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Vol.23 シネスイッチ銀座 ~吉澤周子氏、吉村俊一氏

2014年4月1日更新

座四丁目交差点の近くにある映画館「シネスイッチ銀座」。全国的にミニシアターが減りつつある中、ここは他館にはない独自の個性で観客を引き付ける“特別な劇場”になっている。中心層である女性を意識したプログラム、マニアではなく映画ファンを想定した親しみやすさ、そして細やかな心配りとサービス。作品選定を手掛ける吉澤周子さんと、支配人の吉村俊一さんにお話を伺った。

『ニュー・シネマ・パラダイス』で一躍その名を知られたミニシアター

──「シネスイッチ銀座」は昭和30年代に開館した「銀座文化劇場」がルーツです。劇場名が変わったのはいつからですか?

吉澤さん:1987年からです。2館のうち1館は「銀座文化劇場」としてハリウッドのクラシック映画を提供する役割、もう1館は各国映画と邦画を切り替え(スイッチ)ながら上映する劇場に変わりました。この時、「シネスイッチ銀座」という劇場名が誕生したのです。出資したのは劇場を運営する籏興行、配給会社のヘラルド・エース(当時)、フジテレビの3社。80年代後半は都内でミニシアターが増えた時期にあたります。当館はその先駆けのひとつでした。当時は邦画でも『木村家の人々』(1988年)や『きらきらひかる』(1992年)など話題作が多く、若手監督にとって登竜門的な劇場と言われていたんですよ。97年には「シネスイッチ銀座1・2」としてリニューアルオープン。私が籏興行に入社したのもこの年です。

──「シネスイッチ銀座」といえば、1989年に公開されたイタリア映画『ニュー・シネマ・パラダイス』が忘れられません。

吉澤さん:「シネスイッチ銀座」単館で、40週に及ぶ連続上映を行いました。観客動員数は約27万人、興行収入3億6900万円。単館上映でのこの成績は、いまだに破られていません。お客様が途切れなかったので本当はもっと上映できたのですが、ブッキングの関係で40週にとどめたと聞いています。今はこれほどの集客が見込める作品自体が少ないですし、あっても配給側や劇場の判断から単館での上映が難しいはず。記録が破られることはないと思いますね。ちなみに当館の興収第2位は『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997年)、3位は『リトル・ダンサー』(2001年)。3本とも小さな男の子が主人公の、心に響く名作です。誰にも分かりやすく、感動していただける作品が「シネスイッチ銀座」の特徴と言えるでしょう。

──今では当たり前のようになっている指定席制も、一昨年まで導入されませんでした。何か理由があってのことでしょうか?

吉村さん:当館は中高年のお客様が中心層。若い方には想像できないかもしれませんが、途中から入場して最後から頭の部分を観たいという方や、気分に応じて好きな場所に座りたいと仰るお客様が多かったんです。昔から当館を支えて下さったお客様の意向を大切にするため、最後まで指定席制にはしませんでした。さすがに近年は席を確保しておきたいというお客様が増えたため、導入に至りましたが。上映システムは2館ともデジタル化しましたが、フイルム映写機を残しているのも、50年以上続いている古き良き映画館の伝統を守っていきたいから。映写技師を目指していた私自身、『ニュー・シネマ・パラダイス』のような体験をしていますので、フィルムに対する思い入れが強いんです。

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