こんにちは!

今週のギャラリー情報は『珠洲焼 篠原敬展』のご案内です。

 

■ 珠洲焼 篠原 敬 展

<遊びのギャラリー>

2017年2月1日(水)―2月7日(火)

最終日17:00閉場

 

 

 

松屋では隔年開催となる、陶芸家・篠原 敬 さんの個展が始まりました。

篠原さんが手掛けるのは、「珠洲焼」。”すずやき”と読みます。

関東にいると あまり馴染みのない名前ですが、実はこの「珠洲焼」って… 日本海沿岸を中心に、平安~室町時代に広く流通していた歴史があるにもかかわらず、戦国時代に忽然と姿を消してしまっていたもの。

それを 40年ほど前に、現代の手法で復活させたばかりの、「幻の古陶」とも呼ばれる焼きものなのです。

そんな貴重な珠洲焼とはいったいどんなものなのか…?   早速作品をご覧いただきましょう!

 

 

 

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『灰釉壷』 75,600円

 

石川県は能登半島の、現在の珠洲市一帯をベースとして再生した珠洲焼は、その豊かな自然が育んだ「土」を最大限に活かします。

うわぐすりは掛けず 1,200℃を超える火の中で焼き〆られた艶のある肌に、焼成中の灰が重なり、美しく灰釉が流れます。

そうした素朴な灰釉の景色や、シンプルなフォルムに ぎゅっと凝縮された 土の照りのある味わいこそが、珠洲焼のみどころです。

 

 

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『自然雄大徳利花入』 64,800円

 

こうした珠洲焼に携わり 20年余り、2012年には石川県伝統工芸士にも認定された篠原さん。

 

その仕事は・・・

手掘りで陶土を採取し、漉して寝かせるという手間ひまかける素材仕込みから始まり、

土の質感を最大限に引き出しつつ 無駄なものをそぎ落とし成形され、そして真剣に火と向き合う焼成へと続きます・・・ 

かなりの根気、精神力がなければなされません。

実は篠原さん、地元のお寺に生まれ、一度は僧侶となるための道を歩んだのだとか。

そこで培った強い心と、作陶への深い思いとが映し込まれたような 静かで風格のある佇まいが、篠原さんの作品の魅力です。

 

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『角花入』 32,400円

 

そんな篠原さんの手になる珠洲焼ですが、実際に使用してみてこそわかる良さが たくさんあるんです!

たとえば花器。焼〆によって生じた表面の小さな気孔によって通気性が高められる結果、生けた花が新鮮に保たれ 長持ちするのだとか!

」」」」」「」」」」ささらに、篠原さんならではのポリシーが 「花器は花を生けて完成」というもの。

実際にこうして花を活けてみると、その可憐さを 絶妙に彩ってくれる花器の姿に気づきます。

 

 

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(左から) 『湯呑』 4,320円、 『急須』 21,600円

 

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『ビアカップ』 5,400円

 

また、驚きなのが、その見た目の重厚的なイメージと反して 持ってみると「軽い」ことなんです。

それでいて、やはり焼〆ならではの強度に関してはピカイチ。 日々使う器であればこそ、こうしたポイントは重視したいところですよね。

 

ちなみに! すぐ上の写真でご紹介している 味のあるビアグラスですが・・・

珠洲の土は鉄分を多く含み表面が凸凹しているため、ビールの泡を長持ちさせ、かつ 苦味を吸収し美味しく飲めるのだそうです。

高さは12cmで口も大きく、容量もたっぷり入ります。

見た目にも舌にも嬉しいグラス、ご自宅での晩酌にも ギフトにもおすすめです!

 

 

 ぜひ、会場で 枯淡の味わいにあふれる篠原さんの珠洲焼の世界観をお楽しみください。

 

 

お隣り和の座ステージでは、『まりとつり雛 お雛様 つり雛工房・酒井愛子』  『浅山美里 風呂敷作品展 つつんでみせて』  も開催いたしております。合わせてお楽しみください。
 

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※ご紹介いたしました作品には、数に限りがございます。売切れの際はご容赦くださいませ。

※表示価格は税込です。

 

 

来週は 『武内祐人展』 のご案内です。お楽しみに!