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デザインコレクションデザインコレクションとは

1955年、日本で初めてのグッドデザイン運動の場として、デザインコレクションはスタートしました。

ひとつひとつのデザインには思想があり、物語があります。

それらをていねいに辿ってゆくことで、私たちはものに貯えられてきた人間の知恵や伝統文化、さらには暮らしの未来に触れることができるのです。

日本デザインコミッティーは1953年の発足以来、デザインのあらゆる分野からメンバーを集めて活動を続けて来ました。

選定を続けてきたデザインコレクションはその活動の重要な成果のひとつです。

形や素材、その機能やたたずまいにはじまり、暮らしの歴史を通してそれらがどんな役割を果たして来たか、また新たなデザインの成果が、私たちの暮らしや生活環境にどのような喜びや覚醒をもたらせてくれるのか。

私たちはデザインの実践者として、選定品を通して、ものに託された思想と物語をみなさんにお伝えしていきたいと考えています。

デザインコレクションのさらに詳しい活動内容は、日本デザインコミッティーのWEBサイトでご紹介しています。

日本デザインコミッティーメンバー

深澤直人……… プロダクトデザイナー
原 研哉……… グラフィックデザイナー
平野敬子……… デザイナー
細江勲夫……… デザイナー
伊藤隆道……… 造形家
柏木 博……… デザイン評論家
川上元美……… デザイナー
喜多俊之……… プロダクトデザイナー
北川原温……… 建築家
小泉 誠……… リビングデザイナー
隈 研吾……… 建築家
黒川雅之……… 建築家・プロダクトデザイナー
松本哲夫……… 建築家・インテリアデザイナー
松永 真……… グラフィックデザイナー
面出 薫……… 照明デザイナー
三谷龍二……… 木工作家
永井一史……… アートディレクター
永井一正……… グラフィックデザイナー
内藤 廣……… 建築家
新見 隆……… キュレーター
佐藤晃一……… グラフィックデザイナー
佐藤 卓……… グラフィックデザイナー
柴田文江……… プロダクトデザイナー
須藤玲子……… テキスタイルデザイナー
田中俊行……… 空間デザイナー
山中俊治……… 工業デザイナー

新デザインコレクションの店舗およびギャラリーのデザインコンセプトについて

デザインコレクションは2011年8月にリニューアルオープン。メンバーが携わったデザインのコンセプトをご紹介します。

深澤直人 プロダクトデザイナー / 全体構想を担当

松屋銀座7階に新しく生まれ変わるデザインコレクションは、「あそこに行けばいいデザインに巡り会える」という人々の期待に応えるものでなければなりません。それは目新しいデザインがあるというよりも、むしろ今まで変わらず愛され続けてきたすばらしいデザインの定番があり、さらに新しく生まれた新鮮で刺激的なデザインもある。その両方を兼ね備えた場であるべきだと考えました。素晴らしいデザインのものが主役となるべき場を目指し、できるだけシンプルにそして落ち着いた空間のデザインを試みました。お店というよりも閲覧室的な雰囲気と、リビングルーム的イメージを出すために、ディーター・ラムスのデザインしたスチール棚、Vitsoeを展示台として用いました。空間の要素としては、全体を囲む透明なガラス壁と、落ち着いた木質の壁と柱、そしてレジの背面には朽ちたレンガに厚めの塗装を施した壁を用いました。デザインコレクションのお店とデザインギャラリーを繋ぐ場に書棚を置き、人が集まって語り合える広場的空間を設けました。 デザインファンがじっくりとよいデザインを堪能できる落ち着いた場所が銀座の真ん中にある。そんな誰もが真っ先に思い描く老舗を目指します。

佐藤晃一 グラフィックデザイナー / イメージポスターのデザインを担当

「GOOD DESIGN」・「いいデザイン」を合言葉に、2種のポスターをデザインしました。数点のラフスケッチを松屋とコミッティーの会合の席で見てもらい、双方の意見を出し合いながら、ほとんどその場でまとめられたイメージです。
私たちデザインコミッティーの活動には、その根底にモダンデザインの思想が流れています。古くて新しいそのモダニズムの普遍的な良さと美しさを、ストレートに表現しました。モダニズムの概念を柔らかく自由にとらえ、あくまでもヒューマンでたのしいものと考えることで、松屋の理念との相乗効果を期待しています。
結果として、いかにもギンザらしいモダンさとレトロ感が出ているかと思います。

佐藤 卓 グラフィックデザイナー / 売場内のグラフィック表記を担当

新しいデザインコレクションの売り場には、ひとつひとつの製品にデザインコミッティーのメンバーが書いたコメントが付きます。これを読むことで、その製品のデザインについての理解がより深まることでしょう。まさに製品を購入できる生活デザインミュージアムのような場です。デザインギャラリー外側の壁には、今まで開催された全ての展覧会タイトルが表示されています。このタイトルを遡っていくと、デザインコミッティーが半世紀以上に渡ってその時々、どのような事に注目してきたかが分かります。売り場はトークショーの開催や季節ごとの提案など、今までの静的な売り場から今後はもっと動的な売り場に変わっていきます。

面出 薫 照明デザイナー / 売場内の照明計画を担当

新しく生まれ変わるデザインコレクションの環境が、これから20年ぐらいは陳腐化しないものにしたいと考えました。タイムレスな光環境。それを目指すには奇をてらわずに日常感覚で誰にも受け入れやすい優しい光にすべきです。
先ずは省エネの救世主とでもいうべき新光源LEDを多用しました。そして展示棚が置かれる中央部には、スーパーアンビエント・ライト(超間接照明)を採用しました。これは展示棚上部に設置した照明器具から天井に向けて光を照射し、白い天井を反射する拡散光で棚下にも影の出にくい光環境を期待したものです。普通の天井からのダウンライトやスポットライトでは、展示棚によって光が蹴られ不必要な陰影が棚下の商品展示を困らせます。通常ではそれを防ぐために棚下照明を入れたりスポットライトを追加したりするのですが、それらの小細工を辞めて屋外の天空光のような自然な光を作ったのです。光の色も暖か過ぎず冷た過ぎない中間的な色温度を狙いました。

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