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連載・ホンモノ

Vol.34 木村硝子店

2013年12月18日更新

「自分が作りたいもの、嘘のないものだけを作る。今までも、これからも」

「気分の気持ちに嘘がないかどうか。私にとってこの形が本当にいいものなのかどうか。作る時はそのことしか考えていません」
と語る木村さん。ヒラメキのような感覚が全て。売れることを前提にしたものづくりではないので、時には商売にならないこともある。一方で、思いがけず高い評価を得ることも。「サヴァ」のワイングラスは、とあるフレンチの名店が採用してくれた。
「和の高級店ならともかく、こんなに足の短いグラスを洋のレストランが使ってくれるとは思いませんでした。売れない予想は当たるけど、売れる予想はたいてい外れる(笑)」

自分が作りたいものを作る。その信念は、才能あるデザイナーとのコラボレーションにも活かされている。その代表作が、1980年に発売された、プロダクトデザイナー・小松誠さんデザインによるグラス「クランブル」。小松さんがシワくちゃの紙をコンセプトに瀬戸物で作った器を、ガラスで表現するという大胆な試みだった。
「シワをガラスで表現したら面白いと思って。見本を何度か作り直し、狙いどおりのものができました」
「クランブル」は、84年にMOMA(ニューヨーク近代美術館)のパーマネントコレクションに選定された。他にも五十嵐威暢さんデザインのドロップレット、柳原照弘さんデザインの斜めに傾いたグラス、ワインソムリエ・田崎真也さんとコラボレーションしたグラスなど、個性豊かな製品が多数ある。

デザイン性の高い製品の中でも、特に注目度が高いのは17年ほど前に発売した「木勝」だろう。木村硝子店のデザイナー・三枝静代さんがデザインしたシリーズで、ヨーロッパのアンティークグラスをデザインモチーフにしている。
「販路を限定し、マスコミの取材も受けていないので見るチャンスは少ないでしょう。サイズも小ぶりなので実用性は低い。あえて言うなら見せるため、感じるためのグラス。日本ではあまり売れていませんが、欧米では大人気商品です。彼女のデザイン力のおかげですね」

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