リタズダイアリー
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婦人服

ドレスの染め替えに挑戦!ファッションの楽しみ方が変わるかも

「毎日ひとつ私と誰かにいいことを」。 このフレーズから、皆さんはどんなことを思い浮かべますか? 松屋銀座では、4月26日(水)-5月9日(火)の期間中、この「毎日ひとつ私と誰かにいいことを」につながるアクションをご提案していきます。
ゴールデンウィークは松屋銀座のイベントへ!BEAUTIFUL MIND 毎日ひとつ私と誰かにいいことを

4月26日(水)-5月9日(火)各階
松屋銀座では、「楽しむ」「労わる」「整える」「ご褒美」をテーマに、ポップアップショップや、ワークショップなどの体験型イベントを盛りだくさんにご用意!自分を大切にして心も体も健やかに過ごす、地球や社会の未来も考えて行動する、そんな美しいマインドを育むためのイベント「BEAUTIFUL MIND」へぜひお立ち寄りください。

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松屋銀座3階の婦人服セレクトショップ リタズダイアリーでは、アーカイブ品(過去のシーズンに販売され、現在も在庫がある商品)を染め替えることで、新たな姿に生まれ変わらせる、そんな取り組みにチャレンジしました。

左から、松屋銀座3階リタズダイアリー バイヤー浅尾さん、<HOUGA>デザイナー石田さん。

- 今回の取り組みに挑戦したきっかけを教えてください。

石田さん 春夏・秋冬と、一年中新しいコレクションに向けてスケジュールに追われる中で、自分たちのブランドでSDGsの実現に向けてできることについて模索していました。常に新しいクリエイティブが求められるファッション業界で、一過性ではなく、少しずつでも良いから持続できる取り組みを見つけられたら…と。

<HOUGA>は2019年に石田萌さんが立ち上げたブランド。
「“Unbirthday Party Dress” 364日、自分が“萌芽”する」がコンセプト。


石田さん
 毎シーズン少しずつですが、アーカイブ品は増えていきます。ただ<HOUGA>のドレスは時代や年齢に関わらず「エイジレスに着用できるもの」を目指しているので、たとえシーズンを過ぎたものであっても、価値を下げることも、廃棄することもしたくないと思っていたところでした。

浅尾さん <HOUGA>にアーカイブ品があることを知り、なにかアレンジして販売できないかと考えました。石田さんにご相談したところ、「染めてみるのはどうか?」とご提案をいただいたんです。染める色については<HOUGA>ではなかなか販売したことのない濃い色…リタズダイアリーのお客様がお好きなネイビーに染めていただくことにしました。

今回はワンピースを中心に、トップスやスカートなどを染め替えた。

- 染色は東京都・白山にある「内田染工場」へ依頼しましたね。

石田さん なかなか遠くへはお伺いできない中、都内にも染工場があると聞いて、気になっていました。

少ない点数からでも受けていただける工場なので、今回の企画にぴったりの染工場だと思い、ご相談をしたんです。綿や麻に使用する「反応染料(化学染料)」による染色は、世界基準をクリアした、安全でエコな染色方法だと伺いました。

近くに小石川植物園がある住宅街の一角に佇む。

- 実際に工場に伺ってみて、いかがでしたか。


浅尾さん まずは湿度の高さに驚きました。工場をご案内いただき、様々な工程を拝見しましたが、一度に大量に染めるのではなく、一つひとつを丁寧に染め上げられている印象でした。少量からでも依頼しやすい雰囲気があるので、駆け出しの若手デザイナーさんにとっても、心強い場所なのではないかと思います。

- 染め上がったドレスを手に取ったときのご感想をお聞かせください。

石田さん
 染料の色が同じネイビーでも、元の素材や色によって仕上がったときの表情が異なり、発見がたくさんありました。糸だけが染まらずに配色ステッチのようになったり、元の色が赤い生地はブラウン系に染まったり…。まるで眠っていた服たちが新しく蘇ったような、幸せな感覚になりました。染めたことでヴィンテージのような味わいが出ているところもお気に入りです。

-この取り組みを通じてお届けしたいメッセージをお願いいたします。

石田さん 松屋さんからこの企画をいただいたことで、ブランドでSDGsの実現に向けて取り組めることについて改めて考えるきっかけになりましたし、一つひとつ異なる表情の、特別な製品染めのドレスを新しく生み出すことができました。

無理に何かをするのではなく、本当に好きな洋服をたくさん着回しながら着ることもサステナブルな社会の実現につながると思うので、自分だけの大切なアイテムを見つけて、ファッションをたくさん楽しんでいただけたらと思います。

浅尾さん まずは商品そのものを気に入っていただけたら嬉しいです。<HOUGA>らしい唯一無二のデザインです。その上で、実はアーカイブ品を染めたものであること。そこから、洋服を長く着用する手段として、リサイクルやリユース、リメイクとともに、「染め替え」があるということを知ってもらえたらと思います。


浅尾さん
 ファッションは環境負荷の大きい産業と言われています。原料の調達では土壌汚染、石油使用による問題があり、染色では大量の水が必要とされます。また、余った衣服が大量廃棄されている現状。そして私たちが着用した衣服の多くが、再利用されない可燃物として処分されているなど、問題は山積みです。 だからこそ、お客様にお買い求めいただく一着は、なるべく長くご愛用いただけるよう、ファッションの楽しさを共有しつつも、責任をもってご紹介したいと考えています。

今回染め替えた<HOUGA>のアイテムを使った、 リタズダイアリーおすすめのコーディネートをご紹介!

<ホウガ>リカラーワンピース 30,800円、リカラーポケット 7,700円 ※4月26日(水)からの販売
<バーセルフ>トートバッグ 10,780円
肩のフリルが可愛いワンピースも、ネイビーカラーに染め替えることでぐっとシックな印象に。 ベルト風にもつけ襟風にも使えるポケットをプラスして、自由な着こなしを楽しんで。

<ホウガ>リカラーコート 60,500円 ※4月26日(水)からの販売
<バウム ウンド ヘルガーテン>Tシャツ 12,100円、スカート 39,600円
前後が開いているボリューム感のあるコートは、インナーにカットソーを合わせてカジュアルな着こなしに。

<ホウガ>リカラーブラウス 44,000円 ※4月26日(水)からの販売
ワンピース 79,200円
ホウガらしい、たっぷりとしたドレープを楽しむ初夏のコーディネート。透け感のあるチェック柄のブラウスが涼しげな印象。

限りある資源を大切に、今あるものにひと手間加えて、新たな気持ちで使うことも、「毎日私と誰かにいいことを」につながります。 ぜひ、松屋銀座3階リタズダイアリーへ、お気に入りの一着に出合いにいらしてください。

◆3階リタズダイアリー
※表示価格はすべて税込です。

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