今週のギャラリー情報は 『第10回 原田城二漆芸展』 のご紹介です。

 

 

■第10回 原田城二漆芸展
 会期:2016年1月6日(水)-12日(火) 
最終日17:00閉場

 

 

【展覧会 ギャラリー情報】  詳しくはこちら⇒

 

沖縄で漆を使った作品制作を行う 原田城二さん、その記念すべき10回目の個展が始まりました。

あれ、沖縄で 漆?!    ちょっと意外ですよね。

そもそも 京都生まれで、秋田で漆の技を磨いた原田さん、沖縄に移住したのも、その気候こそが 色漆の発色に欠かせないものだから。

乾燥してさえいれば良いっていうものでもないし、発色の鮮やかさには、ある程度の湿度も必要で、そのバランスこそが大切なんだとか…

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 『ヤール』 75,600円  『カエル』 64,800円

 

この作品は 『乾漆(かんしつ)』。 まず原型の型を作り、麻布や和紙を漆で固め、色漆で彩色しています。

麻布は繊維が長く、漆との相性が良いそうです。

ユーモラスで遊び心がありますよね!

伝統の技術を継承しながら、新たな挑戦に挑み続ける原田さんの漆芸は、今までの漆のイメージを変えてくれます。

 漆作品の中に グラフィック的な要素がプラスされているので、とっても斬新なイメージ。 

 

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 『振りかえってごらん』 (脱乾漆) 1,620,000円


 

こちらは、『脱胎乾漆』で作られています。  素地(粘土等)で形を作り、麻布を漆で何層にも重ね、中の型を抜いてありますので、熊のお腹は 

空洞で、香炉としてお使い いただけますが、オブジェとしても十分に楽しめます。

最初、あまりにも痩せた熊だったので、10回以上も 麻布と漆とで肥らせたんだそうです。色も豪華に金色で仕上げました!

環境破壊の影響で、白熊が生活しずらくなってきているというニュースを見て、それでいいのだろうか?との 原田さんなりの メッセージが込

められています。

 

 

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 『ヤシの葉』  86,400円

 

南の沖縄ならでは の、ヤシの葉が素材です。

裏には麻布、表面には和紙を張った上に漆を塗ってありますが、反りかえしの具合の絶妙さといったら 実に抜群!!

様々な素地を用いて作品にしている原田さん、他にも聞いてびっくりする素材を使った作品があります。

どうぞ 会場でそれを見つけてみてください。

 

今回、暖簾も初登場です。

麻の布に漆で図柄を描き金粉を振り、余分な金粉を洗い流し文様を出しています。裏面には兎も描かれているんですよ。

トンボのお盆は、欅のくり抜きです。そこに描かれたトンボ。トンボの別名は“勝虫”。前にしか進まないことから、とても縁起の良いモチーフなんですよ

 

 

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 『暖簾 萩と兎』 270,000円 『盆 勝虫』 324,000円  『花うさぎ』 345,600円

 

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 『漆の可能性』 3,240円

制作を始めて30周年の記念に 、2014年に発行された作品集です!

 

 

原田流にアレンジされた、日本に古来から伝わる漆の伝統技法の奥深さ、美しい漆の世界を どうぞ存分にお楽しみください。

お待ちいたしております。

 

お隣和の座ステージでは『URBAN NOMAD&Friends展』『はきものが楽しい 黒田商店の仕事展』を開催いたしております。合わせてお楽しみください。

 

※ご紹介いたしました作品には、数に限りがございます、売切れの際はご容赦くださいませ。

※表示価格は税込です。

 

来週は、『島岡 桂 作陶展』を ご案内させていただきます。お楽しみに!!