ずいぶん前に信州安曇野で生まれた「おこげ本舗」の誕生秘話を書かせていただきましたが、皆様のご支持をいただき、おかげさまで出店して早4ヶ月が経とうとしています。

過去の記事はこちらから ↓↓
おこげ ~安曇野 大地のおこげ~(2011年8月22日up)
おこげpart2 ~安曇野 おこげ本舗~(2011年10月10日up)

だいぶ定着はしてきたものの、更に新しいお客様を増やしていきたいという所から新しい商品を開発いたしました。

今日はそんなお話です。

「おこげ」って素材をそのままピューレにして、つなぎにほんの少しの小麦粉を使用する以外は、なにも加えずそのまま焼いたものなので、みかけは薄いお煎餅みたいで、そんなにボリュームがありません。
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大地のおこげ
栗(1包 2枚入)399円
恵比寿かぼちゃ(1包 2枚入)315円
紫芋(1包 2枚入)294円
いちご(1包 2枚入)294円
塩アスパラ(1包 2枚入)315円などなど、季節によって様々なお味をご用意しています。


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おこげでアイスクリームをサンドしたり、細かく砕いてヨーグルトにかけたり。
アレンジしても美味しいです。


ボリュームが出るように何か加える事はできるのですが、本来の素材の味を召し上がっていただきたくて、あえてそういう風にお作りしています。
価格も少々高めなので、コンセプトは変えずにもう少し安価でボリュームのある新しい商品を開発しようという話になりました。

「おこげ」に何かを加えるのではなく、「おこげ」を活かしてボリュームを出す。
「おこげ」を何かに乗せてみるのはどうだろうか…。

早速、フットワークの軽い社長がいろいろと挑戦してくれました。
ラスクやパウンドケーキやクッキーなど…。
一番相性が良く美味しく出来たのが、「サブレ」。

味はどうしようか。やはり信州安曇野にはこだわりたいところから、連想される物をあげてみました。
「醤油」「みそ」「五平餅」「いちご」「わさび」などなど…

「醤油、みそって調味料の基本ですよね。おこげ本舗のコンセプトも素材の基本の味 だし、基本同士で調味料の基本“さ・し・す・せ・そ”を使っておこげを作ったらどうですかね」
私たちの最も尊敬し、信頼している方からのアドバイスがあり、
「なるほど~ おもしろいですね やってみましょう。」
「どんなものが出来ますかね」

「‘さ’ 砂糖は和菓子ですから黒糖がいいですね。」
「‘し’ 塩はそれだけだときびしいな、何か加えてみては。」
「‘す’ 酢も何か入れないと味が強すぎますね。」
「‘せ’ 醤油は信州産でいけますよ。」
「‘そ’ 味噌は得意です。信州名物 五平餅でどうですか?」

話は盛り上がり、早速いろいろと試作してみました。

結果、こうなりました…
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※左から「さしすせそ」の順番になっています。


「さ」 純黒砂糖さぶれ…沖縄の久米島産 いまだに薪を使って直火抱きで煮詰められたコクのある黒糖を使用。 

「し」 抹茶塩さぶれ…塩ソムリエが高く評価した沖縄県北谷町宮城海岸沖合いの海水が原料の、カルシウムたっぷりの塩と抹茶を組み合わせました。

「す」 木苺酢さぶれ…りんご酢と信州産の木苺を組み合わせました。りんご酢の蔵元は何も足さないことをモットーに100%りんご果汁をアルコール発酵させて作ります。まろやかな酸味と木苺の酸味がマッチした今までにない組み合わせです。

「せ」 一味醤油さぶれ…和食の職人の間では高名な安曇野産の醤油を選びました。そこに地元の一味唐辛子をアクセントに加えると、味を引き締めてくれます。

「そ」 五平味噌さぶれ…味噌といえば信州。味自慢のお味噌屋さんから五平餅に合う杉木桶で2年間熟成させた味噌を選びました。そこにすりごまを加え五平餅をサブレに仕立てました


サブレ自体にも米粉を使い、日本の調味料の繊細な味を更に際立たせました。

形も始めは丸型だったのですが、五平餅の形の小判型にすることで信州色を加えました。
その完成形がこちら!
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こちらは地下1階和菓子売場「おこげ本舗」で5枚セットで840円で販売中です。
ぜひ、こんなエピソードを思い出しながら召し上がって見てください。




※表示価格はすべて税込です。