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連載・ホンモノ

Vol.19 iittala(イッタラ)

2012年9月26日更新

異なる要素が生み出す新しい価値「Sarjaton(サルヤトン)」

2012年9月、「イッタラ」はテーブルウェアの新ライン、「Sarjaton(サルヤトン)」を発表した。商品構成はグラス、マグカップ、ボウル、プレート(2サイズ)、ディーププレート、サービングボウル、木製トレー、ペーパーナプキン(2サイズ)からなる計10アイテム。ガラス器もあれば陶磁器もある。パターンはいくつかあり、マグカップとボウルにだけ数種類のカラーが揃っている。一見したところ、統一性がないような印象を受ける点が、これまでの「イッタラ」とは大きく異なっている。

「フィンランドの文化や伝統をモダンな視点で解釈すること。そこから、全く新しい価値を生み出そうと考えたのです」
そう語るのは、同シリーズの主任デザイナーであるハッリ・コスキネン氏。ガラス器だけでなく家具や照明器具など幅広い分野で活躍する世界的デザイナーで、イッセイミヤケ、無印良品、セイコーなど、日本製のプロダクツも数多く手掛けている。「サルヤトン」の制作にあたっては、自ら陶器製品のフォルムと木製トレーのデザインを担当した。

不思議な響きを持つ「サルヤトン」は、フィンランド語で「続きものではない」という意味。ひとつひとつのアイテムに共通性がなくても、組み合わせて使ったときに予期せぬ調和が醸し出される。見た目は「続きものではない」のに、使っているうちに不思議な連続性を感じる面白さ。分かりやすい調和が重視されてきたテーブルウェアのデザイン潮流におさまらない、前衛的な試みとも言えるだろう。
「サルヤトンは、分野の異なる6人の若手デザイナーが分担して制作しました。異なる要素は、作り手自身の個性でもあるのです」

新しいデザイン言語から生まれた「サルヤトン」だが、北欧らしいアイコンも随所に散りばめられている。「Metsa(メッツァ)=森」「Tikki(ティッキ)=ステッチ」「Letti(レッティ)=編み込み」などのパターンがそれ。陶磁器の底部には魚のマークが描かれている。

「サルヤトン」を見ていると、日本の食卓に通じる“柔軟な発想”が隠されていることに気づく。日本人は和洋のテーブルウェアが混在してもさほど気にしないし、便利であれば産地がどこであっても構わない。
「木の文化がベースにあるフィンランドと日本は、食文化が似ているのです。サルヤトンの自由な組み合わせは日本の食器に近いですね。今度は木のスプーンを作ろうかな(笑)」

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