銀座を代表し、今年も開店いたします。一見さんもようこそ、“BAR松屋銀座”へ
小泉氏ー昨年のイベントテーマは「チョコレートの新発見」、今回は「チョコのある生活」。ライフスタイルが変様を重ねるいま、それぞれの生活に寄り添うようなチョコレートを、そしてお酒の時間をご提案できればと思っています。
昨年は、「全マリアージュを制覇したい!」と、毎日通うお客様もいらっしゃったという“チョコ×お酒のマリアージュBAR”。今回は、銀座を代表して計4名のバーテンダーが皆様をお待ちしています。
ほかとはちょっと違う、感度と教養高まるバレンタイン。大人ならではの愉しいひとときを、ぜひ松屋銀座でお過ごしください。
(右)銀座の会員制バー<Bar木挽町>オーナー・バーテンダーの中野修二氏。
(中)BAR専用チョコレート工房<アトリエAirgead>を展開するショコラティエの須藤銀雅氏。
(左)松屋銀座 菓子担当バイヤーの小泉翔氏。
2022年の同イベントで第1回を迎えた“チョコ×お酒のマリアージュBAR”。開催2回目となるこの企画は、須藤氏のチョコレートに魅了されたバイヤー・小泉氏の発案によりスタートしました。「バレンタインの楽しみ方が多様化する中で、期間・会場そのものを楽しんで欲しい。その上でバー文化を知ってもらえるきっかけにできたら」、という想いが込められています。 おいしいお酒と、そのために造られたチョコレート、そして格調高い銀座のバーテンダーによるおもてなし。そのすべてを、なんとも気軽に体験できるスペースが2週間だけ松屋銀座に登場するのです。
この素敵な体験ができる企画の魅力を、ショコラティエとバーテンダー、バイヤーがそれぞれの視点から語ります。3名が集うのは、中野氏こだわりのお酒が並ぶ<Bar木挽町>。
中野氏ーそれにしても、百貨店のイベントスペースにオーセンティックバーを再現するなんてよく実現しましたね(笑)。私自身は経験したことがないので驚きました。
須藤氏ーそうなんですよ、松屋さんには感謝しかありません。この再現がなければバー専用のチョコレートは提供できないと、こだわりを真っ直ぐにぶつけてみてよかったです。正直、ハードルが高すぎて企画自体がなくなるかもしれない、とも思っていたんですよ。
小泉氏ー実は、松屋内部ではその覚悟も想定もしたうえでお声がけをしていたんです。会場にバーを設置すれば須藤さんのチョコレートのコンセプトをそのまま生かせる、さらには銀座のバーにも焦点が当たる。両者を引き立て合えますから。みなさんのご協力があって、昨年のイベントは多くのお客様に喜んでいただけましたね。
中野氏ー以前から須藤さんとは、このバーで何度もチョコレートとお酒のマリアージュイベントをしていました。チョコとお酒のペアリングについて興味深く知ろうとするお客様ばかりだったので、松屋さんでのイベントもきっとうまくいく、と確信していたんですよ。
小泉氏ーたしかに、松屋のお客様も研究熱心な方が多いですね。五感で体験したい、でも理論的にも理解したいという方にぴったりの企画。私自身も企画を進めながら、ひと足早く愉しんでいます(笑)。
須藤氏ーマリアージュは実際の体験と、なぜそうなるのかというメカニズムの理解を融合させて愉しむもの。私たちはペアリングを決める際、香りがひとつの決め手となりますが、今回なら同じ香気成分が含まれるチョコレートとお酒を組みわせて、その味わい深さを感じていただくのです。
中野氏ーただし、ダイレクトに香気成分だけを合わせればうまくいく、というわけではないのがマリアージュの面白いところ。味の強さやアルコールの高さなど、香り以外の要素も関わってきますからね。だから私たちは各分野の専門家としてセッションし、さまざまなアプローチ法を考えるんですよ。
小泉氏ープロが相性を考え抜いたものは、一緒に食べるというだけで1+1が3にも、10にもなる。銀座のオーセンティックバーだからこそ、の感動的で、貴重な体験です。
中野氏ー私たちにとっては、バーに興味をもっていただく機会でもあるイベント。チーム銀座として、それぞれのお店でもお客様によりよい体験をしていただけるよう研究を重ねていきたいですね。
須藤氏ーバー専用チョコレートという事業も、バー業界を盛り上げる一助になればと始めたことです。マリアージュ体験をした方は、きっと食生活がより豊かになるはず。そんな方々の次の新しい体験のために私たちは挑戦し続けているんですよ。
中野氏ーそうですね、豊かな時間と体験、そして安らぎ。マリアージュのよさは、そこに尽きます。そんな豊かな時間を気軽に楽しめるのが、このイベントの醍醐味ですね。