こんにちは!

今週のギャラリー情報は『川﨑麻児 「静物たちの夢 I」』のご紹介です。

 

 

◆川﨑麻児 「静物たちの夢 I」<遊びのギャラリー>

期間:2019年12月18日(水)-24日(火) 最終日17:00閉場

 

 

日展を舞台に活躍する日本画家 川﨑麻児さんは、日春展やグループ展でのお付き合いは長いのですが、松屋での個展は実は今回が初めての開催となります。

お父様は、色彩豊かな風景画で知られた日本画の大家 川﨑春彦さん。お父様の時代から数えると、本当に長いお付き合いです。

普段は日本画本来の格調高い作品を、深い色合いで表現することの多い麻児さんですが、今展の作品は女性らしい繊細な色使いで、見る者を優しく包み込んでくれるようなそんな作品で溢れています。

先ずは会場の様子をご覧いただきましょう。

 

 

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柔らかな印象の、たくさんの動物たちの置物が、賑やかな雰囲気で会場内を包んでいます。

麻児さんの今回のテーマは、ずばり「静物たちの夢」。

麻児さんご自身が買い集めたり貰ったりしていつの間にか身近に集まってきた『動物の置物たち』。制作の合間にふと肩の力を抜いてリラックスしていた時に考えた、彼らが命を持った時にどんな夢をいったい見るのだろう・・・という着想が、今回の制作の出発点なんだそうです。

 

 

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『ハイウェイを走る夢』14.8×10.4cm 110,000円

猪突猛進で語られる猪(の置物)。
「俺も、こんなハイウェイなら思う存分突っ走れるぜ!!」・・・なんて夢。

 

 

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『河をゆく夢』14.8×10.18cm 110,000円

ワニの置物も、本当は広々とした河を泳ぐ夢を見ていたりして・・・。

 

 

こんなふうに作品一つ一つを読み解くと、とってもセンスのあるユーモアに満ちているのが分かります。センスのいい遊び上手だったお父様のDNAを受け継いでいるんだなぁ、と嬉しくなります。

今回出品されている動物の置物たちはほぼ全て“水彩絵具”で描かれていて、その事ですんなりと彼らの秘めた夢に想いを馳せることができる気がします。なんだかほっこりとした気持ちになれますね。

 

 

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『レンガの家の夢』14.8×10.24cm 110,000円

 

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『潜る夢』14.8×10.11cm 110,000円

さてさて、この作品では、彼らはどんな夢を見ていると思いますか?

 

 

麻児さんの作品の魅力は、可愛らしさだけではありません。

数々の賞を受賞した麻児さんが持つ確かなテクニックは、微妙な配色であったり背景のグラデーションなど、一見平易な置き物たちの表現の中にも様々な形で見てとれますし、眺めれば眺めるほど発見があり、その技術力に驚かされます。

作品に添えられた題名も、簡潔ながら想像が広がるきっかけを含んでいて、題名と作品とのつながりから見えてくる世界に浸るのも、楽しみ方の一つです。

 

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『図録』 500円

会場内では、今回展示している作品の図録もご用意がございます。

川﨑麻児さんが温もり溢れる動物たちの世界をぜひ会場内でご覧ください。皆様のご来場をお待ちいたしております。

 

お隣和の座ステージでは『勝屋まゆみ how to live!how to live? 展』を開催いたしております。併せてお楽しみください。

※ご紹介いたしました作品には、数に限りがございます。売り切れの際はご容赦くださいませ。

※表示価格は税込です。

 

来週は『第16回 樺澤健治 作陶展』のご案内です。お楽しみに!