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連載・ホンモノ

Vol.47 READY OR ORDER(レディ オア オーダー)

2015年8月12日更新

ポップな表情ながら、高い技術に裏打ちされた革小物の数々

こんなモノ作りが、ある雑誌の編集者の目に留まった。井戸氏の財布を気に入り、雑誌で取り上げたいと言う。そのうち、財布が欲しいから、工房に遊びに来ると言い出した。井戸氏は、「せっかくここまで足を運んだのだからと気軽に、『好きな革とか、ボタンとか、選べば?』と彼に言ったら、『そんなコトできるんですか?!』と驚かれたんです」。井戸氏にとっては当たり前のことだったが、若き編集者には、意外だった。
程なく、彼の企画によって雑誌で財布特集が組まれた。佐藤可士和や藤村俊二といった著名人が『READY OR ORDER』とコラボレーションする形で"自分"モデルの財布を5パターンほど作り、誌面とインターネットで販売したところ、大反響。同時に顧客からオーダーを受けるスタイルもスタートした。

このイベントが好評だったことから翌年にも同様の企画を立ちあげようという中で、実店舗でも販売ができれば、という話が出た。「そこで、松屋の当時のバイヤーさんと知り合いだった編集の彼が縁をつないでくれたのです」と井戸氏。
現在、松屋の人気催事の一つ「レザークラフトマンワールド」は、実は、この時の出会いがきっかけとなっている。READY OR ORDERを筆頭に、若手の革職人を集めて始まったこの催事は、予想をはるかに越える人気イベントとなった。「結局、松屋さんにはその後も折あるごとに出店させていただいて、その後数ヶ月間、館内のどこかでREADY OR ORDERの販売をしていました」。

同じ素材の色違いなどを数えると、革の種類は100以上。その中から自分で選べるオーダーというスタイル、顧客にとっては新鮮だ。エッジーなアイテムを好む顧客の多い松屋銀座とマッチしたスタイルだといえる。
それに自分だけのオリジナルが出来上がるまでの時間も楽しい。「どちらかといえば、紳士ものとして販売されているのですが、僕自身も使いやすい財布は男女共通だと思っています。それに、女性のほうが、面白そうなもの、新しいものへの好奇心が強いですね。やはり女性のパワーが世の中を動かすんです(笑)」。

そうかもしれない。それにREADY OR ORDERの代表的なアイテムである財布は、どれもカラフルで、女性は思わず手にしたくなる。井戸氏は「僕、黒が嫌いなんです。それに黒のお財布なら、他にもいくらでもあるから僕が作らなくてもいいと思ってしまう(笑)。素材の革を選ぶ時にもまず、鮮やかな発色を基準にすることが多いですね」と色へのこだわりについて語る。
人気の秘密はもちろんそれだけではない。井戸氏の語り口は、ジョークを交えフレンドリーで装いもスタイリッシュ。だが、その実、井戸氏は技術認定試験(日本鞄ハンドバッグ協会)に合格した数少ない13人のうちの一人で、技術の高さは業界でも一目置かれている。確かに井戸氏が手がけたアイテムには、同じように見えてもしっかりと技術の差がにじみ出ている。

東京都墨田区のタンナーでなめされた、一押しの豚革

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