- Iさん:
- 2025年の銀座店100周年記念の「銀座の男」市では、様々なお客様にフィットする究極のスタンダードを目指して、ブレザーを作りました。セールの催事では欠品しがちな、4番バッター的な定番品をあえて作ろうと。ブレザーを初めて着る方でも抵抗がないように、光りすぎないくすんだボタンを選んだり、軽い着心地かつ、スタイリッシュに見えるように肩パッドを、薄く柔らかくしたり、細かい部分にもこだわりました。
- Tさん:
- これは、とてもご好評をいただきましたよね。
- Iさん:
- 衣料品は、どうしてもサイズ欠品があるので、開催中の消化率は7割いけばいい方なのですが、今回はほぼ完売みたいな感じで。とてもご好評をいただきましたね。
- Sさん:
- 究極のスタンダード、というところが、お客様に響いたのでしょうか。
- Iさん:
- 松屋のお客様は、トレンドよりも本質的な良さを求められる方が多いですが、だからといって、定番アイテムばかりを提案していても新鮮味に欠け、お客様に飽きられてしまう。さりげなくトレンドを取り入れた、距離感で言うと「半歩先」くらいの商品を常に考えていて。
このブレザーは、スーツを着る機会は減っても、会社にジャケットを置いていざというときに着る「置きジャケ」のトレンドが生まれていることにヒントを得てスタートしました。
- Tさん:
- そういう感覚って、前職も含めたアパレル経験で培われたものなんですか?
- Iさん:
- ちゃんと「お客様基準で商品選定しないと売れない」というのは、どこのお店でも共通していましたね。お客様が何を求めていらっしゃるかは、やっぱり接客しないとわからないので、自分の感覚のズレを修正するためにも、お客様と接する時間は大事にしています。
- Sさん:
- 100周年は宣伝媒体の予算もいつもより多くかけて、だいぶ力を入れました。ポスター撮影では、記念すべき100周年ということで、新しいお客様にもアプローチしていきたいと、モデルさんの雰囲気をガラリと変えて。これまではヒゲを生やしたイケオジ系のモデルさんを起用することが多かったのですが、100周年のときは爽やかな若いモデルさんを起用したんですよね。
- Iさん:
- このポスターはとても好評で、「ポスターのブレザー、どこのですか?」と聞いていただくことが本当に多かったです。
- Sさん:
- SNSの広告も同じモデルさんで展開したのですが、見てくださるお客様が飽きないよう、服装によって演出を変えていました。8連ポスター※もそうですが、1枚1枚まったく違った雰囲気を表現できたので、結果的に多くのお客様に反応いただけたのかもしれません。
- Iさん:
- Sさんとは、ホームページに掲載した銀座店100周年記念の特集記事も一緒に作りました。結構、あの記事を見て来ましたって言ってくださるお客様も多かったですね。
- Sさん:
- あの記事は企画から入らせていただいたのですが、100周年特設サイトの運営をお任せした出版社様と打ち合わせをし、「銀座の男」市の魅力をどのようにお客様へお伝えしていくのかというところから、Iさんと一緒に企画を練っていきました。
- Tさん:
- 私は100周年のときは入社して間もない時期だったので、先輩たちの動きを見て、「銀座の男」市という催事がどういうものかを学び、必死に吸収する日々でした。大変でしたが、この時期があったからこそ、2回目、3回目で主体的に動けるようになったと感じています。
- Mさん:
- 私は100周年の年はまだ「銀座の男」市には関わっていなかったのですが、その次の回から継続して関わらせていただいて、経験を重ねるごとに自分が主導となって動けている実感があります。なにより、会場でお客様が喜ばれている姿を見て、自分が準備した催事がお客様に届いていることを肌で感じられたのは、得難い経験でした。
※東京メトロ銀座駅と松屋銀座をつなぐ地下通路に掲出している8枚連続のポスターのこと。