こんにちは!

今週のギャラリー情報は『新美吉昭 つれづれの器展 vol.51』 のご案内です。

 

◆新美吉昭 つれづれの器展 vol.51 <遊びのギャラリー>

期間:2019年10月9日(水)-15日(火) 最終日17:00閉場

 

岐阜県の恵那市にある笠置山の山麓に穴窯を構えて作陶活動を行っている陶芸家、新美吉昭さんの個展も、前回でついに50という大台を超えて、今回で51回目の開催となります。

今展も新美さんの尽きることの無い制作意欲によって生み出された新作の数々をご紹介いたします。

まずは会場内の様子からご覧いただきましょう。
 

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会場で作品を見ていただければ一目瞭然ですが、新美さんは志野・鼡志野・織部など幅広い様々な種類の陶器を制作しています。

それぞれの特徴を活かした表現に定評がある新美さん、熟練の技術と経験によってもたらされた作品は力強く、見ごたえのあるものばかりです。

先ずは『志野焼』作品のご紹介から
 

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『志野茶碗』 275,000円

 

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(左から)『志野徳利』 44,000円/『志野ぐい呑』 27,500円

 

赤松を燃料として焚き上げ、時には1200℃を超える窯の中で一週間以上焼き締めて作る新美さんの志野焼は、そのような制作の過程を象徴するかのような雄々しさを纏いながらも、どこか柔らかい印象もあります。だからでしょうか、使う毎に手に馴染んでいく志野焼で嗜むお酒の、何て味わい深く美味しいこと!!

 

続いて『織部焼』作品です。
 

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『織部向付』 各5,500円

 

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(左から)『織部碗』 11,000円/『織部角切長皿』 13,200円

 

 

織部は志野を製作する際に用いる直煙式の穴窯とは異なり、比較的温度管理のしやすいガス窯を用いて作成が行われています。深くて美しい織部特有の緑色を出すためには、完全燃焼して酸化させることが重要となっているため、窯を使い分けているのだそうです。

吸い込まれるような緑と青で彩られた織部の器は、日常でも使いやすいサイズのものが多く展開されており、生活の様々な場面で彩りをもたらしてくれます。

 

 

続いて『鼡志野』作品です。 

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『窯変鼡志野鉢』 66,000円

 

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『窯変鼡志野湯呑』 各23,100円

 

 白白白白白志城しろ白獅子獅子獅子城白でも黒でもない、独特な灰色が特徴的が故に「鼡志野」と命名されていますが、その色を出すのに必要なのが「鬼板」と呼ばれる鉄分を多く含む鉱物です。

瀬戸や美濃の山から多くとれるこの鬼板を、器を成形して化粧掛けした後に、紋様の部分の鬼板を掻き落とし、さらにその上から白釉をかけることで、鉄分の黒くする性質と釉薬の白い成分が交じり合い、複雑な風合いの色が生み出されます。

その色の表れ方や掛け合わせの妙は、完成するまで新美さん自身にもわかりません。

一つとして同じ模様や柄の作品が存在せず、それぞれが異なる表情を持ち合わせているというのが、通をうならせる、焼き物の愉しみ、醍醐味のひとつと言えるかもしれません。

 

いかがでしたでしょうか?

その他にも信楽焼や黄瀬戸の作品などのご用意がございます。新美さんの確かな技術に裏打ちされ作られた器の数々を、ぜひ会場内でご覧くださいませ。皆様のご来場をお待ちいたしております。

 

また、お隣り和の座ステージでは『凛の布展』も開催いたしております。併せてお楽しみください。

 

※ご紹介いたしました作品には数に限りがございます。売り切れの際はご容赦くださいませ。

※表示価格は税込です。

 

来週は『妃香利 絵画展 「東京遊覧四季だよりⅣ 最終章~2020年カレンダー原画展~』のご紹介です。お楽しみに!