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連載・ホンモノ

Vol.13 ジャパニーズレザークラフトマンワールド

2012年4月4日更新

革と会話するこだわりの職人集団─ CRAMP

一切の妥協を排したものづくりスピリット、革と会話する職人集団──根津と上野をつなぐ裏通りに軒を構える「池之端銀革店」には、そんなキャッチフレーズがよく似合う。特に目立つわけでもないこの場所に、そんなマニアックなセレクトショップがあること自体が不思議だ。代表は、ベルト製造の会社を経て独立した小野勝久氏。職人としてキャリアをスタートし、革の奥深さに引き込まれた結果、2004年に同店を立ち上げた。小野氏の役割は店の経営と、製品を企画し、それを作る職人をコーディネイトすること。店舗には工房が併設され、専属の職人が7人在籍している。

「CRAMP(クランプ)」は、同店が企画から生産までをトータルプロデュースする革小物の専門ブランドだ。特徴は、シンプルなデザインと趣向を凝らした機能。そして、長期間の使用によって生まれてくる経年変化の味わい。小野氏言うところの“厚化粧しない革”を染料仕上げすることにより、使い込むほどに深みのある艶が現れ、皺が増えてくる。 ちなみに「CRAMP」とは、材料同士をつなぐために用いられる金具(=かすがい)のこと。ベルトの場合はループの固定に使われる。
「クランプは見えない部分に使われている重要なパーツ。物と物、物と人、そして人と人をつなぐという意味を込めてブランド名にしました」と小野氏は言う。

「CRAMP」ブランドには、財布、ベルト、バッグ、アクセサリーなど多種多様なアイテムが揃っている。どれもが選りすぐりの高品質レザーを使い、使い勝手にも工夫を凝らしたものばかり。ロングセラーとなっている二つ折り財布は小野氏が特許を取得したもので、小銭入れやカードケースなどパーツ部分だけを外して使ったり、別の札入れと組み合わせて使うことができる。

「CRAMP」を代表するもうひとつの人気アイテムは、レザーと金具を組み合わせたブレスレット。革は10色、金具は20種類、金具に埋め込む天然石も選べる。同店が「ジャパニーズレザークラフトマンワールド」に参加するのは今回が4回目。このブレスレットは毎回100個近くを販売している看板商品だ。
「これでブレスデビューする男性が多いんですよ。うちは男性向けの商品がほとんどなのですが、このブレスレットは女性にも支持されています」

同店の革製品には「CRAMP」の他にも、卓越したバックル職人が手掛ける「Haru(ハル)」、細部まで凝りに凝った「Dual(デュアル)」など、複数のオリジナルブランドがある。そのどれにも共通しているのは、「手作業にこだわりすぎず、機械に頼りすぎない」という絶妙のバランス感覚。これ見よがしな手作業はプロとして絶対にやらない。より良い商品を作るためには機械で作業する方が良い場合もあるし、その逆もある。
「大切なのは使う道具ではなく、革と会話すること。機械を使っても、それができていればより良いものができます」
革の全てを知り尽くしているオーナーと、ものづくりの勘所をわきまえた職人たち。「CRAMP」の製品には、革に対する彼らの深い愛着が込められている。

※本記事の内容は公開当時のものです。現在と内容が異なる場合があります。

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