ゴールデンウィーク真っ盛りですが、皆さまは有意義にお過ごしでしょうか?
我々 百貨店人は皆様とは逆に、全国から多くのお客様にご来店いただき大忙しです。

この時期にあわせ8階イベントスクエアでは、生誕110年を祝い「ウォルト・ディズニー展」が開催中、お陰様で大反響です。
お子様だけではなく、大人のディズニーファンの方々も楽しめる内容となっております。5月7日(月)までの開催なので、お見逃しのなく。

さて、ゴールデンウィークの声を聞くと和菓子屋さんは忙しくなります。
「柏餅」の最盛期だからです。

5月5日の子供の日は「粽(ちまき)」と「柏餅」を食べることが昔から習慣になっていますが、なぜだかご存じですか?
私も近年知人から聞いて「なるほどね~」と思ったので、簡単にご紹介しておきます。

「粽(ちまき)」は中国から行事とセットで伝わってきた習慣です。中国の戦国時代に高名な詩人が国王の側近として仕え、人々からも慕われていました。しかし陰謀にはめられ、国を追われた詩人は川に身を投じてしまいました。その日が5月5日。悲しんだ多くの人々はたくさんの「粽(ちまき)」を川に投げ入れたそうです。しかし、この時期は天候も安定せず病気も多く発生することから、無事に高名な詩人に「粽(ちまき)」が届くようにと薬草として使われていた楝樹(れんじゅ)の葉で米を包み糸で縛って川に流したことが始まりと言われているそうです。

その後、その風習は、病気や災厄を除ける大切な宮中行事となり、端午の節句となり日本に伝わりました。
急に暑くなるこの時期は、昔から病気にかかりやすく、亡くなる人も多かったようです。
だから、このような意味をもつ「端午の節句」は盛大な祭へと発展していったのでしょうね。

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<とらや>
柏餅(1個)284円  
粽(1個)378円

地下1階和菓子
※5月5日(祝・土)まで

当時「端午の節句」に邪気を避け魔物を祓う薬草とされていた「菖蒲」を使う習慣も、時代が武家社会に移るにつれ、これまでの風習が廃れ「菖蒲」と「尚武」(武士を尊ぶ)をかけた「尚武の節句」へと変わっていったようです。
徳川時代には重要な式日が5月5日と定められるなど、時代と共に男の子の誕生と成長を祝うお祭りへと確立されていったのはまさに江戸時代でした。

さて、「柏餅」は日本独特なものです。古い文献などから、江戸時代が始まって間もなく定着したと考えられています。なぜ柏の葉かというと、柏の葉は新芽が出ないと古い葉が落ちない特徴があるので「子供が産まれるまで親は死なない」つまり「家系が途絶えない」という縁起に結びつき「柏の葉」は「子孫繁栄」につながるのです。
その葉で包まれた当時高級だった小豆を入れたお餅が「柏餅」です。

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<あけぼの>
かしわ餅(こし・つぶ・みそ)各210円

地下1階和菓子
※5月5日(祝・土)まで

なんかいい話ですよね。
自然の植物の成長を日本人ならではの感性で作り上げたまさに「文化菓子」だと思います!

日本の歳時記に登場するお菓子には必ず由来があります。
それを、時間のあるときに紐き改めて知り直すのも、これまた いとをかし・・・
なんてね。
ちょっとした雑学になりましたでしょうか。

改めて5月5日は「粽(ちまき)」「柏餅」を家族みんなで食べましょう。こんな雑学話でちょっと盛り上がっていただけたらうれしいです。



※表示価格はすべて税込です。