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連載・ホンモノ

Vol.17 オーガニックコットンのプリスティン

2012年8月1日更新

ファーマーに対する尊敬とメイド・イン・ジャパンへのこだわり

「プリスティン」を展開する株式会社アバンティは、オーガニックコットンを日本に広めたパイオニア的存在として知られている。会社設立は1985年。オーガニックコットンの輸入を始めたのはその5年後だが、代表の渡邊智惠子さんは、オーガニックコットンについて全く知識がなかったという。
「アパレルとは関係のない分野で仕事をしていましたからね。でも原綿の産地であるテキサスの農家を訪問して意識が変わりました。オーガニックコットンは栽培に手間暇がかかるだけでなく、売れ残りのリスクもある。それでも栽培するのは、彼らが土地は神からの預かり物だと信じているから。きれいな状態で神に返すためには、オーガニックでなければならないのです」

オーガニックコットンとは、3年以上、農薬や化学肥料を使わない畑で栽培された綿のこと。畑に蒔く種も、遺伝子組み換えをしていないものに限られる。現在、世界の綿生産に占めるオーガニックコットンの割合は1%にも満たない。それでも、世界各地に原綿を栽培するファーマーや、渡邊さんのように生地や製品を作る人々がいる。
「先進国では綿が大量生産されていますが、そこでは化学肥料や枯葉剤などが日常的に使われています。自然環境へのダメージは計り知れません。一方、途上国では子供たちを学校に行かせないで働かせる児童労働が大きな問題になっています。オーガニックコットンに関わることは、今日を生きる私たち自身のため、そして未来ある子供たちのために、農業を本来あるべき姿に戻そうという世界的な試みなのです」

最初は糸の輸入から始めたが、1993年に原綿を輸入して国内で糸と生地の生産までを行う一貫供給体制を確立。川上から川下のビジネスを目指し、96年にはオリジナルブランドの「プリスティン」を立ち上げた。今は日本各地に点在する約190社の工房や工場に依頼し、糸や生地、完成品を製造している。
「こだわっているのは“メイド・イン・ジャパン”であること。日本には数多くの繊維産地があり、それぞれに特徴のある糸や生地を作っています。伝統を受け継ぐ職人さんたちもまだ大勢います。オーガニックコットンを知る人はいませんでしたが、なんとかその理念を伝え、皆さんの協力を得ることができました」
渡邊さんはオーガニックコットンの普及を目指した組織づくりにも力を入れてきた。現在は社長業の傍ら、NPO法人「日本オーガニックコットン協会」の副理事長を務めている。

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