松セン5まっちーの「“ママのお受験スタイル”って何が正解か分からない!」を プロに解決してもらいました!!
“傍らで支える母”に必要なのは?
明確に設定している学校は少ないそうですが、お受験時のファッションには厳格といっても大げさではないほどの決まりごとがあるようです。そんなお受験時のアレコレが、まっちーも気になるようです。

松屋銀座6階にお引越しした婦人フォーマルウェアコーナー『東京ソワール』。こちらに在籍する“お受験のプロ”を探しにやってきました!
新しい婦人フォーマルウェアコーナーは、美味しいコーヒーとスイーツで人気の『CAFÉ CHIANTI(カフェ キャンティ)』のお隣です。
メニューにはパスタやサンドイッチもあり、ショッピングの合間を過ごすのにぴったりのスポット。
さて、まっちーがこっそり(堂々と?)声をかけると、スタッフの山中和子さんが対応してくれました。

そう、この方があの“お受験のプロ”の異名をもつアドバイザー!1969年創業の『東京ソワール』は、日本で初めて婦人ブラックフォーマルを開発した企業。お受験シーンはもちろん、「フォーマルシーンを安心しておまかせできる」と多くの方の信頼を集めています。
さっそくまっちーは山中さんに「何を着たらいいですか!?イチから教えて下さい!」と懇願。
「弊社の洋服は、着用している間中“悩みごとがない”ようにつくられています。まっちーさんは、袖を通すだけでいいですからね」と、山中さんから優しくアドバイスを受けて目をうるませるまっちー。さっそく、お受験シーンに“選んで正解!”のスタイルを2つ、まっちーが試着しつつご紹介します。
〈東京ソワール〉アンサンブル91,300円、バッグ35,200円、〈ミハマ〉パンプス24,200円(3階婦人靴)
ひとつめは王道のショールカラージャケット✕ワンピースのセットアップです。
「お母様用のお受験服は、濃紺のみ。誰でも美しく見え、きちんと感が伝わるという意味合いで、制服だと思ってください」(山中さん)
「たしかに、着ただけで一気に気持ちまで整ったような…。この丸襟も、どんな凝ったメイクよりも品が上がるような…」とまっちーはブツブツ。
こういった細かいディテールのほか、どんな体型の方もシルエット美人になるよう、はぎやタックにこだわっているそう。ジャケットを脱いだ雰囲気も見てみましょう。
様々な季節に対応するよう、ワンピースは半袖のデザイン。できるだけ肌の露出を抑えている点も好印象のポイントです。「パールくらいならアクセサリーをつけてもいいんですか?」と質問するまっちーに、「お母様はお子様を支える脇役。基本はノーアクセです」と山中さん。
「パールならいいのかと思ってました…」(まっちー)。
足もとには、高すぎず、低すぎない5cmヒールのパンプス。
「立ち姿はもちろん、ご挨拶の際のシルエットも美しくいられるよう洋服から小物まですべてに理由があるんですよ。このヒールは、美しさと歩きやすさを両立するベストな高さです」(山中さん)。
ふたつめは、シンプル派に人気のノーカラージャケット✕ワンピースのセットアップ。
〈東京ソワール〉アンサンブル91,300円、バッグ35,200円、トートバッグ22,000円、〈ミハマ〉パンプス24,200円(3階婦人靴)
こちらは、なんとご自宅で洗濯が可能。「洗濯ができる仕様は、意外と難しいんですよ。芯地やパッドなど、洋服の内側の資材の多くを替えなくてはいけませんから。しかも、弊社の商品開発の基準はとっても厳しいです」(山中さん)。
オリジナルの洗濯ネットの販売もあると聞き、「“お受験服”を扱う企業ってすごい!」とリスペクトが止まらないまっちー。
「私はノーカラータイプのシュッとした感じが好きですね」と話すまっちーに、山中さんは「ご自身ではご覧になる機会の少ない、後ろ姿もチェックしましょうね。面談後、お部屋を出られる際などはお子様とお父様と3人の後ろ姿を見られます。そんなときも美しく見えるよう、背骨やウエストが張りつかないようデザインされています。お子様のためにしゃがんだり、抱っこしたりという姿勢に対応するよう、試作段階で何度も検証していますからね」と、そのこだわりについて解説。
ちなみに、まっちーが「大きめサイズの上品なサブバッグって、探してもなかなか見つからないんです!」と食いついたオリジナルのトートバッグについても解説してもらいました。
「お受験シーンではA4サイズの書類やパンフレット、体操着や着替えなど荷物が多くなるものです。そんな荷物がしっかり入り、床に置いても自立して型崩れしません」(山中さん)。
「子供用のトートバッグでいっかと思ってたんですが、機能が全然違う…」(まっちー)。
続いてご紹介するのは、説明会や見学会が立て続けに開催される暑いシーズンにぴったりのワンピーススタイル。
〈東京ソワール〉ワンピース49,500円、バッグ22,000円、〈ミハマ〉パンプス24,200円(3階婦人靴)
「いかに涼しく過ごせるか、裏地素材や脇のつくりなどに工夫を凝らした一着です」(山中さん)。
襟が取り外せるデザインに、「子どもを支えるための“制服”でも、ちょっぴり楽しめるところがあってニクい♡」とまっちーも絶賛!
さらに、快適さを追求するためのインナーもご用意。
〈東京ソワール〉スリップインナー9,900円
こちらは汗脇パッド付きに加え、背中やウエストの汗もしっかりカバーするようデザインされたもの。「夏は誰でもベタつきますが、緊張による汗に悩まれる方も。また、お受験服を大切にするためのアイテムでもあるんですよ」(山中さん)。
そして、品よくいるためには“髪をまとめること”もお忘れなく。
〈東京ソワール〉シュシュ3,300円、バレッタ3,300円〈コンプレックス ビズ〉バナナクリップ19,800円(1階コンプレックス ビズ)
「汗で髪が張りつくのを防ぐだけでなく、まとめ髪は通年心がける必要があります。お辞儀のたびに髪に手をやる、というアクションがお受験シーンではNG。レングスに関係なく、落ちてこないようなヘアスタイルでのぞみましょうね」(山中さん)。
「はい!色は黒や紺で、サテンなどの落ち着いた素材を選べばいいんですね!」(まっちー)。
ラストにご紹介するのは、お教室の送迎や運動会見学などのシーンに選びたいパンツスタイルです。
〈シチズン〉腕時計121,000円(4階宝飾・時計サロン)〈ポールスチュアート〉ブラウス41,800円、パンツ36,300円(5階ポールスチュアート)〈東京ソワール〉バッグ22,000円〈卑弥呼〉パンプス20,900円(3階婦人靴)
お受験ルックに合わせる腕時計はシンプルで上品なデザインのものがおすすめです。華美なデザインものやスマートウォッチは控えましょう。
着用後、すぐに「シルエットがすごくきれい!」と感動のまっちー。たしかに、こちらもお似合いです。「どのお受験服も動くことを想定してつくられていますが、パンツスタイルはそのこだわりが一層強いもの。脚の形を拾わない適度なゆとりや丈感が計算されています」(山中さん)。
足もとは、動きを邪魔しないフラットシューズが鉄則。
左〈ミハマ〉パンプス20,900円〈卑弥呼〉パンプス20,900円(3階婦人靴)
「飾りのないプレーンタイプがお受験本番では好まれますが、パンツスタイルでは普段使いもしやすいデザイン性のあるものもおすすめです」(山中さん)。
さてここで山中さんに、お受験服にまつわる気をつけたいことを2つ教えてもらいました。ひとつめは、スカート丈。
「スカート丈は、椅子に座って膝が見えないかどうか必ず確認しましょう。弊社ではお母様に“お子様と同じ目線になりましょう”とよくお伝えしますが、試着時にかがむ姿勢もご覧になるといいと思います」(山中さん)。「この絶妙なフレア感や、体のラインが出ないゆとりはそのためなんですね!」(まっちー)。
ふたつめは、ジャケットの着こなしについて。
「羽織っただけでボタンを閉じていない方が、意外といらっしゃいます。これはお受験シーンではNGスタイルなので気をつけてくださいね」(山中さん)。「出先で一度上着を脱ぐと、次に羽織ったときはこうなりがち…です。気をつけます」(まっちー)。
そして最後に、「うっかり防止用に、早めに用意しておくといいもの3選」も教えていただきました。
まずはスリッパ。
〈東京ソワール〉紳士用スリッパ、婦人用スリッパともに6,380円
「婦人用はかかとが少し高めで脱げにくく、音も出にくくなっています。紳士用の準備を忘れがちなので、セットで揃えておくといいですよ。家庭用のものではなく、こちらもシックなネイビーで統一を」(山中さん)。
次に、折りたたみ傘。
〈ラムダ〉折りたたみ傘13,200円〈ブラオ〉折りたたみ傘7,700円(5階 紳士傘)
「晴雨兼用のネイビーの折りたたみ傘は、天気に関わらずサブバッグに常備しておいていいアイテムです。それでも邪魔に感じないような、軽量かつシンプルなデザインのものがおすすめです」(山中さん)。
最後は、超定番かつ必需品のハンカチ。
〈東京ソワール〉ハンカチ各1,100円
「プレーンなホワイトを、何枚か用意しておきましょう。外出時はお母様用の薄いコットン地のほか、少し厚手のタオル地のものもあると安心です」(山中さん)。
短時間に多くの有益な情報をゲットしたまっちーは、「“お受験スタイルの正解”って、先輩ママから得た情報がすべて、なんて思ってました」と山中さんに話します。
「“先輩から聞いて…”という方、多いですよね。でも、その情報はいつのものですか?5年、10年も前の常識は、今の常識ではないと思ったほうが賢明です」という山中さんの言葉に、「わっ…、5年くらい前でした」と、ハッとするまっちー。
昔は「これなら大丈夫だろう」という洋服でのぞんだお受験ですが、今は「これが正解」と自信をもって着られるものがあります。
第一印象を左右するお受験スタイル。“安心”とともに多くの商品を揃える松屋銀座6階婦人フォーマルコーナーに、ぜひご相談ください。