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森さんちに、おじゃましました “北欧” 経由、暮らしを楽しむ「これでいいんだ!」のアイデアvol.35

プロフィール
森 百合子mori yuriko
北欧5ヶ国で取材を重ね、旅や暮らし、デザインの情報を中心に発信。著書に『3日でまわる北欧』(トゥーヴァージンズ)、『北欧おみやげ手帖』(主婦の友社)、『いろはに北欧 わたしに“ちょうどいい”旅の作り方』(ダイヤモンド・ビッグ社)ほか。執筆活動に加えて、NHK Eテレ『趣味どきっ!』、NHK 総合『世界はほしいモノにあふれてる』などメディア出演や講演を通じて北欧の魅力を伝えている。

疲れた時の、北欧ごはん

北欧料理のレシピで、何度も何度も繰り返し作っているのがサーモンスープ。私が初めて自分で作った北欧の家庭料理で、冬に北欧を旅した時の思い出の味なんです。

今回ご紹介するレシピは、もう10年以上前に当時のフィンランド大使に教えていただいたレシピをもとに、さらに手軽に作れるようにしています。材料を切って、ただ煮込むだけ。玉ねぎを炒めるなどの手間もなく、とにかく簡単なレシピながら、おいしいのです。クリーム仕立てで、仕上げにフレッシュなディルを散らすのがポイント。


フィンランドではレストランでも見かける定番の味で、ロヒケイット(ロヒがサーモン、ケイットがスープの意味)と呼ばれます。スウェーデンやノルウェー、アイスランドなど北欧のほかの国でもクリーム仕立てのサーモンスープは親しまれていて、サーモンの他にタラなど白身魚を使ったり、小エビやあさりを入れてもおいしいです。クリーム味+魚介+ディルの組み合わせがいいんですよね。ではレシピをご紹介しましょう。

ロヒケイットの作り方

【材料  約4人分】

・サーモン 約500g (ノルウェーサーモンやハラスなど、脂多めの身がおすすめ)
・玉ねぎ 1/2個
・じゃがいも 中サイズ4~5個
・にんじん 1/2本
・お湯 1リットル
・市販のブイヨン 約5g (野菜または魚のブイヨンがおすすめ。キューブでも顆粒タイプでもOK)
・生クリーム 200ml
・ディル (あればフレッシュなものを。ドライタイプでも大丈夫です)
・塩 適宜

1.玉ねぎは荒くみじん切り、じゃがいもは角切り、にんじんは縦に四つ割りにしてスライス。
2.湯をわかしてブイヨンを入れ、切った野菜類を入れて煮込む。
3.サーモンは熱湯をかけて脂を落とし、皮をとって、ぶつ切りにしておく。
4.野菜に火が通ったらサーモンを入れ、塩少々を入れて味を調整。
5.全体に火が通ったら仕上げに生クリームをまわし入れて、ディルを散らす。



上の写真は、昨年ひさしぶりにフィンランドを旅した時に、まず最初に食べたサーモンスープ。早朝にヘルシンキに到着して、そのまま向かった食市場の魚屋さんでおいしそうなにおいがしたので立ちどまると、お店の人が「作りたてのサーモンスープを食べていってよ!」と声をかけてくれました(市場の中にもイートインスペースがあって、食べることができるのです)。新鮮な魚で作ったブイヨンを使っているのでしょう。うまみたっぷりで、クリーム分は控えめ。長時間のフライトで疲れた胃袋にもやさしい味で、ライ麦の黒いパンとともにおいしくいただきました。


数日後に訪れたミュージアム内のカフェでは、ランチメニューにサーモンスープがありました。ディルのほかに、セルフサービスでひまわりの種などのシード類、そしてライ麦パンで作ったクルトンのトッピングができました。ライ麦パンでクルトンを作っているところが、黒いパンが好きな北欧の人らしいアレンジです。

わが家では、友人を招いてのホームパーティでもたびたび作っているレシピ。やはりディルを散らすのがめずらしいからか「異国っぽい味」と好評です。ディルは北欧料理で頻繁に使われるハーブなので、たっぷり使えるようにと、わが家では庭に植えてしまいました。


先日、年末年始から続いた忙しさに身も心もぐったりときていた時に、ふと思いたって作ってみました。単純な料理は気分転換にもなって、安定のおいしさのおかげで気を持ち直しました。じゃがいもが足りなかったので、代わりにさつまいもを少し足したのですが、甘みが加わってそれもまたよし、でした。


簡単でおいしくて、北欧らしいハーブでちょっとひねりをくわえたスープ。冷え込む夜や疲れた時に、ぜひお試しください。

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