センスのタネ vol.006 – 見た目印象をナチュラルに底上げする お悩み別「メンズ肌の整え方」-

化粧品バイヤー

三原薫子さん

＜M・A・C（マック）＞松屋銀座店リテールマネージャー

栗原沙織さん

以前はスキンケアを含め、化粧品を日常的に使う男性は少数派でしたが、そんな状況がここ数年で大きく変わり始めています。

「男性の美容へのニーズは年々進化していて、1年ほど前からメイクにトライしたいというお声が多くなっています。なかでもお問い合わせが多いのは、眉とベースメイク。スキンケアを日常に取り入れた方が、次のステップとしてメイクに注目しているようです」(三原さん)

「日常的にスキンケアをしていない肌は、している肌と比べると乾燥してコンディションが整っていないもの。私たちはお客様の肌状態をチェックして、ベストな道筋をアドバイスしています。とくにベースメイクを美しく仕上げるにはスキンケアが欠かせません。ぜひ、お気軽にカウンターへお立ち寄りください」(栗原さん)

1.事前にスキンケアをする

肌が水分不足状態だとベストな仕上がりになりにくいもの。保湿をしっかりとしたうえでメイクを始めましょう。おすすめは、シュッとするだけで保湿できるミスト化粧水。余裕がある人はスポンジや、手を使ってなじませると、ひげにも引っかからずまんべんなく浸透させられます。

2.初心者ほどブラシなどのツールに頼る

指でうまく塗るのには、意外と高いテクニックが必要。日焼け止めやファンデーションを塗る際は最新のブラシをチョイスしましょう。気になる部分はスタンプするようにとんとんと、全体的に薄く均一にひろげたいときはブラシをスライドさせるだけで、カバーと密着を両立した自然な仕上がりに。

3.ファンデは肌と首との中間色

ファンデーションの色選びを間違えると、顔だけ浮き出たような違和感のある仕上がりに。色選びの目安は、首と顔との間のトーンと覚えましょう。毎日スキンケアをしている人は顔のほうが透明感があり白っぽく見えることが多いので、鏡でチェックしてみてください。

日々たくさんの人の肌と向き合う栗原さんに、4名のお悩みをうまくカバーするベースメイクのコツをレクチャーいただきます。

まず1人目は、2 階インターナショナルブティック担当の田向さん(20代)。お悩みは、ひげ部分の青みです。

(左：Before　右：After)

「みずみずしい肌に仕上げるため、クッションファンデーションを薄く、顔全体に塗ります。

次に、ひげの青みを打ち消すコンシーラー。スキントーンのベージュカラーにピンク系の色合いがベストです。目の下の青グマにも同じ色が活躍しますよ。

広い部分は太めのブラシ、細かい部分には小さなブラシでとんとんとスタンプするように塗り、仕上げにコンシーラーを定着させるためのパウダーを。毛足の長いブラシでまずポンポンとのせていき、つきすぎたお粉を最後にサササッと払ったら完成です。

クッションファンデのツヤをいかしたい場合は、コンシーラー塗布部分・小鼻・鼻の下・髪の生え際のみにパウダーを。カバー力を高めたい場合は、下あごの両サイド部分にベージュのパウダーを重ねましょう。」

田向さんのベースメイクに使用したアイテムはこちら！

(左から)

ライトフル C3 ラディアント ハイドレーション スキン ローション(140ml) 5,610円

ハイパー リアル セラマイザー (30ml) 7,480円

ライトフル C+ ティンティッド プライマー SPF45 (30ml) 6,050円

ライトフル C3 クイック フィニッシュ クッション コンパクト SPF50 (12g/全7色) 6,270円

スタジオ フィックス コンシール アンド コレクト パレット (6g/全3種) 5,940円

M·A·C プレップ プライム トランスペアレント フィニッシング パウダー (9g) 5,170円

1階＜マック＞

2人目は、1階化粧品担当の山本さん(20代)。乾燥が気になるそうで、栗原さんは「肌の赤みトラブルも乾燥が原因かもしれません」とジャッジ。

(左：Before　右：After)

「乾燥気味の肌はメイクが崩れやすいため、肌表面の凹凸をなめらかに整えつつ崩れを防止する下地を塗ります。

次にリキッドファンデーションを均一に塗りひろげ、赤みを帯びた肌トラブルをコンシーラーでカバーしていきます。

コンシーラーパレットのなかから赤みを中和するイエローを軸にして、自身の肌色に近くなるようミックスします。赤みの中心にちょんっとのせたら、肌とコンシーラーの境目をブラシでくるくるとなじませましょう。力加減は“お豆腐が潰れないくらい”のタッチがベストです。

ラストにパウダーファンデーションを大きめブラシで優しくポンポンとのせ、コンシーラーを密着させつつカバー力を高めます。」

山本さんのベースメイクに使用したアイテムはこちら！

(左から)

フィックス+ (100ml/全4種) 3,520円

ハイパー リアル セラマイザー (30ml) 7,480円

M・A・C プレップ プライム フェイス プロテクト SPF50 (30ml) 5,500円

スタジオ フィックス フルイッド SPF15 (30ml/全17色) 5,830円

スタジオ フィックス コンシール アンド コレクト パレット (6g/全3種) 5,940円

ライトフル C3 ナチュラル シルク パウダー ファンデーション SPF15 (14g/全9色) 7,040円(セット価格)

1階＜マック＞

3人目はショップ運営部担当の河野さん(40代)。釣りやスポーツなどアウトドアでの趣味が多く、紫外線を浴びる機会が多いそう。ただ、化粧水とクリームで日々スキンケアは続けているため「4人のうちで、もっとも肌が柔らかい！」と栗原さん。

(左：Before　右：After)

「アウトドアの趣味がある河野さんには、崩れ防止機能の高い下地をW使い。肌の凹凸や崩れが気になる部分は、ブラシでくるくるとなじませておくとよりなめらかな仕上がりになります。

次に、目の下のクマとひげの青みをカバーするコンシーラーを。広範囲に塗る場合は、のびのいいリキッドタイプがおすすめです。ブラシで塗り終えたら、スポンジで軽くポンポンとおさえましょう。これも崩れ防止に役立ちます。

最後に、パウダーファンデーション。

気になる部分はコンシーラーでほぼカバーできているので、ごく薄く重ねます。崩れが気になりやすいTゾーン、次に頬にのせ、ブラシでくるくるとなじませます。コンシーラーの上はとくに丁寧になじませましょう。」

河野さんのベースメイクに使用したアイテムはこちら！

(左から)

フィックス+ (100ml/全4種) 3,520円

ハイパー リアル セラマイザー (30ml) 7,480円

M・A・C プレップ プライム フェイス プロテクト SPF50 (30ml) 5,500円

スタジオ フィックス マッティファイン シャイン コントロール プライマー (30ml) 　5,390円

プロ ロングウェア コンシーラー (9ml/全9色) 3,850円

ライトフル C3 ナチュラル シルク パウダー ファンデーション SPF15 (14g/全9色) 7,040円(セット価格)

1階＜マック＞

ラストは、地下2階生鮮・グロッサリー担当の齋藤さん(30代)。スキンケアは夜、お風呂上がりに化粧水を使っているそうですが、肌が乾燥気味でテカりやすいというお悩みが。

(左：Before　右：After)

「肌のテカりが気になる場合は、オイルフリーのリキッドファンデーションを使ってみてください。ベタつかず、化粧崩れしにくく、薄づきで高密着といいことばかり。忙しい朝もパパッと塗っておけば美しい状態をキープできます。

使用量は、しっかりカバーしたい場合はパール1粒、軽く仕上げたい場合はパール1/2粒が目安です。ブラシで顔全体に薄く、均一に塗りひろげたら、色ムラの気になる部分のみとんとんとスタンプ塗りで重ねましょう。

ファンデーションを密着させるパウダーは、色付きタイプをチョイスします。

大きめのブラシを使ってTゾーンなど崩れやすい部分からポンポンと重ねていき、頬の広い部分のみ付属のパフで。こうすると、厚ぼったくないのにカバー力が高まるのです。

これで完成。肌色が均一になると、目鼻立ちが際立って見えますよ」

齋藤さんのベースメイクに使用したアイテムはこちら！

(左から)

フィックス+ (100ml/全4種) 3,520円

ハイパー リアル セラマイザー (30ml) 7,480円

M・A・C プレップ プライム フェイス プロテクト SPF50 (30ml) 5,500円

スタジオ フィックス フルイッド SPF15 (30ml/全17色) 5,830円

ライトフル C3 ナチュラル シルク パウダー ファンデーション SPF15 (14g/全9色) 7,040円(セット価格)

1階＜マック＞

いかがでしたか？お悩み別のベースメイク術。

肌を均一に整えることは、男性にとっても清潔感アップのための新常識になりそうです。

好印象にもつながる肌づくりについては、1F化粧品カウンターでお気軽にお問い合わせください。

※表示価格は全て税込です。