カルチャー/リビング・ホビー

からだと心に効くおはなし 第9話

季節の変わり目を健康に過ごすために。からだと心を穏やかに整えるコツを、 様々なひとのお悩みに寄り添い続ける、漢方相談員・河端さんがご紹介します。

今月のワンポイント

理想のカラダは、GI値で叶える。

食事療法で、カロリーも大切ですが、糖質の吸収度を表すGI値という値も大切です。難しい説明はさておいて、この値が55~60以下の食品をとることがやせる鍵と言われます。パンよりごはん。白米より玄米・雑穀を召し上がることが主食では肝要です。

河端孝幸氏 漢方相談統括アドバイザー兼薬剤師。九州を中心に展開する〈漢方みず堂〉の代表取締役社長。

からだのご相談はお気軽に、 銀座店7階美と健康〈漢方みず堂薬局〉までお立ち寄りください。 皆様のお越しをお待ちしております。
【お問い合わせ】03(6228)6102〈直通〉
季節の変わり目はダイエット。

一年の中で一番いい季節になりました。気候も穏やかになり、「五月晴れ」とも言われるように、さわやかな天気も続きやすく、木々は新芽を出し、木の葉の緑の鮮やかさは本当に生命の息吹を感じさせますね。

先月号では、春は自律神経が影響を受けやすい時期と書きました。三寒四温の時はそうですが、うららかな日が続くこの時期は、ダイエットの春とも言えます。季節が変わるこの時期は、季節が変化=体も変化しやすい時期、と言えます。漢方の世界では、天人合一(てんじんごういつ)という考え方があり、天も人も同一という教えです。非常に深い意味もありますが、季節とともに、人間の体も微妙に変化するという教えです。冬眠をする動物は冬は寒さに耐えるために栄養を蓄え、耐える時期。植物も葉を落とし、栄養を蓄えじっと耐えるのが冬ですが、そのため込んだものを一気に噴き出し、新芽が出てくるのが春。人間もたまったものを排出しやすくなるので、痩せやすい時期と言えます。

ダイエットの話題で、もう一つ。ダイエットというのは、DAY EATが語源です(諸説あります)。毎日の食事、つまりは、食事療法というのが正しいダイエットの語源。運動でのカロリー消費は実は思ったほどではありません。早歩きでは、体重50kgの人が30分で、100kcal強程度。菓子パン1個で、300~400kcal程度。菓子パン1個食べたらそのカロリーを消費するのに、早歩きを3~4時間しないといけない計算になります。

薄着になる夏に向け、食事と体質を改善する漢方でリバウンドしづらいダイエットを。

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