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連載・ホンモノ

Vol.11 BAO BAO ISSEY MIYAKE

2012年2月15日更新

使い手が完結させるために必要だった"三角形のピース"

企画段階のBILBAOは、電化製品のようなモールド一体成型のイメージだった。だが、これではバッグの種類だけ金型が必要になってしまう。多品種少量生産で回転の早いファッションのサイクルとは合わない。そこで考案したのが、三角ピースのモジュール化。モジュールをたくさん使えば大きなトートバッグが作れるし、少量ならポーチやハンドバッグになる。最小単位のパーツを作り、その組み合わせで多種多様なバッグを作るという発想だ。

では、ピースの形はなぜ三角形なのだろう? 松村氏は「柔らかさを出すことを前提に、タテ、ヨコ、ナナメの折り目を集約していった結果の形」と説明する。過去には三角形以外の形でバッグを作ったこともあるが、ここまでフレキシブルに形を変えるには、三角形のピースでなければ不可能なのだという。
三角ピースは、ヒートプレスすることによってメッシュのベースに溶着する。それぞれのピースには隙間があるので、形は変幻自在。マチはないが、中身に応じて変形するので収納能力は高い。コンパクトに折り畳んで他のバッグに入れておくこともできる。ちなみに三角ピースは軽量化をはかるため三層構造になっている。

皮革やビニールを裁断して手作業で縫い合わせるのではなく、同一モジュールの組み合わせでデザインの異なるバッグを作り上げるのがBILBAOの製造工程。工場のラインでオートメーション化されているかと思いきや、そうではないらしい。

「実際には手作業が多く、品質を安定させるのが大変でしたが、結果的には多品種少量生産を実現する効率的なラインができました。むしろ難しいのは、生産量が増える度に生産ラインを見直さなければならないことです。今も試行錯誤しています」

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