こんにちは!

今週のギャラリー情報は 『第12回 原田城二 漆芸展 楽しい漆 楽しいくらし』 のご紹介です。

 

 

◆第12回 原田城二 漆芸展 楽しい漆 楽しいくらし <遊びのギャラリー>

期間:2020年1月15日(水)-21日(火) 最終日17:00閉場

 

 

沖縄県在住の漆作家 原田城二さんの2年振りの個展が始まりました。

原田さんの生み出す作品は、一般的にイメージされる漆作品とは大きく作風が異なります。

今回はどんな楽しい作品があるのか?早速ご覧いただきましょう。

先ずはトップバッター、『麒麟』さんの登場です。

 

20200115gallery01.jpg

『麒麟』 2,200,000円

 

何かとお正月時期には話題の麒麟!

中国では、神話上の伝説的な特別な霊獣です。昔から福を求めて人々は麒麟を崇めたのだとか・・・。

 

原田さんの生み出した麒麟は、背中が香炉になっており、造形的な形作りを楽しんで制作する原田さんの遊び心が感じられます。

技法は有名な興福寺の阿修羅像と同じ、 「脱胎乾漆」です。

最初に木や粘土でボディを作り、その上から麻布や和紙を糊漆を着せ生漆を塗り固め、ヤスリをかけ表面の布目を除く。何度も何度も繰り返しの作業を経て、像の一部を切り割り、中のボディを取り出し、中塗り、上塗りをして最後に様々な加飾を施します。

大変手間のかかる仕事ですね。

 

原田さんは長年の研究と経験から、「漆」の特性を熟知していて、仕上げる場所や用途に合わせて最適な「漆」を選択し、それを制作に活かしています。

漆が自由な造形やその軽さ故の堅牢性に優れている点は一般的に知られていますが、採取される場所によっても微妙に特性が異なるのは、あまり知られていません。それは国産のものでもそうですが、ミャンマーなど海外産の漆ともなればもっと顕著です。

例えばミャンマー産は粘り気が強いので、立体部分の使用に適していたり、色漆としての発色が鮮やかだったりするそうです。

漆が自然界最強の塗料といわれる所以も、その特性をよく理解した上で使用されるからに他なりません。 

 

20200115gallery02.jpg

『友白髪』 165,000円

 

続いてこちら、ピンクの漆はとても珍しいですね!

「琉球漆」の伝統に沿った原田さんの漆。カラフルさも魅力の一つです。

 

20200115gallery03.jpg

『ねずみ』 各77,000円

 

今年の干支の『子』も、ラインナップには外せないところ!

 

20200115gallery04.jpg

『筆立て 梅』 110,000円

 

20200115gallery05.jpg

『柏葉ゴムの葉(金)』 110,000円

『柏葉ゴムの葉(緑)』 132,000円

 

原田さんの漆作品にはもう一つ特徴があります。それは、圧倒的な軽さ!

皆さん、手に取ってみてびっくりされます。

それは、漆で塗りあげられた中の素材に秘密があります。例えば江戸期の和綴じ本に使用されていた和紙であったり、薄く削ぎ落とした杉板を麻布と組み合わせたものであったりと、その選択肢も自由で柔らかです。

上の写真の葉皿にいたっては、葉そのままが、素材になっています。柔らかい葉に漆を塗り重ねることで、こんな素敵な葉皿に変身してしまうのですね!

 

 

20200115gallery06.jpg

『ゆり皿』 55,000円

『スプーン・フォークセット』 33,000円

 

 

20200115gallery07.jpg

『なまず皿』 55,000円

 

 

会場には、原田さんの自由な発想で生み出された日常使いの器やコップなどを多数取り揃えております。

どうぞ、会場で漆の奥深い世界と原田さんの新しい漆をお楽しみください。お待ちいたしております。

 

お隣り和の座ステージでは『現代の茶ごと・いろいろ展(品品(盆栽)、Shimoo Design(木工)、山下眞喜(陶工))』

を開催いたしております。併せてお楽しみください。

※ご紹介いたしました作品には数に限りがございます。売り切れの際はご容赦くださいませ。

※表示価格は税込です。

来週は『川岸富士男 椿と雛の草花あそび展』のご案内です。お楽しみに!