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松屋銀座ギャラリーブログ

『中村秀和 作陶展』 はじまりました!
2018年12月21日 12:00
遊びのギャラリー担当

 こんにちは!

今週のギャラリー情報は『中村秀和 作陶展』のご紹介です。

 

◆ 中村秀和 作陶展 <遊びのギャラリー>

期間:2018年12月19日(水)−25日(火) 最終日17:00閉場

 

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『透かし器』 43,200円

 

山形県鶴岡市在住の中村秀和さんの作陶展が開催中です。

中村さんの「青瓷(せいじ)」 作品は、この透明感と深みのある青が特徴的。

一般的によく知られる「青磁」と、読み方は同じですが、実はその材料には 決定的な違いがあります。

青磁は、主にガラス質を含んだ“磁土”で作られているのに対し、青瓷はやきものと同じ陶土をベースに作られています。

その証拠に、中村さんの作品を裏返して見てみると、地の赤土の様子がよく見て取れます。

透明感のある釉薬と深みのある青が作品に品をもたらして感じられるのは、地の赤がどこかしら色目に反映されているのかもしれません。

コントラストが表情に深みを与えているんですね。

 

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『青瓷 湯呑』 6,480円

 

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『青瓷 彫文長皿』 64,800円

 

加えて注目していただきたいのが表面の「貫入」です。

貫入は「青瓷(せいじ)」  「青磁」  でもも「青磁」にも共通するもので、焼成後に器を冷やしていく過程で釉薬の内側にはいるヒビのこと。

素地の土とそこに掛ける釉薬との収縮率が異なるために生じます。

中村さんの作品は、厚く掛けられた釉薬に水の波紋のように広がる貫入が特徴的です。

また、焼成する時間が比較的長くなるとだんだんと下の右の作品のように青色が濃くなるんだとか。

小さな気泡がきらきらと光を反射しています。同じような形状でもここまで印象が変化するのですね。

 

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『青瓷 片口』 12,960円

 

作品の中には貫入が赤く着色されているものもあります。

窯出し直後に、ベンガラという鉄分を貫入部分に刷り込むことでこうした模様が浮かび上がるのだそうです。

よく見てみると赤く色づいた貫入もあれば、着色されていない貫入も見受けられます。

作品を使いこんでいく中でも、貫入が成長したり、より鮮やかになる事があるのです。奥が深いですね。

 

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左 『青瓷 水指』 75,600円

右 『青瓷 花器』 54,000円

 

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どうぞ会場で直にお手に取ってじっくりとご覧くださいませ。

皆さまのご来場をお待ちしております。

 

 

お隣の和の座ステージでは 『厚川文子 + 島田篤 展「鐘が鳴る」』 を開催しております。

併せてお楽しみください。

 

※ご紹介いたしました作品には数に限りがございます。売り切れの際はご容赦くださいませ。

※表示価格は税込です。

 

来週は 『2019 正月迎え 永田哲也の和菓紙三味と品品の景色盆栽』 のご紹介です。お楽しみに!


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