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連載・ホンモノ

Vol.32 ババグーリ

2013年10月2日更新

手仕事にこだわるのは、その速度が自然の速度に合っているから

シルクウールのプリントスカーフや銅をたたいて作った蒸し器を前に、レール氏は手仕事に対する熱い想いと、ものづくりを巡る厳しい現実について語ってくれた。 「私が手仕事にこだわるのは、その速度が自然の速度に合っているからです。工場でモノを大量に作れば、負荷を与えて自然を破壊してしまう。自然を壊すくらいなら、私はモノを作りたくない」 レール氏の主張は明確だ。人が求めるのは、幸せになること。経済的に豊かになることは結果であって、最初からそれを求める今の社会は、どこか間違っているのではないか。「経済の成長と手仕事は相容れない」というレール氏の言葉には、だからこそ自分は真正面からそれに挑戦しているという、高い志が秘められている。

一方で、手仕事の未来は決して明るいとは言えない。
「世界的に見て、職人の数はどんどん減っています。製造者側から見ると、コスト的に見合わないことがその理由。製作に時間がかかるので、人件費がかさむのです。職人たちも、最終製品の値段と自分たちの賃金の差が大きいことに気がつき、仕事から離れるようになりました」 手仕事を守るため私たちにできることは、興味を持つこと。そして、その素晴らしさを積極的に伝えること。例えば百貨店の売場で手仕事の製品を買えることも意義ある活動と評価している。

手仕事の職人は、同じ商品を長年作り続けているケースが多い。モノが良くて壊れないから、お客様はなかなか買い替えてくれない。この状況を変えるため、「ババグーリ」は新しいモノを作ることに意欲的な職人を探し出し、レール氏が新商品のアイデアを提案しているという。氏自身が優れたテキスタイルデザイナーだから、アイデアが尽きることはない。 「私のデザインは機能ありき。飾りでデザインすることは一切ありません。必要なものは商品から店の什器まで何でもデザインしますが、徐々にそれが少なくなってきた。だからババグーリは商品数が増えない(笑)」

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