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連載・ホンモノ

Vol.45 真木テキスタイルスタジオ

2015年2月18日更新

春の息吹を伝える「春色 MAKI TEXTILE STUDIO 2015 春展」

タッサーシルクの織物以外にも、「真木テキスタイルスタジオ」からは、さまざまな素材を使った魅力的なアイテムが続々と生まれている。先シーズンの逸品が、タッサーナーシとヒマラヤウールを混紡したケープベスト。ふっくらとした風合いと優しい肌触りで好評だった。「心を込めて織った布だから少しも捨てたくない」という気持ちから生まれたのが、機の上で折り紙のように縫製したジャケット。捨てる生地がほとんどなく、エコの点からも注目を集めた。

「シルクが基本ですが、それだけではありません」と語る真木さん。タッサーシルクを真綿にし、ヒマラヤウールやパシュミナなど他の繊維と混ぜて手紡ぎをしたり、苧麻(ちょま)や麻などの植物繊維もシルクと織り合わせる。そのシルクも経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の組み合わせを変えて多種多様な織物を作りだしている。
15年ほど前から、沖縄の西表島で活動する染織家の石垣昭子さんと共同し、西表で育った素材をインドの素材と織り上げ、その布を西表の紅露(くうる)や藍、福木などで染めるなど、独自の布作りも展開している。西表では繊維素材づくりや天然染料の研究、有用植物の育成など、自然の中での布作りをインドのスタッフとともに学び、北インドの工房でも実践している。それは暮らしの中での布づくりだからこそインドでもまた可能だという。
このようにして「真木テキスタイルスタジオ」の新しい製品が生みだされている。

松屋銀座は90年代の半ばから、リビングフロアのギャラリーで春と秋の2回、展示会を実施してきた。次回の展示会は、2015年3月4日(水)から3月17日(火)まで7階「遊びのギャラリー」で開催される「春色 MAKI TEXTILE STUDIO 2015 春展」。生絹のサラサラ感を活かしたストールを中心に、タッサーシルクを混ぜた温かみのある混紡の洋服や、秋の展示会で好評だった、ユニークなデザインの洋服も出品する予定だ。素材はもちろん、春をイメージさせる澄んだ色彩にも注目してほしい。

昔も今も、真木さんが追求しているのは「暮らしの中にある道具としての手織物」。使って心地いいもの、道具として役に立つものだけを考えて、手紡ぎと手織りの仕事を続けている。そこから生まれる製品はシンプルで美しく、少々こわばった私たちの心をゆっくりとほぐしてくれる。タッサーシルクのストールが時間と共に肌に馴染んでくるように、ゆっくりと。

※本記事の内容は公開当時のものです。現在と内容が異なる場合があります。

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