婦人雑貨のプロ・原田さんに教わりましょう! 「いいもの」と長く過ごすためのトリセツ vol.004
“夏は帽子をかぶったほうがいい”という印象をお持ちかもしれませんが、実は“帽子をかぶるのに適切な気温”というものがあるのです!そんな意外と知らない帽子のアレコレについて、婦人雑貨担当の原田さんに伺いました。
原田さん
婦人雑貨の営業・商品担当課長。
婦人雑貨のバイヤーも長く務めた婦人雑貨のプロ。
「帽子かぶるベストシーズンは、気温が15〜25℃の頃だと言われています。ちなみに、30℃を越えるような真夏日や猛暑日の日よけは、日傘が適任。うまく使い分けるといいですね」(原田さん、以下同)
また帽子には“ファッションを楽しむための小物”としての側面もあり、コーディネートのアクセントとして取り入れる人も多いはず。ただ、取り入れたくても“手を出しにくい”と感じてしまう人もいるようです。
「西洋生まれの帽子を骨格や顔型の違う日本人が使いこなすには、とにかくたくさん試すことが大切です。似合うデザインのポイントをご自身でつかむためにも、試着は欠かせません」
帽子のデザインは、本当に多種多様!代表的なものならハット、キャップ、ニット帽…などがありますが、たとえばハットなら中折れ帽、クロッシェ…とさらに細分化されています。
「松屋銀座の帽子コーナーには、ベーシックからトレンドまで様々なデザインがそろいます。帽子選びに迷ったら、ぜひスタッフにお声がけください」
さてここからは、これからの季節におすすめの帽子をご紹介します。
ひとつめは、取り入れやすさで人気のバスケットハットです。
バスケットハット 11,000円
「バケツをひっくり返したような台形のシルエットに、短いブリム(つば)が下向きに付いたデザインです。行楽シーズンのファッションはもちろん、ノーメイクで出かけたい日の“顔を隠す小物”としても、キャップ同様人気があります」
続いては、リネン素材のベレー帽。
ベレー帽 11,000円
「ブリムのない、丸く平らな帽子です。ソフトな素材でつくられることが多く、優しい印象をもたらすのも特徴ですね。ベレー帽初心者の方は、表面にデザインのあるものを選ぶとしっくりきやすいですよ」
ラストは、デザイン違いのストローハットです。
麦女優帽 19,800円
「季節感を思いきり楽しめるストロー素材は、涼しげで清潔感たっぷり。取り入れやすいバスケットタイプで前側のブリムが長くなったデザインは、顔まわりを広くカバーできるところがメリットです」
日本ではカンカン帽というネーミングで親しまれる、キャノチェも要チェック。
定番のカンカン帽 18,700円
「大正〜昭和にかけて流行したこのデザインは、夏のおしゃれ小物として今も健在。頭の斜め後方からのせたら、少しお顔を広く見せるように後ろへ倒してかぶると明るく、可愛らしいイメージになりますよ」
お気に入りのデザインを見つけたら、気になるのはサイズ選びです。
「帽子は靴のようにサイズが細かく分かれていません。もし迷ったら、大きい方を選んでアジャスターを活用しましょう。帽子の内側にあしらわれていることが多いので、試着の際にチェックしてみてください」
風などで“飛ばされるかも…”と気になる方は、あご下に引っ掛ける別売りのホルダーもあるのでお問い合わせください。
帽子上手な人は“似合うコツ”をつかんでいる人。それはつまり、“自分魅力の引き出し方”を知っているということです。帽子をきっかけに、自分上手になる。大人の帽子選びは見た目だけとどまらない、より奥深いことかもしれません。
3階 婦人雑貨
※表示価格は全て税込です。