食を超える関係性を築く場所
頼ってください！＜ごはんの窓口＞
―ネコちゃん編―

これまでペットフードの選び方といえば、通販サイトのクチコミを参考にしたり、量販店で問い合わせてみたり…。考えてみれば、ペットフードの専門家ってあまり馴染みがないように感じます。でも実は、7階＜グリーンドッグ＆キャット ごはんの窓口＞なら専門家に出会えるのです！ こちらは、素材はもちろん産地や製法など様々なこだわりをもつフードがそろう犬・猫用ペットフード専門店。骨格や内臓といった体の構造、かかりやすい病気など、ネコちゃんのことを熟知している『ペットフーディスト』という日本アニマルウェルネス協会認定資格をもつスタッフが在籍しています。 社内の獣医師やグルーマー(トリマー)と連携をとりながら知識を共有し、多角的な視点でネコちゃんのお悩みに対応してくれます。また、ネコちゃんのお悩み解消のためにはオーナー様から状況や情報をしっかり引き出すセンスが欠かせません。そこで、ペットフーディストたちは高いコミュニケーションスキルも備えています。松屋銀座店はネコちゃんのオーナー様が多く、これまで以上に知見を増やすべく新たな獣医研修もスタートしました。 さて、ここからはそんな＜ごはんの窓口＞を初めて訪れたT様母娘のご様子をレポートします。 T様宅で一緒に暮らすのは、ジルちゃん(キジトラ・13歳)とかほりちゃん(キジ白・12歳)。 ジルちゃんはカメラを向けると「ニャー(撮らないで)！」と声を上げる繊細さんで、食の好みもはっきりしているそう。 対するかほりちゃんは誰とでも仲よくする温和な性格。好き嫌いもほとんどないそうです。 この日はオーナー様のみのご来店でしたが、キャリーバッグやカートを使用しての同伴も可能。 カウンセリングを担当したのはペットフーディストの杢谷さん。ホリスティックケア・カウンセラーの資格保有者でもあるベテランスタッフです。T様が気にかける2匹の食生活について、「どちらもシニアの月齢ですね。T様とネコちゃんたち、朝起きてからどんな生活をしていますか？」とカウンセリングが始まります。 好き嫌いがはっきりしているジルちゃんは、水分の多いウェットフードを好んでドライタイプは残しがち。「鶏むね肉やひき肉を水煮にして与えると喜んで食べます」とT様。かほりちゃんは好き嫌いなくよく食べますが、2022年におしっこトラブルが起こって以来、尿結石とエイジングのケア用フードで管理中。ただ、ここでひとつ問題が。ジルちゃんが残したドライフードを食べてしまうのです！T様は「最近、ジルとの体重差が1kg以上になってしまって」とお悩みのご様子です。 2匹の様子を聞き取り、杢谷さんはジルちゃんについて「ドライよりウェットフードを好むという食べムラを心配されていますが、これはむしろいいことです。水分不足からおしっこトラブルを抱えやすい自身の体質を、野生の勘で理解しての行動かもしれませんね」とジャッジ。そして「気を配ったほうがいいのは、かほりちゃんです。水分不足でカロリー過多、そしてあまり動かないというおしっこトラブルになりやすい要素が重なっているので、食生活を見直しましょう」と、いくつかのウェットフードをご提案。 缶入りの＜テラフェリス＞はドイツの食肉メーカー発のヒューマンクオリティ原料のみを使用したブランドです。イラストがキュートな＜ヘルマン＞ピュアシリーズは肉・魚100％でネコちゃんにも与えやすく、生産国ドイツの厳しい基準をクリアしたフード。 数日かけて2匹に新しいフードを試したT様からは、「かほりは＜テラフェリス＞のうさぎ肉を一気食い！警戒心の強いジルもおかわりを欲しがるものがいくつかあり、食べることに興味を持ってくれたようです」と、ご感想が届きました。 また、おいしいごはんを食べた後は2匹ともよく遊び、よく眠り、生活にもハリが出たようです。 T様はペットフーディストについて、「本当にためになりました。特に、食べムラのあるジルに気を取られていたことでかほりがストレスを抱えているかも…、と指摘されたこと。自分では絶対に辿り着かないプロの意見は貴重ですね」と、よき相談相手として今後も活用されたいとお話されていました。 お散歩習慣のないネコちゃんのオーナー様は、ワンちゃんと比較すると情報交換の機会が少なくお悩みを抱えがちです。どんな小さな悩みごとでも、食に限定しない多角的な視点を磨くペットフーディストが在籍する＜ごはんの窓口＞へぜひご相談ください。