「デザインコレクション」のスペースは1989年、松屋銀座の全館リニューアルと共に新しくなっている。ポストモダンを意識した空間デザインは高く評価されたが、そこから既に22年が経過。コミッティーのメンバーも顔ぶれが変わり、「新しい空間を作り、そこから新しい活動を始めたい」という声が上がっていた。
「私自身も、メンバーになった時からリニューアルを提案し続けていました。それは空間が古いから駄目なのではなく、未来の日本のデザインを見据えた新しい器が必要だという考えから。ようやく実現の運びとなりました」

ほぼ四半世紀ぶりの大がかりな改装となる今回のリニューアル。設計デザインにはコミッティーのメンバーが全面的に関わっている。全体構想を深澤直人、照明計画を面出薫、売場内グラフィック計画を佐藤卓、ポスターデザインを佐藤晃一の各氏が担当。これほど豪華な人材を揃えた空間づくりは、なかなかあるものではない。
「開放感を重視し、柱を取り払って外から中が見えるようにしました。間口も広いので、今までより入りやすくなっているはず。色調も落ち着いたトーンになりました」