銀座・手仕事直売所ブログ第一弾。

初回は木工作家・工房イサドの本田淳さん、陶芸家・鈴木稔さん、寺村光輔 さんの工房を取材しました。

 

◆工房イサド(木工)

手仕事直売所8回目参加の常連作家「工房イサド」の本田淳さんのアトリエを訪ねました。


埼玉県の東武動物公園駅から車で30分。長閑な田園風景が広がる中、赤いトタン小屋が目印の工房イサド。

 isado1.JPG

 

isado7.JPG


沢山の木材とオリジナルの木製品に囲まれ、ワクワクするようなアトリエです。

 isado2.JPG


teshigoto isado 17.JPG

こんな可愛らしいポストと、ペットの亀さんがお出迎え。

 

 isado6.JPG

昨年の銀座・手仕事直売所で購入したという安土草太さんのグラスに麦茶を注いでいただき、手仕事直売所の打ち合わせをしながら、アトリエの中にもおじゃまさせていただきました。

工房には、沢山の古材が並んでいます。この中には、解体される古民家などから譲りうけた、長い年月を経過した味わい深い建具が多数。古いものだと江戸時代のものまで。

 

 teshigoto 18 isado.JPG

「これらすべての古材を製品にできるわけではないですが、譲り受けた素材の味を最大限に引き出せるよう、作品にしていくのが、醍醐味です。」と作家である本田さん。

例えば、と見せてくださったのは、古民家の解体の際に譲り受けたという障子枠をバラバラにした木材。すでに空いている均一な穴が模様としてのアクセントになり、額を創ることができるとのこと。この世に一つしかない、すてきな額のイメージが沸き、本田さんのセンスが光ります。

 

 isado11.JPG

こちらのオブジェは種類の違う木材を寄木細工のように組み合わせ、接着剤で固定し、土台となる木の塊を作ります。 その後帯ノコやヤスリを用いて成形をし、完成します。どっしりとした重量感、ずっと触り続けたくなるつるつるとした、木の柔らかな丸みが魅力です。

 

isado-object.jpg

工房イサド 寄せ木のドライフラワーベース 12960 12,960円から 

こちらは手仕事直売所で販売いたします。完成品はこちらです。楽しみですね。

 

isado4.JPG

 またヨーロピアンな趣のあるこちらの額縁。一本の木材を選び、まずはカットする箇所をイメージします。

 

isado18.JPG

そして大型の電動糸鋸を用いて手作業で余分な箇所をカットして装飾を作っていきます。 斜めの切り込みで難しそうな作業です。

 isado-frame.jpg

工房イサド 装飾額(メープル・A4サイズ)25,920円  2525920 25,920円

こちらも同様に、デザイン違いにはなりますが、販売予定です。

本田さんは手仕事直売所会期中、全日工房イサドブースにいらっしゃる予定です。「夏暑く、冬寒い工房での作業は大変ですが、夏の今の時期は9月末に手仕事直売所があり、お客様とお話できることを楽しみに思うと、暑い中でも製作を頑張ろうというエネルギーになります。」と嬉しいお言葉をいただきました。


ぜひ手仕事直売所お越しの際には、工房イサド本田さんをお訪ねくださいませ!

 

続きまして...

◆鈴木稔(陶器)

江戸時代から続く陶器の町、栃木県益子町を訪問しました。

毎年40万人以上の来場者を誇る陶器市が開催されるこの町では、ベテランから若手まで数多くの作家さんが活躍しています。

 

!cid_A18484AF-3E7A-4EEE-AA28-27738AE0C25D - コピー.jpg

緑が生い茂る細道を抜けると、鈴木稔さんの工房があります。

 

!cid_F869C4B8-4216-4FEB-A309-356E8B9AFA19 - コピー.jpg

鈴木さんの陶器は、いくつかのパーツに分かれた型を使って成形する技法を用います。もちろんこの割型もご自身で作成。

 

IMG_3476.JPG

パーツの合わせ目に線が入るところをあえて削り取ることはせず、自分の特徴として作品に落とし込んでいます。焼き上がりを拝見させていただくと、それがとても顕著に現れており、表情のある味わい深さが増します。

 

!cid_59967D3E-9FE5-4612-AF0B-8E9E603916DD - コピー.jpg

実際に鈴木さんが作った器で新茶をいただきました。ぽってりとした形は手によくなじみます。

 

IMG_3499.JPG

また、工房の裏にある登り窯も見学させていただきました。三段からなる窯は、それぞれの段で仕上がりが変わっていきます。年4、5回利用するそうで、窯詰め→焼き→冷ましの工程で10日程度かかります。

 

teshigotomashiko a.jpg

一番下の大口と呼ばれる窯が、火や灰に最も影響され釉薬の流れや変化が大きいため、水がめのような大物を焼くのに向いているそう。近年では、なかなか自分の窯を持つことが難しく、若い作家さんは窯を共有する傾向があるようです。

 

最後に...

◆寺村光輔(陶器)

!cid_30665572-9C21-48E2-971F-C6E27F0C520A - コピー.jpg

こちらも緑に囲まれた場所に工房をお持ちの寺村光輔さんにお話しを聞きました。

 

IMG_3513.JPG

IMG_3522.JPG

寺村さんの作品は、丸いものはろくろで、多角形のものは型で成形していました。デザインはシンプルでモダンな印象。スッキリとシャープなデザインはまじめな雰囲気の寺村さんのイメージにぴったり。

!cid_C4778A70-26E0-4334-96A0-2F4F9D4506B9 - コピー.jpg

こちらでも寺村さんの器でお茶をいただきました。

 寺村さんのお話を伺うと、益子からとれる寺山白土や、天然の灰を使う姿勢から益子への尊敬の念を感じました。寺山白土は釉薬との相性がよく、寺村さんの作品の特徴的で絶妙なブルーは糠青磁によって生まれる色です。

 IMG_3531.JPG

外には様々な種類の灰が保管されており、それらの微妙な調合により独特の色と風合いが決定します。奥が深いですね。

 

本田さん、鈴木さん、寺村さん、お忙しい中の工房見学をありがとうございました。


さて、本年の銀座・手仕事直売所では鈴木稔さんのワークショップを開催いたします。鈴木さん自らが講師となり、石膏型を利用してフリーカップの成形体験ができます。成形後のカップは釉薬をかけ、鈴木さんの窯で焼き上げてくださいます。益子焼ファン必見ですよ!
suzukiminoru huri-kappu.jpg

●鈴木稔フリーカップづくり

会期:9月28日(木)午後2時30分から(2時間程度)

会場:8階イベントスクエア銀座・手仕事直売所会場

参加費:4,320円

定員:6名

申し込み方法:9月6日(水)10時より銀座・手仕事直売所特設ページにて承ります。

 

ご参加お待ちしております。


最後に、今後のブログの更新予定はこちら。 

★9月6日(水):【出西窯(陶器)】特集他

★9月13日(水):新規出店者ご紹介【飛松陶器(磁器)】【岡田祟人(陶器)】他
 

乞うご期待ください!