社員インタビュー人との出会いから、新たな価値を創造できる。


本店 食品部 和洋菓子担当バイヤー
小泉 翔KOIZUMI SHO
2009年度入社
- 経歴:紳士服売場⇒和洋食器売場⇒弁当・総菜・催事売場⇒同売場バイヤー⇒現職
本店 食品部 和洋菓子担当バイヤー
小泉 翔KOIZUMI SHO
2009年度入社
食品売場に配属されたのは、入社5年目のとき。弁当惣菜の担当を経て、2年前からお菓子のバイヤーをしています。働いていて感じるのは、若手に積極的に仕事を任せてくれる職場だということ。私が長年担当していた食品催場は、9つのお取引先が1週間ごとに入れ替わるという非常に流動的な売場なのですが、新しいお取引先を誘致することでお客様に喜んでいただくということが、1つの使命です。出店していただきたいお店の選定や、こんな商品がお客様に喜ばれるのではないかということを自分で考え、ゼロから交渉し、売上が上がらなかった場合はどうするかという話まで共に考え、密になり取り組みます。ゼロから企画し、商品がお客様の手元に届くまでを一貫して取り組む楽しさや責任感は、ここで培ったと感じます。
銀座は特殊な街で、トレンドの発信地である一方、ローカル的な一面もあり、「銀座の街を盛り上げよう」というお店同士の繋がりが深いです。それを活かして食品売場では、銀座で商売する人同士の交流を活かして新しい発信をすることに力を入れています。例えば、コロナ禍で酒類の提供をすることができず、バーの経営が非常に難しい時がありました。自分にも何かできないかと企画したのが、松屋のバレンタイン催事に、銀座のバーの皆さんに出店していただくことでした。バレンタイン催事会場にいらっしゃるお客様の中には、バーは敷居が高いと思われている方がとても多く、そこで、バレンタイン催事のようなオープンな場所でチョコレートと一緒にバーの雰囲気を楽しむ、といったご提案をすることで、普段バーに行かない方にもバーの魅力をお伝えできればと企画しました。お陰様でたくさんのお客様から反響をいただきました。実際にこの催事がきっかけで、バーに通われるようになったお客様もいらっしゃると聞いています。銀座の街の活性化や街をより知ってもらう取り組みの一つとして、とても意義のあることだったと思っています。
印象的だったのは、2019年の夏に担当したハワイフェアです。食品カテゴリーに出店いただくお取引先や商品ラインアップも自分でゼロから考え、プランを組み立てました。結果として本当に多くのお客様にご来場いただき、自分の中でとても感動的な経験として残っています。最初にお取引先との出店交渉から始めました。どうしても出ていただきたいお取引先にアプローチし続け、それが実ったときの嬉しさは格別です。一つのお取引先が決まると、そこからご縁があって出店が決まるお取引先も出てきました。そういった狙いがすべて当たって、成功したフェアだったなと思います。妥協せずに細かいところまで考え抜き、仕込んでいく、というのは今も自分のポリシーとしてあります。
コロナ禍を経て、当たり前のことが当たり前ではなくなる、ということを私たちは経験しています。前例があるから売れるだろうという感覚は手放して、世の中の流れを汲み取る努力が必要です。例えばクリスマスケーキですと、2021年は外食を自粛する傾向にあり、レストランやホテルに行けない状況が続いていました。その上で、ご自宅でラグジュアリーなクリスマスをお過ごしいただけるようにと、ミシュランで星を獲得しているレストランや、ラグジュアリーホテルのケーキを通常よりも多く取り揃えてみる。するとお客様ニーズが合致して、良い反応をいただけて、売上を向上させることができるというようなことがあります。クリスマスケーキは分かりやすいため例に挙げましたが、仮説を立てるのが難しい商品もあります。いろいろと細かく状況を判断しながら、臨機応変に品揃えをしていくことがこれまで以上に必要になったと感じています。
人が好き、ものが好き。そんな好奇心旺盛な方には、とても楽しいと感じていただける職場です。新しいものを生み出す感動を、関わる人たちと共に味わえる、かけがえのない仕事だと思います。この仕事は、お取引先や同僚とのコミュニケーションから企画や商品が生まれることが非常に多くあります。普段の何気ない会話をきっかけにして、例えば作り手の方とお話しする際に、「〇〇さんの地元はそういった地域なんですね、ではこの素材を使ってみませんか?」といったご提案をし、そのことがきっかけで商品化に至ることもあります。表面的な会話だけではお聞かせいただけない内容もあるので、自分から積極的に関係を深めていく努力も必要です。人とコミュニケーションをとることが好きな方なら、この仕事を楽しんでいただけると思います。