その他
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森さんちに、おじゃましました “北欧” 経由、暮らしを楽しむ「これでいいんだ!」のアイデアvol.22

プロフィール
森 百合子mori yuriko
北欧5ヶ国で取材を重ね、旅や暮らし、デザインの情報を中心に発信。著書に『3日でまわる北欧』(トゥーヴァージンズ)、『北欧おみやげ手帖』(主婦の友社)、『いろはに北欧 わたしに“ちょうどいい”旅の作り方』(ダイヤモンド・ビッグ社)ほか。執筆活動に加えて、NHK Eテレ『趣味どきっ!』、NHK 総合『世界はほしいモノにあふれてる』などメディア出演や講演を通じて北欧の魅力を伝えている。

休みの後の、やる気スイッチ

休みの終わりや、さあ仕事をするぞ!という時に、皆さんはどのようにやる気スイッチを入れていますか?私の場合は、歩くとか自転車に乗るとか、洗濯をするとか。それから花を活けるのも気軽にリフレッシュできていいのですが、この夏は暑さにやられて、どれもままならず。お気に入りの花屋さんまでちょっと散歩ついでに……ができず、家のなかの潤いも減っておりました。


近所の花屋さんで少しだけ手に入れたルピナス(他にいいなと思う花がどれも高かったので!)を、普段あまり出番のなかった小さな花瓶にいけてみたら、いい感じではないですか。そういえば、このローテーブルには猫たちが乗ってこないよねと、ずっと棚にしまいこんでいたガラスの鳥も一緒に飾ってみました。3度めのフィンランドで手に入れた、憧れのオイバ・トイッカのガラスの鳥です。花の色や花瓶の色と合って、小さなコーディネートながら可愛く収まって、バテ気味だった気持ちもちょっと元気に。部屋にも潤いが。飾るまでは「せっかくの生花なのに、これだけしか買えなくて残念……」なんて思っていたんですけれどね。


小さな場所でも、ちょっとでも手を入れると気分転換によいなあ、と食卓も整理整頓。以前は食卓に塩コショウなどあれこれ置いていたのですが、少し間引いてすっきりさせました。魚柄の器に立てているティースプーンやバターナイフも整理して、短めのスプーンや木の柄のバターナイフだけに。わずかな違いなんですけれど、なんだか気分すっきり。朝、食卓を目にしても気分がいい。


やる気が出ない時にはスモールステップから、小さな達成感を得るのが大切、とはよく言いますが、家のなかでこうして小さな整理整頓や組み合わせを楽しむのも気分があがっていいなあと実感した夏の終わりです。調子にのってレコード棚のまわりも手を入れてみました。同じく猫の攻撃を避けるべく棚の中にしまわれていたリサ・ラーソンの猫をおそるおそるランプの影に設置してみました。最近、ここの棚も狙われなくなっているし……と。



小さな一歩といえば、この夏は服装もだいぶ適当になっていたのですが、外出時にピアスをつけるのだけはかかさずしていました。普段ネックレスやリングなどのアクセサリーはほぼつけないのですが、ピアスだけは大好き。いろいろ手抜きになってもピアスを選ぶのだけは億劫にならず、私にとって出かける際にスイッチを入れてくれる小さな儀式のようになっています。自分にスイッチを入れてくれる小さな何か、もっと気づいておきたいですね。


vol.21「理想の夏を過ごしたい」はこちら

小さな一歩のお手伝い

6階アクセルジャパン
デスク周りをさっと掃き掃除してみたり、タオルを新調してみたり。そんなこともやる気スイッチを入れるための第一歩になるかもしれません。
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