カルチャー/リビング・ホビー

からだと心に効くおはなし 第2話

季節の変わり目を健康に過ごすために。からだと心を穏やかに整えるコツを、 様々なひとのお悩みに寄り添い続ける、漢方相談員・河端さんがご紹介します。

今月のワンポイント

温める食べ物、冷やす食べ物。

東洋医学では、リンゴ、桃、ブドウなど、寒い地域の果物は体を温める性質があるとされています。反対に、体を冷やすと考えられているのが、バナナやスイカなど、暖かい地域の果物。単純ですが、これも理にかなっていると言えますね。

河端孝幸氏 漢方相談統括アドバイザー兼薬剤師。九州を中心に展開する〈漢方みず堂〉の代表取締役社長。
この秋、銀座店7階美と健康に、漢方のお店がOPEN予定!お楽しみに。
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からだと心に効くおはなし 第1話
食欲の秋。実りの秋。

漢方には、万物を「木」「火」「金」「水」「土」の5つに分類する「五行説」という思想があります。「木」が春、「火」が夏、「金」が秋、「水」が冬、「土」は土用を当てはめ、人間の体もそれぞれの季節ごとに、強くなったり弱くなったりする臓器が存在するという考え方です。

この「五行説」に当てはめると、湿気が多い梅雨は胃腸系統が、暑い盛りは心臓機能が弱る時期となります。冷たい物や水分を摂り過ぎてしまい、食欲がなくなるのを体感しますね。熱中症を訴える人も多くなります。

逆に秋は、胃腸系統が強くなり、肺系統が弱くなりやすくなる季節。秋晴れの日が続くと、みるみる湿度が下がり、空気が乾燥します。それと同時に、体の中も乾燥しやすくなるのですが、胃腸系統は、水分が少なくなることで活発化します。これが、秋に食欲が増す理由です。その一方で、この時期の乾燥状態をもっとも嫌うのが、肺。肺が乾燥すると風邪を引きやすくなるので、咳や痰、鼻詰まりや喘息の方、アレルギー体質の方は、注意が必要な時期となります。

いかがでしょうか? 見事に理にかなっていると思いませんか? 古人の知恵。自然から学ぶその知恵は、現代でも十分に通用する、素晴らしいものなのです。秋晴れの日は、どんどん外に出て、気分転換を。自然に触れ、清らかな空気を体いっぱいに吸い込んで、すがすがしい一日を過ごしたいものですね。街では実りのときを迎えた作物がお店に並び、食欲の秋を彩ります。美味しい旬の果物も豊富に揃っていることでしょう。

「天高く馬肥ゆる秋」とも言われるこの季節、くれぐれも食べ過ぎにはご注意くださいね。

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