085 (4).JPGこんにちは!

今週のギャラリー情報は 『藤井勘圿展』 のご案内です。

 

■ 藤井勘圿展 <遊びのギャラリー>

会期:2017年6月7日(水)―6月13日(火) 最終日 17:00閉場>

 

 

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みなさま、大変長らくお待たせいたしました!

京都在住の作家、藤井勘圿さんの 2年ぶりの新作展ということで、待ち焦がれていた方も多いのではないでしょうか?

藤井さんは、墨や岩絵具、箔や水彩などを用いた 独自の画風で知られていますが、まとまった作品を一堂に見れる場所は限られているのです。

2年ぶりの本展では、藤井さん流の“日本画”の根幹を成す、多彩な作品を展示しています。

 

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さて、藤井さんの代表モチーフとして欠かせないものに、「マシラシリーズ」があげられます。マシラとは、古語で日本猿の意味。

もちろん、これまでにも 題材として「日本猿」を扱った日本画はありましたが、藤井さんの描くこちらは、ちょっと突き抜けています。

単なるモチーフを超越して、そこに独自性を求め、それぞれの個体、個性にまで迫っているんです。

「マシラシリーズ」というネーミングは、まさに そのオリジナリティを表しているのです。

 

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 『マシラシリーズ チョンペ』 648,000円

 

そもそもは平成4年当時、予定していた展覧会が申年の開催であったため、お猿さんを見に行ったことが「マシラシリーズ」を描くきっかけになったそうです。

その時、取材に向かった先が、京都の岩田山にある「嵐山モンキーパーク いわたやま」。

初めて向き合った ここの日本猿に、ある種 神々しい美しさを感じ取り、以来 現場で描くことを何より大切に、26年間も足しげく通われています。

面白いのは、通常は警戒心の高い日本猿ですが、岩田山のお猿さんたちも藤井さんには近付くことを許すそうです。既に仲間と思われているに違いありません。(笑)

人とお猿さんの不思議な信頼関係ですね。 

因みに、藤井さんは約120頭はいるという お猿さんの半数を 判別できるというから驚きです。

 

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『マシラシリーズ 地獄谷115―100』 378,000円

 

 

 

ところで、「マシラシリーズ」に限らず、絵を描くに際して、藤井さんは「線」が 何より大切とおっしゃいます。

お話を聞いていて、印象的だったフレーズがあります。

「線」とは自由であり、バランスがとれていて、生き生きしていて・・・   とても感覚的なもので、言葉にすることは難しいけれど…と。

藤井さんご自身も、未だに「良い線」とは何なのかを追及されており、日々新しい「線」を描いているそうです。

う~ん、深いなぁ~。

会場で直に作品をご覧になりながら、そんな ちょっと芸術論的な見方をしてみるのも いいかも、ですね。

 

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『マシラ 藤井勘圿画集』 6,264円

 

続いてご紹介するのは、「心象人物」。

「心象人物」シリーズでは、人形や藤井さんのお好きな“大津絵”を通して、心の中の美しさや日本の美が表現されています。

箔に墨がにじむ 『たらしこみ技法』などが用いられていることで、なんとも味わい深い景色が、そこにはあります。

 

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『雨』 129,600円

 

 

 

 

最後にご紹介するのは、「祝祭シリーズ」。

「祝祭シリーズ」では、私たちが普段よく見かける植物たちがモチーフとなっています。

本展で特に目を惹くのが、藤井さんがタイから輸入し種から育てた蓮を描いた作品や、お好きであるという下仁田葱を描いた作品。

 

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『タイの蓮』 540,000円

 

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『下仁田葱』 648,000円

 

 素敵でしょ?!   ぜひ、みなさまのご来場をおまちしております。 

 

 

なお、お隣の和の座ステージでは、『NUNOの夏姿 2017』を開催しております。

今年は浴衣の新作をはじめ、浴衣と同じ布地を使ったワンピースやシャツも取り揃えております。

いずれも熟練の職人技術で仕上げられた夏を彩る素敵なアイテムばかりです。

こちらも是非併せてお楽しみください。

詳しくはこちら⇒

 

※ご紹介いたしました作品には、数に限りがございます。売切れの際はご容赦くださいませ。

※表示価格は税込みです。

 

来週は 『有川京子展』 のご案内です。お楽しみに!