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Vol.24 月光荘画材店 ~日比ななせ氏

2014年8月27日更新

訪ね歩いて来店する人々。ここには特別な時間が流れている。

──3年後の100周年を視野に入れ、日比さんは新時代の「月光荘」を作ろうとされています。子どもたちへのサポートもそのひとつですか?

子どもが持つ色の感覚や芸術的な感性を、最もよく理解していたのも父でした。なにせ虹を見た途端、その美しさに魅了されて渡ってみようとする少年でしたから(笑)。豊かな色彩感覚を持つ子どもにこそ、本物の画材を与えなければならないと考えていたのです。そういう理由から、「月光荘」は子ども用に特化した絵の具を作っていません。最近はこの考え方に共鳴し、当社の画材を導入してくださる幼稚園や小学校が増えてきました。嬉しいですね。また、親子揃って画材を直に体験できるワークショップも頻繁に開催しています。

──昨年12月にオープンされたサロン「月のはなれ」も、100周年に向けた「月光荘」の新たな一面ですね。

銀座に育てていただいた「月光荘」ですから、節目の年を控えた今こそ銀座にお返しをしたい。それには父が可愛がられた場所、そして父が若い画家たちを支援したサロンを復活させるのがベストだと思い、「月光荘」近くのビル5階に「月のはなれ」をつくったのです。ここはお客様同士が語らいながら、お酒や食事、生演奏を楽しめる現代のサロン。銀座を舞台に、新たな草の根文化を創造していきたいと考えています。
もうひとつの試みは、“街の絵屋さん”をコンセプトにした新店舗「M'ZO(エムゾ)」さんとのコラボレーション。高価な絵を売る画廊とは違い、魚屋さんや服屋さんと同じように、誰もが気軽に立ち寄れる雰囲気の中で、ゆっくり絵を選ぶことが出来ます。全てプロの作品で、値段は大きさと画家の人気度だけで決まる明朗会計。作品を持参しその場で額装し、持ち帰ったらすぐに飾ることもできます。

銀座8丁目のワンブロックの中で、画材を買って、絵を描いて展示し、“絵屋さん”で絵も買えて、額装も出来、最後にサロンで一服。絵に関することはすべて楽しんでいただきたいと願っています。

──日比さんは銀座生まれの銀座育ち、生粋の銀座人です。今の銀座はどのように見えますか?

銀座は街の様相も訪れるお客様の層も、大きく変わりました。でも「月光荘」だけは昔も今も変わらないと思っています。ふと見つけて入ってこられるお客様や、探しあてて来られるお客様が多いのです。「若い頃よく通っていたんですよ」「あなたのお父様にはよく叱られました」。そんな話を聞くと、ここだけ別の時間が流れているような気がしますね。父は24年前に亡くなりましたが、父が作った画材は店と共に世代を越えて愛され続けている。私の責務はそんなお客様の思いを次の世代へとつなげること。まだまだ頑張らなくてはなりません。

ワークショップ情報
2014年9月14日(日)14:00から 松屋銀座 屋上ソラトニワGINZA
グランドリニューアル1周年を記念したイベント、「銀座のステキな大人」DAYS。その一環として、画材を試してみながら絵を描いて楽しむワークショップを開催します。
※要予約/先着10名様

※本記事の内容は公開当時のものです。現在と内容が異なる場合があります。

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