こんにちは!

今週のギャラリー情報は『異才の絵画 新しいNIHONGA展』のご紹介です。

 

 

◆ 異才の絵画 新しいNIHONGA展 <遊びのギャラリー>

期間:2019年1月9日(水)-15日(火) 最終日17:00閉場

 

今週8階で開催されている「片岡鶴太郎展」を見て思うのは、一芸に秀でる人は実にいろいろな才能に恵まれているのだなぁ、という事。

私たちの普段接している、このギャラリーで展開させていただいている作家さん達も、一芸に秀でている方たちばかりです。

今回はそんな才気あふれる作家さんの中から、京都にお住いの画家親子、藤井勘圿さんと藤井蓮さんの作品をご紹介いたします。

 

 

先ずはお父様の藤井勘圿さん。

2年に一度、このギャラリーで個展を開催していただいているので 既にご存じの方も多いかもしれませんが、ヒエラルキー的な画壇からは距離を置き、自分の好きなモチーフにこだわり、独自の画風を展開する作家さんで、まさに“異才”の人です。

 

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藤井勘圿 (左から)『蓮池』 702,000円、『蓮の蕾』 378,000円

 

ジャンルでいえば、明らかに「日本画」なのですが、画面をつぶさに見ると削ったり貼ったり塗り重ねたり、私たちの普段思い描く日本画とは一線を画した絵で、“NIHONGA” と表記したのもそんな画風に目を留めて欲しいからです。

作者を知らなければ、古いのか新しいものなのか判然としないタッチなのに、不思議と気になって目がいってしまう、そんな魅力にあふれています。

 

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藤井勘圿 『御化鶏頭』 702,000円

 

絵の持つ力というものを信じたくなるのは、決して私だけじゃないはず・・・

 

 

 

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藤井勘圿 『扇面クワイ』 136,500円

 

ご紹介しきれない作品がまだまだございますので、ぜひ会場でご覧ください。

 

続きまして、蓮さんの作品をご覧ください。

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藤井 蓮 『羽衣らんちゅう』 48,600円

 

こちらは画用紙に、自分で作られた色を彩色した上で更にそれを千切って貼り合わせて“描いて”あります。

すごいのはこれを独学で学ばれた事。どうやってここまで ご自身の世界観を確立する事が出来たんでしょう。

ご本人から子供時代のこんなエピソードを伺った事があります。

お父様(勘圿さん)の絵を描く姿を間近に見て育った蓮さん、自然に自ら遊びで絵を描いていたそうです。

或る時、いつものように遊び描きをしていた蓮さんのところに 勘圿さんが近寄ってきて、その遊び描きを眺め、しきりに感心したそうです。

そしてポケットから小銭を取り出し、こう言ったそうです。「あんまりいい絵だから これをお父さんに売ってくれ」と!!

勘圿さんの買い上げは、思春期を迎える頃まで 続いたそうです。 

このエピソードにいろんなことを思いますが、蓮さんの描いたものに一貫して流れる温かみは、こんな体験から生まれたものなんですね。 

 

 

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藤井 蓮 『アヤメ』 302,400円

 

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藤井 蓮 『クワイ』 50,760円

この作品、マットの部分には、絵画に用いる砂の上に黄土(京都の土)を塗って壁画風の雰囲気になっています。

こんなところの独創性も作品に活きています。

 

 

 

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藤井 蓮 『出雲南京と朱文金』 129,600円

 

“新しいNIHONGA”と題したこちらの展示を、どうぞ、会場でゆっくりとお楽しみください。お待ちいたしております。

 

お隣和の座ステージでは『濱甼髙虎フェア』『はきものが楽しい黒田商店の仕事』も開催いたしております。

併せてお楽しみください。

 

※ご紹介いたしました作品には、数に限りがございます売り切れの際はご容赦くださいませ。

※表示価格は税込です。

 

来週は『土屋陽太・メタル展』のご案内です。お楽しみに!