ぬくぬく、うっとり…、夢の世界。 極上の眠りへと誘う〈西川〉の魔法
今回、お話を伺うのは寝具メーカー〈西川〉の松屋銀座店 店長・中村さん。スリープマスターやピローアドバイザーのほか、社内でも数少ない『厚生労働省認定西川寝具社内検定1級』の資格ももつ寝具のプロです。
ちょうど気温や湿度が変化するいま、まずは快適な睡眠環境について教えてもらいましょう。
「良質な睡眠のための室温について、冬は約22℃、夏は約25℃と言われていますが、加えて考慮すべきなのが“寝床内環境”です。これは、寝具と身体の間にできる空間のこと。〈西川〉の日本睡眠科学研究所の実験により、理想的な寝床内環境の温度は33±1℃、湿度は50±5%だという結果が出ています」(中村さん、以下同)
そんな結論のもと、季節に応じて最適な睡眠環境をつくるための羽毛ふとんは3種類。
もっともポピュラーな羽毛ふとんは、シングルで重さ1.2kg。厚みがあり、保温性も高いのが特長です。次に厚い“合掛け”は0.6kg~1.0kg未満、薄手の“肌掛け”は約0.3kg。これらを季節や室温に応じて使い分けると、1年を通じて快適な睡眠環境が整えられます。
「ふとん1枚では物足りないな、という際や、温かさの調整用におすすめのアイテムもあります。いわゆる毛布のような役割をもつ『ウォームフィール』です。
こちらを掛けふとんの内側に加えてみてください。中綿に使用している“吸湿発熱綿”は、汗や湿気を吸って熱に変換して温かくなる素材。つまり、ムレにくくて温かい。そして、肌触りはとろけるようになめらかだから、肌のどの部分が触れても、心地よさが広がりますよ」
これまでの毛足の長い“毛布”が苦手な方、このうっとりするようなニット素材は一見の価値ありです!
さて、「どうせ買い替えるなら、よりいいものを」とお考えの方へ、寝具メーカー〈西川〉ならではのハイスペックな羽毛ふとんをご紹介します。
「その名も『ゴア®羽毛ふとん』。“ゴア®”という単語、アウトドア系アイテムやスニーカーなどで耳にされたことがあるかもしれません。防水性と透湿性を両立させた“ゴアテックス”という素材です。これを1cm²に約14億個の小さな孔をもつシート状に加工し、ふとんの側生地裏面に接着したふとんです」
湿気は逃し、ダニやハウスダスト、ほこりを通さない『ゴア®羽毛ふとん』の魅力をざっと挙げてみました。
☑ほこりやダニの死骸、花粉などが内側に入らない
☑内側からは羽毛やほこりが出にくい
☑一般的な側生地よりも約30%軽い(当社比)
☑透湿性は一般的な羽毛ふとんの約1.3倍
日本アトピー協会推奨品として承認されており、側生地の軽量化によって羽毛のふくらみを損なわず、透湿性により汗を素早く逃がしムレを抑える快適な羽毛布ふとんです。さらに、側生地表側にも種類があります。
「定番の“綿”もありますが、私は断然“再生繊維(リヨセル)”をおすすめします!リヨセルは、成長の早いユーカリのパルプを原料とした再生繊維。環境負荷を軽減する、いまの時代にもフィットした地球に優しい素材です。ソフトな風合いと優れた吸放湿性、耐久性を備えているうえ、美しい光沢感も楽しめます」
〈西川〉の羽毛ふとんはすべて、徹底した品質管理のもとにでき上がります。私たちに至福の時間をもたらしてくれる、大切な羽毛ふとん。長くいい状態で使い続けるための、簡単なお手入れについて教えてもらいましょう。
「寝具のお手入れは、湿気の除去が基本。ふとんの内側にこもった、湿気を帯びた空気を定期的に放出させればいいのです。そのために、ふとんを縦横3つずつくらいに折って丸め、ゆっくりと抱えるように両腕で抱きしめてあげてください。
ギュウギュウと強く揉んだり、叩いたりせず、そーっと優しくハグするのがポイントです。ある程度コンパクトなところまでたどり着いたら、ゆっくりとふとんを放しましょう。
こうすると、ふとんの内側にこもった湿気の多い空気が放出され、新鮮な空気が取り込まれます。ニオイが気になるときにもトライしていただきたい“ふとんハグ”で、定期的に羽毛ふとんのケアをしてあげてくださいね」
毎日、私たちを包み込んでくれる羽毛ふとん。ときどき、こちらからハグしてあげることがお手入れになるなんて、ちょっぴり可愛いですよね。大切な身体をリカバーする、毎日の睡眠時間をより快適に。
松屋銀座6階寝具売場で、あなたにぴったりの“新しい眠りの環境”を見つけてください。
6階 寝具〈西川〉
※表示価格は全て税込です。