ページの先頭です


ここからヘッダー内のメニューです

文字サイズの切替
  • 中サイズ 12ポイント
  • 大サイズ 14ポイント


ここから本文です

連載・ホンモノ

Vol.44 越前和紙 WASHIYA 「杉原商店」

2015年1月28日更新

若手職人が顔を揃える展示販売会「越前和紙、その可能性」

杉原商店は「漆和紙」のほかにも、印刷後に手でちぎれる「ちぎってシリーズ」や、インクジェットプリンタ対応のカラフルな「羽二重紙シリーズ」、雅な雰囲気が特徴の「古代シリーズ」など、さまざまな種類の紙製品を開発・販売している。そのどれもが、今までの伝統的な和紙のイメージからは想像できないユニークなものばかり。杉原さんは自社サイトからの情報発信にも力を入れており、形にとらわれないユーザー独自の使い方を呼びかけている。杉原商店の製品には、ものとしての魅力だけでなく、実用上のメリットもありそうだ。初めて会う人に「ちぎってシリーズ」で作った名刺を渡せば、そこから話題が広がり、親睦が深まるかもしれない。

「和紙ソムリエ」&「和紙キュレーター」として、杉原さんは越前和紙の伝統を受け継ぐ人材の育成にも力を入れている。
「現在、越前には紙漉きをはじめ、全体で約400人の職人がいます。家業を継いだ若手が増えているだけでなく、県外からも若い人が集まってきている。私の仕事は、職人と販売先を結び付けること。お客様からは丁寧に要求を伺い、職人にはこういう紙が求められているから作ってほしいと依頼しています。嬉しいのは、若い職人たちが自ら進んで新しい試みにチャレンジしていることですね。越前和紙が海外でアートとして受け入れられていることも、刺激になっているようです」 新たな可能性に気づいた若い職人たちは、依頼された紙の製作だけでなく、自分たちの感性から生まれた製品を次々と発表している。そんな越前和紙の今を伝えるのが、松屋銀座7階「和の座ステージ」で2月4日(水)から10日(火)まで開催される展示販売会「越前和紙、その可能性」。多数の紙製品が出品される中、杉原商店からは展示会開催を記念した「松屋オリジナルメッセージカード」が販売される。エンボス加工のような浮き彫り模様を施しながら中面はメッセージを書きやすいよう凹凸をなくした特殊な加工が見どころだ。山次製紙所の若手職人・山下寛也さんが作ったアート作品「天使の羽」も大きな話題になるだろう。

また、青年部による紙漉きのワークショップも注目のイベント。ニュース映像などで見ることはあっても、実際の光景を目にするチャンスは滅多にない。大人はもちろん、子どもにとっても日本の伝統工芸に触れる絶好の機会となるだろう。

「若い人たちが食べていけるように、私はこれからも走り回ります」と、笑顔で話す杉原さん。地域を支える情熱的なリーダーと、クリエイティブな若い職人たち。彼らがいる限り、越前和紙の伝統はこれからもしっかりと受け継がれていくことだろう。

※本記事の内容は公開当時のものです。現在と内容が異なる場合があります。

  • 松屋カード 今なら、新規ご入会でDCのポイントをプレゼント!
  • 松屋ポイントカード 食品、ご飲食もポイント対象に!
  • 松屋メールマガジン ご登録・解除はこちらから
  • 松屋銀座が提供するレッスン講座 クラブMGカルチャースクール受講生募集中!

松屋銀座 住所:〒104-8130 東京都中央区銀座3-6-1 電話:03-3567-1211(大代表)



ページの終わりです

ページの先頭へ戻る