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Vol.23 シネスイッチ銀座 ~吉澤周子氏、吉村俊一氏

2014年4月1日更新

大切な財産を活かしながら、良質な映画環境を提供していきたい

──昨年秋はNHKのドキュメンタリー番組をベースにした『ベニシアさんの四季の庭』が話題になりました。この作品は松屋銀座とも関わりがあったとか。

吉澤さん:上映に先駆け、松屋銀座で「ベニシアと仲間たち展」が開催されました。展覧会で劇場鑑賞券を販売するだけでなく、展覧会の半券を提示すれば当日の劇場一般料金を割り引くサービスも実施。相互にお客様を紹介する形ですね。作品自体も想像を超えた人気ぶりで、お客様の列が和光さんの前にまで続いたほど。ベニシアさんのファンの多さに圧倒されました。実はこれ以前、2006年に公開した『かもめ食堂』でも松屋銀座とのご縁があったんです。公開に合わせ、映画に登場する食器イッタラのキャンペーンを展開。お買い物をされた方に抽選で特別鑑賞券をプレゼントしたほか、7階のイッタラショップで映画のシーンを再現したコーナーなどを作りました。そうそう、『かもめ食堂』に出演していた片桐はいりさんは、かつて当館で「もぎり」のアルバイトをしていたんですよ。

──銀座にあることや女性客がメインであることを考えると、「シネスイッチ銀座」の顧客年齢層はやや高めになりますか?

吉澤さん:そうですね。シニア世代が多いことは確かですが、シニアと言っても60代と70代では嗜好性が大きく異なります。例えば『かもめ食堂』は30代の女性が多いだろうと踏んでいたんですが、実際には40代、50代の女性の割合が高く、意外でした。でもこの世代には北欧のライフスタイルに憧れを抱いている人たちが多いんですね。また去年の夏に上映した『クロワッサンで朝食を』は、70代から80代の女性客に支持された作品。映画の内容と同様に、パリに憧れるファッショナブルなシニア女性が多いことに驚かされました。総じて言えるのは、銀座にはセンスが良く元気にあふれた年配の女性が大勢集まってくるということ。こういう街はおそらく他にないでしょう。逆の言い方をすれば、当館にとっても銀座にとっても若いお客様が減っている点が課題ですね。若い人は銀座にも映画にも“ハレ感”を抱いていないのです。

──ここ数年で銀座の映画館は数が減りました。「シネスイッチ銀座」は今後どうあるべきでしょう?

吉澤さん:映画館を巡る環境は厳しくなっていますが、ニューヨークやパリに比べても、日本、特に東京で観られる映画の種類は圧倒的に多く、世界的にも恵まれたエリアです。銀座だけに限定しても、かつてのミニシアター全盛期より上映される作品数は増えている。気がかりなのは、シネコンが上映の主体になって以来、上映期間が2~3週間と短くなっている点ですね。観たいと思っていたのに終わっていた…そんな声をよく耳にします。当館の上映期間は概ね1ヵ月なので、ある程度余裕を持ってご覧いただけます。銀座にあること、女性に支持されてきたことは「シネスイッチ銀座」の大きな財産。銀座の街も映画館の形も変化は避けられませんが、この財産を大切にしながら、これからも映画を観る良質な環境を提供していきたいと考えています。

※本記事の内容は公開当時のものです。現在と内容が異なる場合があります。

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