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MATSUYAの「人」と「仕事」

★小笠原 由佳
銀座店 婦人雑貨


【経歴】
2006年4月  入社 浅草店 3F 婦人雑貨
2008年4月  現職
顔写真
 
自分を引き出してくれる「アットホームな社風」
情景写真就職先を探すにあたって、当初は百貨店と並行して住宅関連会社も候補として考えていました。家という一生モノを購入する、その幸せの瞬間をお手伝いする仕事に魅力を感じていたからです。結果として、百貨店を選んだのは、暮らしに身近な商品を通して、たくさんの人の幸せをお手伝いできる仕事だと思ったからです。私自身、どんな小さなものでも、なにかを買うと幸せな気持ちになりますから。また、母が過去に百貨店に勤めていて愛着があったことももう一つの理由です。百貨店の中で松屋を選んだ理由は、面接や採用担当者などの人柄を通して感じとった松屋のアットホームな社風が、自分に合っていると思ったからです。自分の言いたいことを言え、伝えたいことを伝え、自分らしさを出せる。面接という緊張した場でありながらリラックスした雰囲気をつくり、素の自分を出させてくれた、そういう会社としての姿勢に共感を持ったのが決め手でした。
FBS研修で松屋の意思決定の仕組みをロールプレイング
就職して最初に配属されたのは、浅草店のハンドバッグ売場。担当はハンドバックと財布だったのですが、売場での仕事の基礎は、ここで一通り学びました。入社後すぐのマンツーマン研修では、先輩社員から“ほう(報告)れん(連絡)そう(相談)”の徹底をテーマとして与えられ、社会人として自覚、百貨店社員としてのマナーを再認識。また、年3回行われる「新入社員フォロー研修」は、夢中で前だけを見て歩いてきた足を止めて、今の自分を見つめ直したり、整理し直したりする時間として使いました。
3年目を迎え、現在は銀座店で帽子とベルト、手袋を担当。売場が変わればまた新しいことを学ばなければならないのはもちろんのこと、銀座店は浅草店と比べて、商品もお客様の層も、催事の規模も、セールの見せ方も違うので、接客や販売の仕方もまったく異なります。今はその違いに少しとまどいながらも、それをいい緊張感にしながら目の前の仕事に取り組んでいます。トレンド発信地ならではの感度が求められる銀座、地域密着で価格訴求が求められる浅草、双方を経験できたことは自分のこの先のキャリアを考える上で、とても大きな意味があったと思います。会社によってはジョブローテーションが無く、ずっと同じ売場で同様の仕事をやり続けている人もいると聞いたことがあるので。“売場を異動することによって、モノを見る目を養っていける”というのも、松屋の大きな魅力かもしれませんね。
モノを見る目、という意味では入社1年目に参加した「FBS(フレッシュマンビジネススクール)研修」が大きなターニングポイントになった気がします。FBS研修のハイライトはディベート。ひとつのテーマが与えられ、そのテーマに向かってそれぞれが意見をぶつけあうという経験はとにかく新鮮でした。さらに、最終的にはチームとしての答えを持って意見を戦わせていくので、「自分の意見だけでなく、チームとしての意見をまとめ、それをいかに肯定化させるか?」という課題が与えられます。そのために資料を集め、証拠を用意し、理論を凝縮し、限られた時間の中で相手と交渉する。ちなみに私達の研修時は「銀座の建物の高さを制限すべきか?」「英語教育を小学生からやるべきか?」等のテーマが与えられて、1年間さまざまなテーマで意見を戦わせました。途中、チームの編成が変わったりもして、変化に応じて内部の意見をまとめる交渉力も同時に鍛えられた気がします。FBS研修のプログラムはまさに、松屋の意思決定の仕組みをロールプレイングしているようなものですね。
もちろん、研修を通して学んだことは、今の仕事にダイレクトに活かされています。お取引先との交渉は、理論や証拠の準備なくして成立しませんし、接客もまた、瞬時に有効な情報を伝えられなければ販売員としての説得力がありませんから。
今後も、研修やゼミには積極的に参加していく予定です。現在受講している「FBSフォロー研修」に関しては既にテーマをもらっています。グループ単位で立案した企画をプレゼンテーションする課題が用意されており、自身のキャリアアップにおいても不可欠となるプレゼン能力をこの機会に磨いておきたいと思います。
「3年目」で見えてきたこと、気づかされたこと
情景写真3年目にもなると、今までとは課せられる責任も重くなってきます。心がけていることは、いろいろなアドバイスをもらいながら、コミュニケーションを大事にして、しっかりとした自分の意志を持って仕事をすること。以前、売場のディスプレイを提案した時にバイヤーや周りの人との意見が合わなくて、最終的によかれと思って軌道修正したのですが…逆に後になってバイヤーから「なんで簡単に意見を変える?周りから少し意見されたくらいでなぜ?」と、意志の弱さを指摘され、ものすごく後悔したことがあったので。意志のない「やりたい」がいかに無力なものか、自身の経験を通して思い知りましたね。
そういう意味では、毎日が勉強です。今もまた、売場の仕事をこなしながら10月の「帽子フェスタ」に向けて生地選びをしたり、サンプルを見にいったりと多忙を極めていますが、その状況下においても常に人とのコミュニケーションを大切にしながら、自分をしっかり持ちながら、目の前の仕事に取組んでいきたいと思っています。「率先してVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)などの領域まで手掛けていけるようになりたい」という3年後の自分を想像しながら。
就職活動にのぞむ大学生の方へ
就職活動中の学生にアドバイスするならば、まずは焦らないこと。私自身もそうでしたが、就職活動をはじめて、いろいろな会社に行ってみて、採用担当者の話を聞いてみて、はじめて「自分が何をしたいのか?」が整理できてくるものだと思います。ちなみにぜひ一緒に仕事がしたいと思うような人は「パワーがあって、やる気があって、自分の意見を言える人」。私たちに刺激を与えてくれるような新入社員が理想ですね。
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