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松屋の屋上でコットンの種植え&プチドール作り体験!

松屋銀座の屋上では、季節の花々、ときには野菜も育てています。 屋上緑化の一環として、訪れる人々や昆虫たちの憩いの場です。 2023年のゴールデンウィークは、そんな初夏の緑あふれる屋上で、お客様と一緒に“コットン”の種植えにチャレンジしました。
<プリスティン>とは
気持ちのいい毎日のために。暮らしに寄り添うオーガニックコットンブランド。松屋銀座7階ライフスタイル リビングフロアにもショップを構える。運営会社の株式会社アバンティは、1990年からオーガニックコットンの原綿を輸入し、糸・生地・製品までを一貫して企画製造販売している。東日本大震災をきっかけに2012年に『国産綿復活プロジェクト』を立ち上げ、ものづくりの原点であるオーガニックコットン栽培を本格スタート。今年は北海道から熊本県まで全24拠点で綿(めん)の種植えを実施。


「毎日ひとつ私と誰かにいいことを」がコンセプトの松屋銀座の全館イベント「BEAUTIFUL MIND 毎日ひとつ私と誰かにいいことを」。その第5回目を2023年4月26日(水)-5月9日(火)に開催しました。
私たちの未来にとって、いいことってなんだろう?
40件以上のイベントやワークショップを通じて、お客様と一緒に考えました。

その中から今回は、松屋銀座の屋上で行ったワークショップ「松屋銀座×<プリスティン>銀座の屋上でコットンの種を植えよう&プチドール作り」の模様をお届けします。

1、株式会社アバンティ代表取締役 奥森 秀子さんからのお話


まずは、奥森代表からコットンについてのお話を伺いました。
「これはぜひ覚えて帰ってください。コットンは農薬使用量の多い農作物の代表格とも言われています。大人のTシャツ1枚を作るのに必要なコットンボールは、およそ200個。その200個のコットンボールを育てるのに、牛乳1本分(150cc)に相当する量の農薬が使われているのです。ですが、今日皆さんに植えていただくコットンは、有機農法。最後まで農薬を使わずに育てていきますよ。」

2、種を植える

アバンティの川邉さんのご指導のもと、ワークショップにご参加の皆さんと種を植えていきます。今回植えるのは洋綿。和綿に比べると大きく、種と綿を合わせるとおよそ5gの重さになります。ここからは、種植えからものづくりに使う糸を紡ぐまでの工程を体験します。

根がまっすぐ生えるため、畝(うね)を作るのがポイント。皆さん、黙々と植えていきます。

3、綿繰り

綿繰り機(わたくりき)を使って種を取り出していきます。今回使用した綿(めん)は、松屋銀座の屋上で昨年秋に収穫したものです。

綿繰り機に綿を挟み、ハンドルを回しローラーを回転させると手前に種が残ります。力と根気のいる作業ですが、コツを掴むと楽しくなってきます。ご参加くださったお子様も夢中でハンドルを回していました!

4、カーダーで繊維を整える

種を取った綿を、カーダーという木製の道具で何度もブラッシングしていきます。綿の繊維を整えながら、綿の殻の破片やゴミも一緒に取ることができます。

整えた綿を棒にくるくると巻き付ける・糸車を使うという工程を行うことで、糸として使うことができます。

5、プチドール作り

このワークショップでは、ふわふわになったコットンを使ってプチドール作りにも挑戦しました。
手触りのよいオーガニックコットンに触れながら、思い思いにお人形を作っていきます。


プチドールが完成し、ご参加の皆さんと<プリスティン>のクルーの皆さんで記念撮影。あっという間の1時間でした。

綿に興味を持たれた方へ。実は奥森さんから、こんな興味深いお話を伺いました。


「日本の綿の自給率をご存じですか?なんと0%です。<プリスティン>で使用するオーガニックコットンも、現在は主にインドから輸入しています。ですが、日本はかつて“綿の国”と呼ばれるほど、綿の生産が盛んでした。それをもう一度復活させようと、オーガニックコットン栽培を国内で行う『国産綿復活プロジェクト』を2012年に立ち上げました。」


「さて、綿とは何のためにあるのでしょうか。下着を作るためでしょうか。そうではありませんよ。綿は、中の種を保護するためにあります。まるでお腹にいる赤ちゃんを守るように、ふわふわの綿で種を包み込んでいます。種が熟してきたら、綿は種と一緒に隣の大地に移動して、根を張ります。」


「実験をしてみましょう。こうして綿を水の中に入れてみると、浮いていますよね。綿には油分が多く含まれているということがわかると思います。これは、中の赤ちゃん(種)が雨風にあたって腐らないよう、綿の油分で守っているのです。無染色のオーガニックコットンを着ると気持ちがいいのは、この油分があるからこそです。」

綿を水の中に入れると浮く。水から上げるとさらっとしている。

今回植えた種が実を付けるのは9月頃です。
芽が出て、成長し、花や実を付ける姿を見にいらっしゃいませんか?
これからも松屋と<プリスティン>の取り組みは続きます。 次回は皆さんもぜひご参加ください。

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