こんにちは!
今週のギャラリー情報は 『赤津純子作品展』 『塚村剛ガラス展』 『山谷芳弘展』 のご案内です。
12月も半ば、街のイルミネーションもきらきらと点灯しはじめ、いよいよ クリスマスシーズンに突入してまいりましたね!
今週のギャラリーは、そんな冬のかがやきを写したような 幻想的な世界が楽しめる作品が揃っております。
まずは、万華鏡作家、赤津純子(すみこ)さんの作品からご紹介いたしましょう!
■『赤津純子作品展 万華鏡 光の贈り物』
<遊びのギャラリー>
2016年12月7日(水)―13日(火)
最終日17:00閉場
福島県いわき市にアトリエを構え、万華鏡を制作する赤津純子さん。
「万華鏡」というと、子供のころによく覗いたあの筒のおもちゃを想像してしまいますが、こちらは一味違った「アート」としての万華鏡。
ガラスを繊細に加工して作られた中のパーツは、筒を回すたびに変化し、その時その時にしか見ることのできない美しい模様を映し出します。 その変化はまさに、降れば儚く消えていく雪の結晶を思わせます。
『Air』 50,000円
先ずこちらが、今回の新作の「Air」。
覗いてみると、模様の中心部分がぼんやりと霞がかって、オーロラのように見えます。その、まるで大気の流れのような見え方からこの名前がついたのだとか。
先端のガラスの空間の中に5角形の板ガラスを入れるなど、さまざまな試行錯誤を繰り返し、新しい景色にこだわりました。
外装にエナメル彩を使用し、かわいらしく仕上げてあるのもポイントです!
『万華鏡額』 15,000円
そんな赤津さんの万華鏡、いったいどんな模様が見えるのか気になる!という皆様のために、ご用意させていただきました!はい、こちら!
万華鏡の創り出す模様を、解り易く、こうして額やパネル、ポストカードにしたものを 会場に飾ってます。
インテリアに飾っていただいたり、気軽な贈り物にもしていただけます。
とはいっても、やはり実際に覗いてみると感動が違います!
ご自分だけの特別な癒しのアイテムに、と購入される方もいらっしゃいます。
ぜひ、会場で実際に筒の中に広がる世界をお楽しみください。皆さん、やはり一度 覗きだすと取りつかれたように、次から次へと覗きだされ、ピーク時には 作品棚に向かって 一列で夢中で覗きこむ人たちの列ができるほど・・・(笑)
さて、そのお隣では・・・
■『塚村剛ガラス展 ―冬の光―』
<遊びのギャラリー>
2016年12月7日(水)―13日(火)
最終日17:00閉場
埼玉県に工房「glasp」を構え、制作を行うガラス作家・塚村剛さんの作品のご紹介です。
塚村さんは、「キルンワーク」という、電気炉でガラスをじっくりと加熱させる技法を用います。
吹きガラスのようにスピーディでパフォーマンス性の高い制作方法と比べ、炉の中でゆっくりと溶け合い生まれるキルンワークのガラス素材は、何かを内に秘めたような 静かな魅力があります。
『ウツロイ 瑠璃大皿』 108,000円
例えばこちらは、そんな繊細な表現により生み出された色のハーモニーがなんとも美しい作品。
色ガラスの部分は、吹きガラスであらかじめ制作した破片を敷き詰めることで、奥行きのある色の重なりが生まれています。すごい技法ですね!!
『ウスライ(薄色)』 64,800円
今回の個展テーマは「冬の光」。
こちらの作品も、冬の冷たい澄んだ空気に溶け込むような、淡い色やゆるやかな曲線の表現が、見る者の心にじんわりと広がってきます。
『臼の酒器』 108,000円
他にはない、ちょっと変わったデザインの作品が多いことも塚村さんの魅力。
例えばこちら。ちょっと解り辛いかもしれませんが、上下で別れている、臼型の酒器!
上からお酒を注ぐと、端にある切れ込みの上と下とが合った時に限り、下に置いた ぐいのみへ お酒が流れるといった、洒落たデザインが特徴です。 何だか氷で作られたかのようなその雰囲気には、冷酒がとても似合いそう!
ぜひ会場で、冬にピッタリなガラスの数々をご覧ください。
お隣和の座ステージでは、『小林信子 草木染め手織り展 小春日和』 『春よ来い!福よ来い!花山河張り子展』も 開催しております。
合わせてお楽しみください。
<展覧会・ギャラリー情報>詳しくはこちら⇒
ちなみに今週も、マロニエ通り館5階イベントスペースにて、絵画展を開催しております!
こちらも、ちょっとだけご紹介。
■津軽が生んだ天才画人 山谷芳弘展
<松屋銀座マロニエ通り館5階イベントスペース>
2016年12月7日(水)―12日(月)
最終日17:00閉場
『笑々図(1)』 180,000円
80歳を迎える現在も、国内外で今なお活躍し、数々の賞も受賞してきた墨彩画家・山谷芳弘さん。
生まれ故郷の津軽や、動物・植物・童などを描いた作品は、様々な技法を駆使した力強い、自由奔放な表現が見どころです。
個人的には 墨の作品が大好きですが、未だに前衛的な作風にチャレンジされたりしている、その作家魂に敬服してしまいます。
何と東京での(松屋での)個展は7年ぶり! 会場に足を踏み入れた瞬間、津軽の風を感じるような、濃い、展示空間となっています。
ぜひ、この機会に 皆様、東北の“ふるさとの訛りを聴きに” お立ち寄りください。
あ、もちろん、山谷さんも会期中、会場にお越しいただいてます。
※ご紹介いたしました作品には、数に限りがございます。売切れの際はご容赦くださいませ。
※表示価格は税込です。
来週は 『中村太樹男展 絵画が紡ぐ物語の世界』 のご案内です。 お楽しみに!