デザインコレクション
その他
美術

デザインコレクション

デザインコレクションとは
デザインコレクションは1955年、日本デザインコミッティーと松屋が立ち上げたセレクトショップの草分け的存在です。2011年8月にリニューアルオープン。店舗内装は深澤直人、照明を面出薫、グラフィックスを佐藤卓が担当しました。デザインコレクションの商品は、すべて日本デザインコミッティーのメンバーの審美眼により選び抜かれたものばかり。商品のデザインをより理解いただきたいため、すべての商品にメンバーによる解説コメントがついています。
またデザイン書棚のコーナーでは、デザイン、アート関連の書籍のほか、ギャラリーとも連動し、展覧会に関連するカタログ、書籍なども販売しております。
日本デザインコミッティーメンバー
2011年8月にリニューアルオープンしたデザインコレクション
佐藤晃一がデザインを担当したイメージポスター
プロフィール
川上元美Motomi KAWAKAMI
デザイナー 1940年兵庫県生まれ。1966年東京藝大大学院美術研究科修士課程修了。1966-69年アンジェロ・マンジャロッティ建築事務所(ミラノ)勤務。1971年カワカミデザインルーム設立、現在に至る。 日常ワークとして、クラフト、プロダクト・デザイン、家具、空間、環境デザインなどの仕事を手掛けている。 東京藝術大学、金沢美術工芸大学、多摩美術大学、神戸芸術工科大学等、客員教授歴任。 公益財団法人日本デザイン振興会会長 【展示会】 「ハイブリット、そして光と翳と」展(ギャラリー間)、「インダストリアル・シンファニー」展(クエストホール)、「マテリアル・メッセージ」展(オゾン・ギャラリー)、「川上元美 • デザイン活動の軌跡1966-2011」展(OZONEパークタワーホール)など。 【著書】 『雅致―川上元美の家具』(六耀社)、『川上元美―人と技術をつなぐデザイン』(アムズ・アーツ・プレス)、『現代デザイン事典』(平凡社 • 共著)など。 主な受賞: 日本インテリア・デザイナー協会協会賞、アメリカ建築家協会(AIA)主催チェア・デザインコンペ1席、毎日デザイン賞、国井喜太郎産業工芸賞、土木学会・田中賞、IF賞、Gマーク金賞等。

日本デザインコミッティーメンバー
深澤直人
プロダクトデザイナー
原 研哉
グラフィックデザイナー
平野敬子
デザイナー
伊藤隆道
造形家
柏木 博
デザイン評論家
川上元美
デザイナー
喜多俊之
プロダクトデザイナー
北川原温
建築家
小泉 誠
家具デザイナー
隈 研吾
建築家
黒川雅之
建築家・プロダクトデザイナー
松本哲夫
建築家・インテリアデザイナー
松永 真
グラフィックデザイナー
面出 薫
照明デザイナー
三谷龍二
木工作家
永井一史
アートディレクター
永井一正
グラフィックデザイナー
内藤 廣
建築家
新見 隆
キュレーター
佐藤 卓
グラフィックデザイナー
柴田文江
プロダクトデザイナー
須藤玲子
テキスタイルデザイナー
鈴木康広
アーティスト
田川欣哉
デザインエンジニア
田中俊行
空間デザイナー
山中俊治
デザインエンジニア
銀座目利き百貨街

きれいに足並みを揃える「製品」然としたものよりも、広い世界から個性的な店主の手でつかみ取ってきた逸品を見たい。評価の定まったものよりも、選者のふるいの目の独自性を尊重し、さらに自分の眼をくぐらせて価値を判定したい。世の中のそんな気分に呼応するように、過去三回に渡って開催された「銀座目利き百貨街」が、ご好評にお応えして再び登場。日本デザインコミッティーの会員が交代で店主となり2年間次々と展開します。「目利き」は真贋を判定するアカデミックな鑑定眼という意ではなく、個性的な仕事をしている店主ひとりひとりの目を活かして、ここでしか出会えない商品を選定している点に由来しています。
日本デザインコミッティー

2020年3月4日(水)-2020年7月6日(月)
この度「銀座目利き百貨街」を開くにあたって、「とっておきの川上文庫」としては、愛書を手放すのがやはり勿体なくて、考えた末に、店終いすることにした。 又増えた本の整理をしていて、TASCEHN社のシリーズ本『1000 CHAIRS』Revised and updated edition版をだぶって所蔵しているのに気がついた。 この本の中に、当デザインコレクションでも扱われている靴べら椅子「StepStep」が掲載されている。 そうだ、定番品のオーク、ブナ、ブラック・ウオールナット材以外の樹種を使ってこれを展示しようと閃いた。 そこで、日進木工株式会社に在庫されている材の中からSTEPSTEPに適する別の樹種を選んで準備した次第である。
STEPSTEP
55,000円から

デザインコレクションについて
1955年、日本で初めてのグッドデザイン運動の場として、デザインコレクションはスタートしました。 ひとつひとつのデザインには思想があり、物語があります。 それらをていねいに辿ってゆくことで、私たちはものに貯えられてきた人間の知恵や伝統文化、さらには暮らしの未来に触れることができるのです。 日本デザインコミッティーは1953年の発足以来、デザインのあらゆる分野からメンバーを集めて活動を続けて来ました。 選定を続けてきたデザインコレクションはその活動の重要な成果のひとつです。 形や素材、その機能やたたずまいにはじまり、暮らしの歴史を通してそれらがどんな役割を果たして来たか、また新たなデザインの成果が、私たちの暮らしや生活環境にどのような喜びや覚醒をもたらせてくれるのか。 私たちはデザインの実践者として、選定品を通して、ものに託された思想と物語をみなさんにお伝えしていきたいと考えています。 デザインコレクションのさらに詳しい活動内容は、日本デザインコミッティーのWEBサイトでご紹介しています。
日本デザインコミッティー
新デザインコレクションの店舗およびギャラリーのデザインコンセプトについて

デザインコレクションは2011年8月にリニューアルオープン。メンバーが携わったデザインのコンセプトをご紹介します。

深澤直人 プロダクトデザイナー
(全体構想を担当)

松屋銀座7階に新しく生まれ変わるデザインコレクションは、「あそこに行けばいいデザインに巡り会える」という人々の期待に応えるものでなければなりません。それは目新しいデザインがあるというよりも、むしろ今まで変わらず愛され続けてきたすばらしいデザインの定番があり、さらに新しく生まれた新鮮で刺激的なデザインもある。その両方を兼ね備えた場であるべきだと考えました。素晴らしいデザインのものが主役となるべき場を目指し、できるだけシンプルにそして落ち着いた空間のデザインを試みました。
お店というよりも閲覧室的な雰囲気と、リビングルーム的イメージを出すために、ディーター・ラムスのデザインしたスチール棚、Vitsoeを展示台として用いました。空間の要素としては、全体を囲む透明なガラス壁と、落ち着いた木質の壁と柱、そしてレジの背面には朽ちたレンガに厚めの塗装を施した壁を用いました。デザインコレクションのお店とデザインギャラリーを繋ぐ場に書棚を置き、人が集まって語り合える広場的空間を設けました。 デザインファンがじっくりとよいデザインを堪能できる落ち着いた場所が銀座の真ん中にある。そんな誰もが真っ先に思い描く老舗を目指します。

佐藤晃一 グラフィックデザイナー
(イメージポスターのデザインを担当)
「GOOD DESIGN」・「いいデザイン」を合言葉に、2種のポスターをデザインしました。数点のラフスケッチを松屋とコミッティーの会合の席で見てもらい、双方の意見を出し合いながら、ほとんどその場でまとめられたイメージです。
私たちデザインコミッティーの活動には、その根底にモダンデザインの思想が流れています。古くて新しいそのモダニズムの普遍的な良さと美しさを、ストレートに表現しました。モダニズムの概念を柔らかく自由にとらえ、あくまでもヒューマンでたのしいものと考えることで、松屋の理念との相乗効果を期待しています。 結果として、いかにもギンザらしいモダンさとレトロ感が出ているかと思います。

佐藤 卓 グラフィックデザイナー
(売場内のグラフィック表記を担当)
新しいデザインコレクションの売り場には、ひとつひとつの製品にデザインコミッティーのメンバーが書いたコメントが付きます。これを読むことで、その製品のデザインについての理解がより深まることでしょう。まさに製品を購入できる生活デザインミュージアムのような場です。デザインギャラリー外側の壁には、今まで開催された全ての展覧会タイトルが表示されています。このタイトルを遡っていくと、デザインコミッティーが半世紀以上に渡ってその時々、どのような事に注目してきたかが分かります。売り場はトークショーの開催や季節ごとの提案など、今までの静的な売り場から今後はもっと動的な売り場に変わっていきます。

面出 薫 照明デザイナー
(売場内の照明計画を担当)
新しく生まれ変わるデザインコレクションの環境が、これから20年ぐらいは陳腐化しないものにしたいと考えました。タイムレスな光環境。それを目指すには奇をてらわずに日常感覚で誰にも受け入れやすい優しい光にすべきです。
先ずは省エネの救世主とでもいうべき新光源LEDを多用しました。そして展示棚が置かれる中央部には、スーパーアンビエント・ライト(超間接照明)を採用しました。これは展示棚上部に設置した照明器具から天井に向けて光を照射し、白い天井を反射する拡散光で棚下にも影の出にくい光環境を期待したものです。普通の天井からのダウンライトやスポットライトでは、展示棚によって光が蹴られ不必要な陰影が棚下の商品展示を困らせます。通常ではそれを防ぐために棚下照明を入れたりスポットライトを追加したりするのですが、それらの小細工を辞めて屋外の天空光のような自然な光を作ったのです。光の色も暖か過ぎず冷た過ぎない中間的な色温度を狙いました。

シェアする

展覧会やギャラリーの情報はこちらをチェック。松屋銀座の多彩な“観る”体験をお届けします。