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連載・ホンモノ

Vol.50 アトリエメイド(パターンオーダースーツ)

2015年9月8日更新

2015年9月、松屋銀座5階メンズフロアにオープンした「アトリエメイド」では、先にご紹介した丸縫いの既製服とともに、パターンオーダーにも力を注ぐ。もちろん、価値のある素材を用いたスーツを手ごろな価格で、というコンセプトは踏襲しながら、こちらもまた、「パターンオーダー」と聞いて想起するサービスとは一線を画す、松屋らしい新しい提案をしている。

パーツの自由度は高く、デザインはスタイリッシュに

世の中には、“オーダー”と名の付く、紳士服の仕立て方がいくつもあり、それぞれに一長一短がある。
まずフルオーダーは、その人の体に合わせて型紙を起こし、生地を選んで一着ずつ作るので自分のサイズにぴったりの服を好きなように作れる。だがそれ故に、“ちょっとお腹が出てきたぞ”という場合も、服にそのまま反映されてしまう。そのため、残念ながらシルエットが崩れてしまうこともあるのが弱点だ。
パターンオーダーは、百貨店ではブランドで選ぶケースが多いかもしれない。この場合、そのシーズンに既製服として販売している服のデザインを生かしつつ、その上でお客さまの体型に合わせて一定の範囲でサイズを調整したり、好みの生地を使ったりして、ブランドデザインで自分仕様の服が作れる。しかし補正できる部分はあまり多くない。

イージーオーダーという方法は、多くのパターン(型紙)の中から選べ、補正できる部分も多いのでフィット感がある。だが長く使えるように汎用性のあるデザインが多いため、おしなべて平凡な仕上がりになってしまう。
これを踏まえた上で、アトリエメイドで提供されるパターンオーダーはどのようなサービスだろうか?紳士服のバイヤー・宮崎俊一は、「パターンオーダーとイージーオーダーの“いいとこ取り”のようなサービスです」と言う。
松屋のパターンオーダーは、生地選びから始まる。ラインアップは現在作られている生地に関しては、質もよく価格も適正と思われるもの。さらに宮崎が持つ国内外のネットワークを使って、1960年代から80代にかけてのヴィンテージ生地もそろえた。現在の生産体制では作れない、手の込んだものが多いと言う。生地の量が少なく、通常の生産ラインには載らないようなものを探し出しては買い付けたのだ。
「ヴィンテージはどれも一着分ずつしかありません。工場で大量に作りたいとなると、生地も一括して裁断しますし、量が少ないと嫌われます。しかしパターンオーダーは一着ずつ作るので、その点が問題になりません。」

次にデザインを選ぶ。トレンドを意識したよりスタイリッシュな型と、オーソドックスな型と、基本の型紙を2型用意している。
実は、イージーオーダーで同じ型紙を長く使うのは、デザインを起こすというこの作業が非常に煩雑だからだ。
「紳士服の型紙のパーツは、大体上着だけで700パーツ程度あります。パーツを一つ変えたら、それに従ってその他のパーツも修正しなくてはなりません。かなり手間のかかる作業と言えます」。つまり、一度作った型紙は、コストを考えるとなるべく長く使いたいのだ。しかし松屋では、お客さまにより良いスーツを提供するために、その手間を惜しまず、パターンの改善を繰り返し行っている。

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