こんにちは!

今週のギャラリー情報は 『川岸富士男 椿と雛の草花あそび展』 の ご紹介です。

 

 

◆川岸富士男 椿と雛の草花あそび展 <遊びのギャラリー>

期間:2020年1月22日(水)-28日(火) 最終日17:00閉場

 

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松屋での定期的な個展開催を続けられている川岸富士男さん ですが、今回はおよそ1年半ぶりの開催。

モチーフに“和花”を描くことが多く、江戸時代の花図譜の趣を愛し、どっぷりとその世界観に浸った作品を制作し続けていることから、“現代の絵師”の異名を冠し、全国各地にファンを持つ川岸さん。
そのオリジナリティ溢れる唯一無二の表現や世界観をご紹介いたします。

 

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『桜』 88,000円

 

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『春の花々 I』 88,000円

 

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『レンギョウ・沈丁花』 220,000円

 

会場内は描かれた色とりどりの花々で、一足早く春が訪れたかのようなにぎやかな雰囲気となっています。

川岸さんの代表作でもあり、その類稀なる技術が最大限に表現されている植物画ですが、一言で表現するとすれば『ネオクラシック草花譜』とでも言えばよいでしょうか。
柔らかな花の色彩の用い方や、写実的でありながらもどこか温もりを含んでいる作品たちを眺めていると、江戸時代の、今まさに描き上げたばかりの鮮やかな 植物図譜を目の前に広げられたかのような錯覚に陥ってしまいます。

 

 

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『雛図』 132,000円

 

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『六椿花』 880,000円

 

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『隠れ磯』 110,000円

 

軸物の古色然とした趣も、和紙の少しやけたかのような風合いも、1枚1枚緻密で丁寧に描かれた葉や花びらも、それらの画の傍らに添えられている文章も、すべてが川岸さんの手描き!作品にもより一層の深みが生まれています。

川岸さんの徹底ぶりはすごくて、作品を活かすために必要なものへはすべて 、人一倍のこだわりを持っています。

たとえば作品を描くために使用している紙ですが、全て、天日干しで漉き上げられた和紙しか使わないそうです。時間が経過しても染みが出てこないから、という経験から学んだ理由で用いられているそうですが、こうした自らが生み出す作品に向かう真摯なスタンスにこそ、川岸さんの作品に対するひたむきな想いが感じ取れます。

 

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『ポストカード(10枚セット)』 各1,100円

『作品集「翠花庵の草花あそび」』 3,520円

 

会場内には、こうした絵画作品だけでなく、ポストカードや作品画集もご用意がございますので、どうぞお手に取ってじっくりと川岸さんの作品の数々をご覧ください。皆様のご来場をお待ちいたしております。

 

 

お隣り和の座ステージでは、『月之 ジャパネスクバッグ展 vol.15』、『吉野光宝 御所衣装人形展  ~春~』を開催いたしております。併せてお楽しみください。

 

 

続きまして8階イベントスクエアで開催の催事のご案内です。

 

◆神津善之介 絵画展 2020 <8階イベントスクエア>

期間:2020年1月22日(水)-1月27日(月) 最終日17:00閉場

 

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お待たせいたしました!スペインのマドリッド在住の注目作家、神津善之介(よしのすけ)さんの個展を、約2年ぶりに開催しております。長年の夢であった初の作品集をこの度出版された神津さん。画集刊行に合わせ、新作を中心とした美しい作品で、会場内は彩られています。

 

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『啓示no.5-灯台-』 1,430,000円

 

今回、一押しの作品がこちら!!

神津さんの代表的な作風の1つである「空」を大胆に取り入れた作品です

神津さんの作風は、精密で写実的な描写力というよりも、それをベースに何を描くかにむしろ重きが置かれている気がします。

前回展あたりから、そうした試みに満ちた作品の中で、『光』が大きなエフェクトとなってきている気がします。

この作品、空の広がりが描かれる中で、直接的な光は描かれてはいないもののそこに確かに光を、私たちは感じていて、それが私たちに絵の中に描かれている以上の風景を想起させます。神津さんの作品は写実絵画の枠組みを超えた世界観を描いていこうとしているのかもしれません。

 

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『アルファビアの夜明け』 60×60cm 990,000円

 

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『紫陽花の小川に射す夕日』 22×33cm 330,000円

 

会場内を見渡すと、絵の中に描かれた実に様々な植物の緑!

それも、水面に写る木々の深い緑の葉や、夕暮れ時の赤みがかった芝生などと、そのバリエーションも様々です。そんな淡い色味を生み出しているのが、「空」にある太陽の光。

季節や時刻によって異なる表情を見せる景色の中で、神津さんは何気ない日常の中でふと訪れる、温かくて柔らかい瞬間を見事に捉え、そして描きとめようとしているかのようです。眺めているとほっと心がほぐされていく気がするのは、その事が絵から感じられるからなのでしょう。

 

 

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『神津善之介 作品集』 4,950円

会場内ではもちろん、今回出版された初の作品集もお取り扱いがございます。

本の帯に記された横尾忠則さんによるコメントにも惹きつけられますね。神津さんの画家としての思いが宿った珠玉の一冊となっておりますので、ぜひお手に取ってご覧ください。

いかがでしたでしょうか?神津さんの描写の美しさと表現の温かさが織りなす世界観を、ぜひ会場内でご覧ください。皆様のご来場をお待ちいたしております。

 

※ご紹介いたしました作品には数に限りがございます。売り切れの際はご容赦くださいませ。

※表示価格は税込です。

来週は『流麗な色絵の世界 小畑裕司 作陶展』のご案内です。お楽しみに!