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連載・ホンモノ

Vol.45 真木テキスタイルスタジオ

2015年2月18日更新

本物の手織物は、土のあるところでしか作れない

「竹の家」は「真木テキスタイルスタジオ」の実験室兼研究室とも言える場所。真木さんとスタッフは、ここで糸づくり、草木での糸染め、試し織り、製品の仕上げ作業、展示会の準備など、製品づくりに関わるありとあらゆる仕事をしている。手仕事に対するこだわりは徹底していて、繭の座繰り(繭から糸をたぐりながら糸枠に巻き取ること)まで自分たちでやってしまうほど。
「機械を使わないのは、糸がなりたい姿になるようにしているから。無理に伸ばさないので、空気を含んだようにふっくらするんです。だから、タッサーシルクの織物は着ていて気持ちがいい。寒い時は温めてくれるし、暑い時には涼しくしてくれる。動物の理に適っているのです」

インド北部の州に小さな工房を構えている真木さんは、2012年から、同じ北部のヒマラヤ山麓に近い地に新たな工房の建設を進めている。敷地は約3500坪と広大だが、工房としての考え方は今までと同じ。中庭を囲むように、紡ぎ、染め、機織り、仕上げなど各工程を行う小ぶりな建物を4棟建てる。
「中庭に立つと、紡ぎ手や織師など、それぞれの建物で働く人々の姿がよく見えるようになっています。私は手仕事から生まれるものが好きだし、それを生み出す人たちも大好き。だから、美しいものを一緒に作れる環境を大切にしたいのです」

新しい工房は、規模は大きいけれど、建材は天然素材しか使っていない。しかも機械を使わず、全て人の手で造っているというから驚く。真木さんの手仕事への思いに共感した現地建築家の協力があってのことだという。真木さんは、信じている。「本物の手織物は、土のあるところでしか作れない」と。
言ってみれば手織物のプロデューサーのような立場でありながら、真木さんにその気負いはまったくない。その優しく温かな人柄と布への真摯な思いが人々を魅了するようだ。

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