富士吉田のものづくりコミュニティーに魅せられて。
蓑輪:昨夏以降、織物の街・富士吉田に来させていただく機会が何度かあって。この地域のものづくりについて勉強し、様々な取り組みを拝見する中で、富士吉田の皆さんは機屋さん同士のつながりが深く、そこを起点にいくつもの魅力的なイベントを開催しながら、コミュニティーが広がりを見せていることを知り、とても親近感が湧いたんですよね。
「銀座・暮らしの商店街」もまさに、人と人とのつながりやコミュニティーの広がりみたいなものをテーマにしている催事なので、自分たちが大事にしていることと、富士吉田の皆さんが大事にしていることって、近いものがあるんじゃないかなと感じて。共感できる部分がたくさんあったというのが、今回お声がけをさせていただいた大きな理由でした。
また、地域内のコミュニティーを超えて、ジャンルの異なるアーティストや、時には学生さんともコラボをされたり、内向きじゃなく、外に向かってエネルギー溢れる取り組みをされているのもすごく印象的で。織物の産地としての歴史、確かな技術、製品があり、その素晴らしさをお客様にお届けしたいというのはもちろんですが、その上で、今日はそういったコミュニティーとしての広がりや、新たな取り組みの部分についても、色々伺えたらと思います!
富士山信仰と織物の街、富士吉田。
蓑輪:はじめに富士吉田の特徴について、お聞かせいただけますか?
新司さん:まずは、富士山の麓の街ということで、「富士山信仰」に関連する文化が形成された街であることかなと。
蓑輪:「富士山信仰」?
新司さん:この街には昔から、江戸などからはるばるやってきた人が、御師(おし)という施設に宿泊し、富士山の登竜門・北口本宮富士浅間神社で身を清めてから、富士山に入山する、という文化があって。そういうものを間近で見てきたので、「富士山信仰」っていうのはとても身近なんですよね。例えば、その昔、幼少期に南米パラグアイに移民として移り住んだ日本人のおばあちゃんが、新天地で厳しい生活を強いられる中、その土地で富士山のような山と出合い、それを心の中で富士山と思い、「富士山が見守ってくれているんだからがんばらなきゃ」と奮起してパラグアイの地にしっかりと根付いていったという話があって。それを聞いた時、あ、富士山ってそういう力があるんだ、って感じたんですよね。ただ美しいだけじゃなくて、日本人として富士山に励まされている、みたいな。そういうことが信仰という文化として残っているのが、この街の一つの特徴かなって。
蓑輪:僕も初めてこちらに来た時に、まず富士山に圧倒されました。
貴子さん:迫力が、すごいですよね。
蓑輪:そう、なんかパワーを感じるというか。普通の山じゃない感があるなって。だからそういう信仰みたいなものがあったのも頷けるというか。
渡邊さん:僕もこの土地で生まれ育ったので、富士山は当たり前のようにあって。小さい頃は特に意識はしていませんでしたが、年を重ねるごとにいいなって思うようになりました。ものづくりで行き詰まったりした時に、ぼーっと富士山を見たりして。何がいいのかなって考えると、富士山って連峰ではなくて、独立峰としてただ一つそこに存在しているんですよね。だから、自分と対峙することができる。そういうことが信仰にもつながっているんじゃないのかなと。
蓑輪:なるほど・・・!
新司さん:あとは、この地域のもう一つの特徴としては、「郡内織」という呼称が示すように、織物産地内に形成された街であるということです。郡内というのは、富士山の北面に広がる地域の呼称で、戦国時代からそう呼ばれています。
渡邊さん:この小さな街の中に、染色や、整経、機屋、整理加工などの織物の各工程の工房が揃っていて、仕事が地域内で完結できることが多いのも特徴ですね。
新司さん:そうだね。
渡邊さん:織物は糸を撚るところから始まって、本当に様々な工程があるんですけど、それがすべてこの街でまかなえるんですよ。生地を作ろうと思ったときに、一つの地域内で全行程を完結できるというのはやりやすいし、織物の産地として残っていく上で、とても重要なことだなと。
富士吉田での、ものづくり。
蓑輪:富士吉田で、みなさんはどのようにものづくりをされているんでしょう?
新司さん:「TENJIN-FACTORY」では現在、自然素材にこだわったものづくりを心がけています。人の健康的な暮らしと生活環境の持続性を考えた時に、自然素材の持つ性質や機能が本当に素晴らしいと気付いたんですよね。さらに、そのような自然素材の供給源である動植物を生み出す自然というものの正体は、創造力ではないかと思って。富士吉田という街には、富士山があり、綺麗な水があり、美しい森や林があるという点で、自然という創造力に溢れた土地だと言えるんじゃないかなと。僕たちは、ここに住み、暮らすことで知らないうちに自然の創造力に影響を受けて、それがものづくりに活かされていると感じています。
蓑輪:織物の世界にはどのようにして入られたんですか?
新司さん:祖父の代から続く機屋の長男として生まれて。子供の頃は家業を継ぐかどうかあまり意識していなかったんですが、大学に入り、いよいよ就職活動だという時に、自分は海外につながる仕事がしたかったので、家業の商品を海外に売る仕事も面白いのかな、ということで父親の会社に入ったんですね。でも実際に入社してみると、商売は日本国内の決まった流通の中で成立するという状況で。でもいずれは自分の好きなことをやりたいという気持ちはあったので、とりあえず仕事を覚えようと、ネクタイのテキスタイル作りから始めました。その後、洋服用の生地、マフラーやストールなど、多種多様なテキスタイル作りに携わる中でリネンと出合い、それまでに培った知識や技術を存分に活かしてリネン織物やリネン製品を作るファクトリーブランドを立ち上げて、今に至ります。様々な織物作りに没頭してきた35年でしたね。
蓑輪:奥様の貴子さんも、一緒に活動されているんですよね?
貴子さん:はい。家族で営んでいる小さなファクトリーなので、一人ひとりが協力して作業をしています。例えば柿渋染めエプロンの場合は、主に手染めと風合いの調整を担当しています。スタッフが仕立てたエプロンをいい色になるまで、染めては干し、染めては干しをくり返します。そして、染めた後の生地はとても硬いので、風合いを良くする作業にも携わっています。ほかには布が製品になった後の使い心地を想像してアイデアを出したり、国内外でポップアップや展示をする際は、商品の説明はもちろん、商品に込められた思いをお客様にお伝えしています。
蓑輪:そうだったんですね。
貴子さん:商品を店頭にただ置いておくだけではなくて、ものづくりやそれに携わる人たちの心の部分やご縁などのつながりを大事にしている「暮らしの商店街」にお声かけいただいたのがありがたくて。そのような場でお買い物をするお客様にとっては、商品の背景にあるストーリーやそこに込められた気持ちを知ることで、その商品がすごくキラキラすると思うんですよね。力をもらい、自信を持てるようになるというか。なので、つくり手と売り手が一緒になってものに温度みたいなものを加える場として今回の催事は大変楽しみです。
蓑輪:こちらこそありがとうございます。やっぱり、つくり手、お店、百貨店、お客様の思いがつながるっていうのが、「暮らしの商店街」のテーマの一つなので、今年は富士吉田の皆さんにもご参加いただいて、さらに良い催事にしていけたらと思っています!
貴子さん:竜康さんも、こだわりのものづくりをされていて。
渡邊さん:大学で建築を勉強して、卒業後、2年間建築事務所で働いた後、家業の織物の世界に入りました。僕も長男だったので、実家の仕事も気になっていたこともあって。以来20年間、建築の勉強も続けつつ、テキスタイル作りをずっと。あとは大学在学中から写真も続けています。5〜6年くらい前に、自分のオリジナルのブランド「Watanabe Textile」を立ち上げて、そこから少しづつ製品も作り始めて。
蓑輪:機屋さんであり、建築家、フォトグラファー・・・。お一人ですべてできてしまうのはすごいですよね。
渡邊さん:今着ているものも、全部自分が織った生地でできています。
蓑輪:建築や写真とテキスタイルって、近いものがあるんですか?
渡邊さん:建築も洋服も素材の組み合わせでできているし、最終的には人間が使うものだから、目標とするところは全く同じです。建築も写真も全部テキスタイルに活きていると思います。で、それぞれになんとなく自分っぽさが出るというか、共通している感じはありますね。
新司さん:彼はニュータイプですよ、本当に。織物工場の人はね、織物以外のことには興味がない、みたいな感じの人が多いので。でもこれからの産地は、こういう人たちが増えないと生き残れないのかも知れないですよね。
富士吉田の機屋が集結!「ヤマナシハタオリトラベル」。
蓑輪:お二方は、もともとお付き合いがあったんですか?
渡邊さん:「ヤマナシハタオリトラベル」が大きなきっかけですよね。
新司さん:織物がどんどん売れなくなっていく中、自ら作る生地で理想とするプロダクトを作るようになった織物作りが本業の企業12社で、12年前に「ヤマナシハタオリトラベル」というグループを立ち上げたんです。共同で催事に出店したり、合同でスペースを借りて販売したりすることを目的に。みんなものを作ることは得意だけど、売ることが苦手というか、ものを販売する術を持っていないという状況だったんですが、グループで色んな商品を集めれば、一つのセレクトショップ的な商品揃えになるので、「トラベル」する感覚で、山梨県から色んなところへ出て販売しよう。そしてゆくゆくは、県外の人たちに、富士吉田にも来てもらおう、と・・・。
渡邊さん:発足当時から、新司さんが代表を務めています。
新司さん:普段は消費者とは全く接点のない職人たちが自ら店頭に立ち、自分の商品を説明することで、ものづくりの背景を知ってもらおうということで立ち上げました。今では、富士吉田に旗艦店もでき、織物産地のゲートウェイ的な役割を担っています。
蓑輪:素晴らしい取り組みですよね。
新司さん:竜康くんとはそれ以前から顔見知りではあったんですが、このグループで活動するようになってから、つながりが深まっていったっていう感じですね。
織物イベントで広がる、富士吉田のものづくりコミュニティー。
蓑輪:この活動が、やがて富士吉田の名物イベント「ハタオリマチフェスティバル」や「フジテキスタイルウィーク」に・・・?
新司さん:そうですね。自分たちのファクトリーブランドを広めようと、地道に活動を続けていったところ、それが行政に目新しいものとして映ったようで。
貴子さん:やはり地場産業だから、行政の想いもあるんですよね。だから県や市の職員の方々が手伝ってくれたりとか、地域のみなさんに育ててもらえるようになって。
新司さん:そう、産地のPR事業の手助けは毎年手厚くしてくれていて。東京などの県外をはじめ、富士吉田市の支援のもとフランスでPRしたり、県の支援のもとオランダでPRしたり。あと台湾でも。
蓑輪:行政の力を借りつつ!
新司さん:で、この街の伝統産業である織物に関連するイベントとして2016年に始まった「ハタフェス(ハタオリマチフェスティバル)」にメインプレーヤーとして参画しないか、という話になり、また2021年に始まった「フジテキスタイルウィーク」にも色々と協力させてもらうようになっていって。それらをきっかけに「この街で面白いことやってる」という風に認識されるようになり、徐々に産地に来て、工場を訪れる方も多くなっていって。
蓑輪:「フジテキスタイルウィーク」では、デザイナーやアーティストの方と展示したりするじゃないですか。織物の街・富士吉田に別のジャンルの方々が入ることによって、新しい表現が生まれたりもしそうですね。
新司さん:日本の伝統文化を教えてもらって、それを織物に活かしたり。例えば今うちで染料として使っている柿渋も、アーティストの方から「柿渋ってすごいきれいな色が出るよね」っていう話を聞いて、じゃあ、テキスタイルにも取り入れてみようか、ってなって。そういう刺激は受けましたね。
渡邊さん:「ハタフェス」や「フジテキスタイルウィーク」は、県外から移住してきた方たちが中心となって、行政と一緒に運営していたりするんですよね。「ハタフェス」は、まさに織物のことのもすごく大事にしてくれている移住者の皆さんによって、街と一緒に産業も盛り上げよう、ということで立ち上げられて。彼らは地元の人以上に富士吉田の良さを知ってくれているというか、この街のいいところを発見し、どんどん外にアピールしてくれているんです。僕ら機屋もそういう方たちに声をかけられると、やっぱりモチベーションも上がるし。
蓑輪:そうだったんですね。
渡邊さん:だから富士吉田は、今、街が新陳代謝しているなって。移住してきてくれた方が、どんどん街をかきまわしてくれていると感じています。
蓑輪:街が、新陳代謝・・・!
渡邊さん:そのほかにも、東京造形大学とのコラボ事業「フジヤマテキスタイルプロジェクト」というのも行っていて。有志の機屋が集まり、行動をともにする機会が多いので、同業他社でありつつ、悩みを共有するなどともに切磋琢磨しながら成長しています。
織物で、富士吉田をもっと楽しい街に!
新司さん:数年前に官民が一体となって「ハタ印」というコミュニティーも立ち上げました。織物企業のみならず関連産業である撚糸や染色などの業者も加わっている広域なグループです。産地活性化という大きなテーマで話し合いをしたり、SNSを通じて産地情報や個別企業の情報発信をしています。
蓑輪:毎月第3土曜日には、地域全体で工場見学を開催しているんですよね?
貴子さん:「オープンファクトリー」ですね。
新司さん:富士山を目的に観光に来た方が、天候に恵まれず、念願の富士山が見えなかった・・・といった話を宿泊施設の方から聞いたことがあって。そこから、そんな時に織物工場を見学できたり、ワークショップができたりしたらいいね、っていう話になって。じゃあ第3土曜日だけ、みんなでそういう取り組みをしてみようか、ということで始まりました。
蓑輪:どんな方が来られるんですか?
新司さん:第3土曜日以外にも個々にはけっこう見学者を受け入れていることもあって、本当に色んな方がたくさんいらっしゃいますね。台湾の方や、フランスの方など外国人の方も多いです。僕が家業を継いだ時の「海外とつながりたい」っていう夢にも、ここ数年で、少しずつ近づきつつあるかなと。
渡邊さん:工場を訪れてくれた方たちとのコミュニケーションを通じて、こちらもさらに新鮮な気持ちになれて。
新司さん:そういう取り組みがもっと認知されていけば、「せっかく富士山に来たけど何も見られなかった」ということがあったとしても、「でも織物工場を見学できて楽しかった」と思える経験をしてもらえることにつながるんじゃないかな、そうなっていったらいいなって。だから観光関係者ともさらに連携を図り、その辺りも今後みんなでどんどんやっていけたらいいかなと思っています。
蓑輪:本当に色々と勉強になります。「暮らしの商店街」もまだ5回目なので、年齢としては「ハタフェス」とかとも近いんですよね。なので今後もっともっと発展させていきたいなと思った時に、富士吉田の皆さんの取り組みは、とてもヒントになるというか。誰かと誰かのハブになるようなことが、百貨店の一つの価値なのかなとも思うので、僕たちが色んな橋渡しをしたりしながら、この場所で何か新しいものが生まれるようなことがあるといいな、と。そこに向かっての努力は続けていきたいなと思っています。
織物文化の伝統、今、未来。
蓑輪:皆さんは家業である織物の伝統を継承しつつ、新たな扉を開いていますよね。その辺りについてはどうお考えですか?今後の展望についてもお聞かせください。
新司さん:伝統とかそういうことをあまり意識はしてないです。必ず残さなきゃ、という使命感もなくて。
蓑輪:そうなんですね。
新司さん:伝統の中で培われた織物の作り方を学び、それをベースに、自分が今、生きてる中でどういう織物が作れるかを追究し続けていくというか。今後も精進と研鑽を積んで、さらに良いテキスタイルを作っていきたいと思います。
渡邊さん:僕も伝統を継がなきゃっていう意識はあまりないですね。何かを残さなきゃというよりかは、今を大事にすることかなと思っています。もう、今が、未来っていうか。今を一生懸命生きることが、特にものづくりの場合は未来につながっていくんじゃないかと。
蓑輪:なるほど。
渡邊さん:もともと自分の中から何かを生み出すのが好きで、その気持ちを持って写真、建築とともに織物も作っているというのが一番にあるので。今自分が手掛けているテキスタイルも、もともと家業の中で作っていたものとは全く違うものですし。自分の根幹とつながったものづくりをすることが、僕にとってはすごく大事で。それはテキスタイル、写真、建築のすべてにおいて言えることで、その部分を大切に続けていきたいっていう。
蓑輪:渡邊さんの根源とは?
渡邊さん:僕は自然の中にいることが好きなんですが、例えば、湖のさざなみや葉っぱの形をそのままデザインとして“表現”するのではなくて、自分の中から出てきたものが結果として、自分が自然の中に身を置いた時に感じる心地よさだったり、美しい風景や自然物が有する気配や佇まいと同じになっていればいいなと。そのためにも、普段から美しいものを見て、そういった感覚を自分の中の無意識の部分に溜め込んでいる感じはありますね。自然は何にも語らないけど、ただそこにいてくれるから、ずっと、何度でも対峙できる。湖もそこにある。空もある。星もある。みたいな。そういうものと、自分が作るものも結果的に同じだったらいいなっていう思いが、根源にあるんですよね。
蓑輪:そうだったんですね。
渡邊さん:色や風合いを決める時も、無意識のうちにその感覚と照らし合わせているというか。そういうものって人間の心の拠り所になるし、理屈ではなくて、人間の感情の奥深くに感覚的に訴えかけてくるもので、普遍的な感覚だと思うし、国境も越えられるんじゃないかなと。なので、テキスタイルも、写真も、建築も、自分の根源を大事に、これからもそこを目標に進んでいきたいと思っています。
「暮らしの商店街」富士吉田コミュニティーのここに注目!
蓑輪:最後に、「暮らしの商店街」での富士吉田コミュニティーの注目ポイントがあれば教えてください。
新司さん:ものを通じて、できれば商品を実際に買い、使っていただいたその先に、「富士吉田に行ってみたい」と、皆さんに思ってもらえたらいいなと思います。
渡邊さん:今回出店する7店は、作ってるものはバラバラなんですけども、それがうまく響きあって一つの活力ある産地に見えたらいいなと。そしてやっぱり今回知ってくださった方に、富士吉田にも行ってみたいと思ってもらえる、そんな流れができたら嬉しいです。
貴子さん:私は東京からこの土地に来て、初めて布作りの工程を見たとき、こんなに古い機械を使って、こんなに時間をかけて、色んな人の手を使って、布って織られているんだ・・・っていうのが本当にびっくりでした。さらにその布を織る前の段階では、糸屋さん、整経屋さん、染色屋さんなど多くの方々がそれを支えてくださっている。なのでそういった、一つの布製品ができるまでのストーリーみたいなものも含めて、お客様に知っていただけたらと思います。
蓑輪:僕は「暮らしの商店街」にお越しいただいたお客様にはまず、ものづくりの確かな歴史のある富士吉田で作られている織物製品そのものを楽しんでいただけたらと思っています。本当にいいものをお届けできる自信がありますので、7店それぞれのバリエーションの中から、ぜひピンとくるものを探してみていただけたらと。で、それをきっかけに、富士吉田の地域の温かさや力強さみたいなものに触れ、興味を持ってくださった方には、実際に富士吉田まで足を運んでいただくなど、「暮らしの商店街」が次の行動にステップアップされるきっかけになれたら、とても嬉しいです!
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