物産展担当の始閣です。
 
北海道展といえば新鮮な牛乳、ヨーグルト、そして無くてはならないのがソフトクリームですよね。

担当になって、まずは他店の物産展を勉強させていただく時に必ず食べたのが「ラーメン」とソフトクリームです。物産展は時期が重なるので一度にだいたい2店舗は見に行かねばなりません。一日にラーメン2杯とソフトクリーム2個、さすがに二日続けただけで、担当一年もつかなあと思ってしまいました。 笑
 
どこに行っても有名ソフトクリーム店があって、美味しいお店ばかり。
うちも今までのお付き合いのお店ももちろん美味しいので、そこにお願いしようと思っていました。
他店を勉強させていただいている時まだ見かけたことのないお店を見つけました。○○牧場とか、○○ファームといった新鮮な牛乳にこだわったお店が多い中、

ここは「美園アイスクリーム」というアイスクリーム屋さんでした。

 
女性が着物を着ているポスターです。大正ろまんを感じさせる雰囲気、あ、こういうの嫌いじゃありません だーい好き?・・・
 
すごい混んでいて並んだあげく食べる場所もないくらい盛況してました。これはどうしても食べなくちゃ!久しぶりに血が騒ぎました。
 
そのときのソフトクリームがこれです↓
 
271029misono01.jpg
 
なんて美味しいんでしょう。
 
「これだ!」私はこれを探していたに違いない。
確信したら体に電気が走り、私の小さい目が一瞬大きく見開きました。松屋のお客様の好みの味だ~! テイクアウトで最中も購入して帰りました。その足ですぐ電話したのを覚えています。電話口に出られたのは奥様でした。緊張しながらも、そのときの感動を一生懸命お話ししたと思います。
 
そんなに催事をたくさん出来る規模ではないのでどうかしら・・・そんなお答えだったと思います。
6月に初めてご挨拶に行きました。そのときお店の始まりから今に至るまでの歴史、エピソードなどいろいろ伺いました。あまりに興味があるお話だったのでちょっとだけ書かせていただきます。
 
アイスクリームを作るようになったのは漆谷社長のおじい様の大正時代。その前はなんと「下駄屋」だったそうです。ちょうど時代が着物から洋服に変わる頃、下駄はどんどん売れなくなっていきました。
そんなとき、小樽の港に外国の船が着くようになって、外人が街中を闊歩するようになりました。当時、社長のおじい様が外人さんになにか親切にしたことがあり、そのお礼にアイスクリームの作り方を教えてくれたんだそうです。
当時冷凍庫などまだまだ普及していない時なので、氷に塩を入れてキンキンに冷やしたアルミの容器に卵、牛乳、砂糖を入れ、かき混ぜるという本当に原始的な作り方でした。
でもそのアイスが美味しくて、近所で話題になり、そっちが忙しくなってなんとアイスクリーム屋さんに転向してしまったのだそう。
 
「社長、そのレシピを教えてくださった方はどなたなんですか?」
「それが誰も知らないんだよ」
えー、そんなことあるんですね~。
 
おじい様の親切な行動が発端で、アイスクリーム屋として今も小樽の街で人気を博している美園の始まりのお話でした。
その後、時代に流されて、多少レシピもいつの間にか変わってしまったこともあって、お客様からご意見をいただくことがありました。
そこで社長がとった行動は・・・「原点に返る!!!」でした。当時の外人さんから教わったレシピを覚えている、おばさまやご親戚に聞いて回って、食べてもらって、これだ!という当時のままのアイスクリームを再び完成させたのです。
 
どんな味かって?
それは食べてのお楽しみですよ・・・
 
といいながらちょっと私の個人的な感想を。
 
卵が多くてまるでミルクセーキのようなお味なんです~。
舌の上に乗せるとさーっと溶けてなくなってしまします。(アイスだから当然なんですが 笑)。後味がすっきりなんですよ。材料がほんとに新鮮でいいものなんだと思います。卵はヨード卵、牛乳は小樽の山中牧場の牛乳を譲ってもらっているとおっしゃってました。
 
本店でしか食べられないメニューがあります。それがこちら。
 
271029misono02.jpg
 

今回松屋で販売するのは、ソフトクリームとアイスクリームです。
271029misono.jpg
 
アイスクリームがあまりに美味しいので、これをソフトクリームにできないか聞いたところ先ほど言ったようにすぐ溶けてしまうので、難しいんですって。なのでちょっと違うレシピでソフトクリームは作ります。ということで、大正時代からのアイスクリームをソフトにした本店限定メニューです。
 
お店の雰囲気も大正ロマンを貫いていて、器も当時のままを再現しまた作ったそうです。ネコ脚の椅子も、ガラスの板の入ったテーブルも、100円入れて星座占いする置物も(ご存知の方は相当・・ですね 笑)囲まれいているとタイムスリップしたようです。これが今の時代にまた受け入れられていて、親子三代で来ても懐かしさと新しさを同時にみんなが味わえるわけです。
 
まだまだいろいろ書きたいこといっぱいあるのですが、皆さんも読み疲れてきたと思いますので、残りのお話を聞きたい方はぜひ会場で私をお探しください。いつでもお話しいたします。結構長いですよ・・・笑
 
お仕事のセンス抜群の漆谷社長、笑顔の素敵なキュートな奥様ありがとうございました。
銀座でお会いできるのをとても楽しみにしています。
 
271029misono03.jpg
 
 
 
**********
第12回 銀座の北海道物産展
2015年10月29日(木)-11月4日(水)
8階イベントスクエア<最終日17:30閉場>