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ファッションライターLulu.の「美しいは嬉しい」vol.2

ファッションって知的好奇心を満たし喜びをもたらしてくれるんです。内面のいちばん外側がファッション。 (本記事でご紹介する私物のアイテムは、松屋でお取り扱いのないものもあります。)
プロフィール
Lulu.
2010年~2021まで11年間、VOGUE JAPAN でブログを執筆。馬と博物学的世界、ムー的世界を愛し、不思議を視たい!と旅に出て、「好き」と「感動」を掻き集める。高校時代に障害飛越にのめり込み、今はたまーに外乗を楽しむ50代。現在はnoteで発信。

春は「茶 x 水色」

こんにちは。 春の香りが漂ってくると明るい色を身につけたくなりますよね。 スプリングコートなどでパッと鮮やかな色を取り入れるのも素敵。でも普段手に取らない色を面積の大きいものでトライするのは難しかったりします。 そんな時はアクセサリーの出番。小さなものだと自分にとっての新しい色も冒険しやすいかと思います。 私が特に好きなのが茶色と水色の合わせ。 まだまだ肌寒い日が続くこの季節、冬の延長のダークな色、茶系のコートやニットと水色を組み合わせます。 ここのところ翡翠なんです。ぐいぐいと石に引っ張られるように翡翠リングに辿り着きました。 翡翠というと深い緑のイメージがありますが、「アイス、緑、ラベンダー、黄、黒」という色が主にあるそうです。茶は原石の表皮部分で黄色系翡翠の派生色。鉄分が色の由来。青はラベンダーの派生色でチタンが色の由来。


これは、中国神話の瑞獣である「貔貅(ヒキュウ)」が彫られている翡翠リング。

手元はいちばん自分の目に留まるところ。だからとにかく自分が嬉しいんですよね。お財布を出す時、パソコンを打つ時、ハンドルを握る時。好きな色が目に入る度にワクワクします。


龍の眼がスモーキーな水色に見えて「綺麗!」と思った中井権次の見事な彫刻。このイメージが翡翠の水色を呼んでくれた気がしています。


スモーキーな水色で思い出すのがバンコクで出会ったイス。これ欲しかったなー


面積の大きい鮮やか色のコートは難しい、と言いましたが…スモーキーなら取り入れやすいかな。


ハンサムなシャンブレーシャツの水色は洗い晒してクタクタになった感が好き。


私の「茶 x 水色」好きはここから始まったと感じています。空と岩。 醒めるような青から柔らかな水色へのグラデーションの美しさはずっと見ていられる。


20年以上前にネイティブアメリカンの居留地で購入したフェティッシュネックレス。水色ターコイズ x 茶色ビーズの色合い、つい話しかけてしまう動物たちの愛らしさは、私の中でいつまでも色褪せません。


リングでもバングルでもなんでも。小さな「好きな色」を差し色にして春を楽しみたいですね。

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