださいね。

河端孝幸氏 漢方相談統括アドバイザー兼薬剤師。九州を中心に展開する〈漢方みず堂〉の代表取締役社長。

昨年11月銀座店7階美と健康に〈漢方みず堂薬局〉がオープンいたしました! どうぞお立ち寄りください。
【お問い合わせ】03(6228)6102〈直通〉
春はゆったりと。

春の音楽というと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。コブクロ「桜」、いきものがかり「SAKURA」など、桜にちなんだ歌は多いですよね。さらに春にまつわる曲を挙げると、キャンディーズ「春一番」、松任谷由実「春よ、来い」。唱歌の世界では、瀧廉太郎作曲の「花」、文部省唱歌の「春の小川」あたりでしょうか。クラシックでは、ヴィヴァルディ作曲の「四季」の「春」が真っ先に思い浮かびます。すみません、若い方向けの曲は割愛します。というより、知らないのですが・・。

さて、ここからが漢方のお話。東洋医学において、春と関わりが深いとされる臓腑は「肝」です。肝の不調は、眼や筋肉に現れます。疲れ目や目の充血、筋肉のこわばり、特にこむら返りなどはその典型ですね。春はキャンディーズの歌「春一番」の通り、風が強く吹く季節。強い風に当たることで肝のバランスが崩れ、眼や筋肉のトラブルを引き起こしやすくなるのです。肝は自律神経とも呼応しています。日々の気温差が激しく三寒四温と呼ばれるこの時期は、自律神経の乱れにも注意が必要ですね。

それでは、肝を良い状態に保つには、どうしたらいいのでしょう。

肝が好むのは、気候や気温はもちろん、人間関係なども含めストレスがない状態。ゆったり、まったり、穏やかな心でいるためにも、たまには春の音楽でも聴きながら「まぁ、なんとかなるさ」とリラックスして過ごすのがおすすめですよ。

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